【森永乳業】47都道府県1万人超対象 全国一斉 「大腸環境(※)」実態調査2021年度 第3弾 「九州地方」篇 

森永乳業株式会社のプレスリリース

森永乳業は50年以上にわたるビフィズス菌の研究において得た知見や成果を、人々の健康にお役立ていただけるよう取り組んでまいりました。このたび、昨年度反響の大きかった全身の健康の要となる大腸の健康に関する意識と実態を明らかにする「大腸環境」実態調査の2021年版を行い、その結果を2021 年9月に発表いたしました。
今回は、「大腸環境」実態調査の2021年版から、沖縄を含めた九州地方の8県にフォーカスして分析した結果をご報告いたします。九州地方の分析に関しても、みなと芝クリニック川本徹先生に監修を、県民性診断を行うディグラム・ラボの所長木原誠太郎さんに分析を依頼しました。
※「大腸環境」とは…おなかの中でも特に大腸の健康状態のことを指しています。

<調査結果>
①九州地方全体では「大腸に不調がある人」も「便秘の人」も全国平均並み。
 快便偏差値を県別でみると九州地方内でも大きな差異。                  ・・・P2
②便秘を実感している人が最も多い大分県。
 鹿児島県は、大腸環境は乱れているが、便秘を自覚できていない可能性。  ・・・P3
③風邪をひきやすい県 全国1位 佐賀県、便が臭い県 全国1 福岡県
 発酵食品の摂取頻度は、沖縄県が最下位。                                       ・・・P4

・リリースの詳細はこちら
 https://prtimes.jp/a/?f=d21580-20220117-443f963df315482874afe0cd29290da9.pdf 

①九州地方全体では「大腸に不調がある人」も「便秘の人」も全国平均並み。しかし、快便偏差値を県別でみると
 九州地方内では大きな差異。

 大腸は全身の健康に重要な働きを持つ臓器ですが、大腸の健康状態は、地方によって差が生じるのでしょうか。
大腸(腸内、おなか)の健康状態の不調の有無を問う、『あなたは大腸(腸内、おなか)の健康状態に不調はありますか?』という質問に対して、全国平均では43.1%の人が“ある”(「ある」と「どちらかと言えばある」を合わせた「ある」計)と回答していますが、九州地方でもほぼ同様の42.0%となっています。また、「大腸(腸内・おなか)の健康状態に不調がある」と答えた方に対して具体的な不調を聞いてみた結果、「便秘」と答えた人は、全国平均では17.7%ですが、九州地方では16.5%と全国平均を少し下回り、便秘の人が少ない地方となっています。九州地方全体でみると大腸環境は全国平均並みの地域といえそうです。

 また、「大腸環境」の乱れの状況を明らかにするため、みなと芝クリニック川本徹先生監修のもと、全国47都道府県の20~50代男女12,032人(各県256人)に対し、14項目の「便秘指標」に関する質問を行い、それぞれの回答を点数化しました。その合計点数をもとに「快便偏差値」を算出し、都道府県別にランキング化しました。
 快便偏差値を地方別でランキングした結果、8つの地方の中で九州地方は4位でした。一方、県単位で快便偏差値を見ると九州地方の8県の中でも快便偏差値が最も高い、九州ナンバーワン快便県は長崎県*、一方で「大腸環境」の悪化が疑われる、快便偏差値が最も低い、九州ナンバーワン便秘県は鹿児島県*となりました。
(*「47都道府県1万人超対象全国一斉『大腸環境』実態調査」リリース 2021年 第1弾(2021年9月)参照)
 地域別で見れば九州地方は4位ですが、九州地方の8つの県を全国ランキングで比較すると、長崎県は7位、鹿児島県は45位と九州地方の中では格差がある結果となっています。

②便秘を実感している人が最も多い大分県。
 鹿児島県は、大腸環境は乱れているが、便秘を自覚できていない可能性。

 九州地方を県別でみると九州地方での県別格差の実態が伺えます。「大腸(腸内・おなか)の健康状態に不調がある」と答えた人は、多い大分県が最も多く48.4%と全国平均を上回るのに対して、最も少ない鹿児島県は、36.3%と全国平均を大きく下回る結果になっています。また、大腸(腸内・おなか)の不調として「便秘」と答えた人も、大分県と鹿児島県では約1.5倍程度の差が生じています。
 九州地方において、快便偏差値は鹿児島県が最も低い結果であったのに対して、実際の便秘と答えた人は鹿児島県が最も少ない結果となっています。これは、鹿児島県では大腸環境が乱れている人が多いものの、便秘と下痢を繰り返す神経型疲労タイプの便秘が全国で最も多く**、自分を便秘症と自覚できていない状態である可能性があります。(**「47都道府県1万人超対象全国一斉『大腸環境』実態調査」リリース 2021年 第2弾(2021年11月)参照)

③風邪をひきやすい県 全国1位 佐賀県、便が臭い県 全国1位 福岡県発酵食品の摂取頻度は、沖縄県が最下位。
 
 大腸環境の状態を探る14項目の「便秘指標」のうち、特に冬の時期に気になる『風邪のひきやすさ』については、佐賀県では30.9%が“風邪をひきやすい” (「ひきやすい」3.9%と「どちらかといえばひきやすい」27.0%を合わせた「ひきやすい」計)と回答しており、九州地方で最も風邪をひきやすい県となりました。これは全国47都道府県においてもトップでした。
 なお、『風邪の引きやすさ』では九州地方の半数の県が全国平均を上回っており、やや注意が必要かもしれません。大腸環境の乱れと風邪のひきやすさは、関係が薄いように思われるかもしれませんが、腸内環境が悪化すると免疫力が下がって風邪をひきやすくなると考えられるため、「大腸環境」は風邪のひきやすさと大きく関係すると言われています。

               <みなと芝クリニック 院長 川本 徹 先生のコメント>
 
 快便偏差値は、「排便日数」や「便の形状」、「ストレス」、「運動頻度」といった14個の便秘指標の合計点数をベースにしています。便秘指標の合計点数が高い人ほど「大腸環境が乱れている」、または「乱れやすい生活習慣を送っている」ため便秘になりやすい状態であることを表します。
 今回の調査では、九州地方で快便偏差値が最も低いのは鹿児島県でしたが、鹿児島県は実際に便秘を感じている人が最も少ない結果になっています。鹿児島県の便不調タイプの特徴を見ると、神経型の疲労タイプが25%と全国でもトップで、このタイプの便不調は便秘と下痢を繰り返すため、便秘症を自覚しにくい特徴があります。鹿児島県は、快便偏差値が45位であることから、大腸環境が乱れている、もしくは乱れる生活習慣を送っている人が多いものの、便秘と下痢を繰り返す神経型疲労タイプの便秘のため、自分を便秘症と自覚できていない状態である可能性があります。このタイプの便秘症も腸内環境を良くすることで、改善することが分かっています。
 また、今回の結果では、「風邪を引きやすい」と答えた人が最も多かったのが佐賀県でしたが、大腸の腸内環境が悪化すると免疫力が下がって風邪をひきやすくなります。それだけでなく、大腸は免疫状態以外の全身の健康に深く関わっています。寒さが気になる時期には特に大腸環境に配慮して、善玉菌を増やす水溶性食物繊維やビフィズス菌などの善玉菌を多く摂るように心掛けてください。

                 <ディグラム・ラボ 所長 木原氏コメント>
ディグラム・ラボのデータから、県民性との関連が推察されます。

■佐賀県が風邪をひきやすい理由
 佐賀県の人は、日本一頑固な性格。男性は「自分の性格は厳しい」で全国1位、女性は厳しいが他人に合わせる性格です。また、女性は「これからの自分の人生は暗いと思う」の全国1位でもあります。男女ともに、厳しくてストイック、かつ、周りの空気を読みすぎ頑張りすぎてしまう傾向があるため、体調を気にせずに頑張りすぎた結果、風邪をひきやすいのだと類推されます。

■福岡県が便の臭いがキツイ理由
 福岡県の人は、人とコミュニケーションをとるのが大好きで陽気な性格。女性は優しさで全国1位。ただし、ノリが良く優しいぶん、ストレスを溜め込みやすいです。一方で、男女ともに自己評価が低く自分卑下を強める傾向もあります。ストレスと自己評価の低さが、自身の便が臭いと気づく結果に繋がっているのではないでしょうか。

■沖縄県が発酵食品の摂取頻度が少ない理由
 沖縄県の人は、ノリが良く恋愛が大好きです。男女ともに「恋愛は自由にするのが好き」の全国1位。女性は「これからの自分の人生は明るいと思う」の全国1位でもあります。男女とも自分が若いと思っている人が多く、人生も明るいと思っているので、健康の不安をあまり感じていません。そのため、自分の好きなモノを食べる傾向が強く、発酵食品など健康に良さそうなイメージのある食品はあまり食べないのではないでしょうか。

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