ロレアル リサーチ&イノベーション、日本初のイノベーションピッチコンテスト 「グリーンサイエンス2021」にてファイナルセレクションを実施

日本ロレアル株式会社のプレスリリース

世界最大の化粧品会社ロレアルグループの日本における研究開発部門であるロレアル リサーチ&イノベーション(所在地:神奈川県川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)は2021年10月「グリーンサイエンス2021-イノベーションピッチコンテスト」の最終ステップとして、2022年1月18日にファイナルセレクションを実施しました。本ピッチコンテストは、ロレアルグループが注力しているグリーンサイエンスを日本におけるオープンイノベーションで活性化する取り組みの一つです。10月4日のオンラインキックオフから、厳正な書類審査を経て選ばれたスタートアップ企業10社がそれぞれの革新的な技術を競いました。ロレアルは、ビューティーテックのリーディングカンパニーとして、積み重ねてきたコスメティックサイエンスの知識と実績を異業種・異分野の企業と連携することで、これまで以上に地球環境に配慮したイノベーションを起こし、先進的な製品開発を行ってまいります。

● 最優秀賞(1社)

平和化學工業所様
化粧品容器に求められる性能を全く妥協せずに、サステナブルな化粧品容器の条件を満たすことが期待できる点が高く評価されました。

● 優秀賞(2社)

NU Protein様
環境負荷が細胞やバクテリアを使った既存の技術よりも明らかに低いという定量的なデータをご提示頂いた点が高評価につながりました。
 

環境エネルギー株式会社様
廃棄プラスチックから高品質な原料を作りだすことができ、ロレアルの目指すサーキュラーエコノミーに大きく貢献できると期待されること、また、児童労働等、社会問題への解決も目指されていることが、弊社が掲げるロレアル・フォー・ザ・フューチャーの理念にも合致していると評価されました。

■ グリーンサイエンス2021ピッチコンテスト
ロレアルグループは、社会・環境問題に対応する目的で、製品開発において「グリーンサイエンス」を推進しています。本ピッチコンテストは、ロレアルグループのグローバルコミットメント「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」(*1)におけるディスラプティブ・イノベーションのための重要な柱のひとつ「グリーンサイエンス」による新たな価値創造のため、有望な技術をもったスタートアップ企業、中小企業を対象に実施しました。2030年に向けて、製品に使用する成分の95%を再生可能な植物由来、あるいは豊富に存在する鉱物を原料としたものにするなどと定めた目標を達成するために、革新的な製品性能と高いサステナビリティを両立させるため、ロレアルは外部の技術を積極的に取り入れ、グリーン製品の開発を加速させていきたいと考えています。グローバル規模で製品開発を共同で進めるための主要なパートナーを探すオープンイノベーションの一環として、日本のバイオテクノロジーを活用し、戦略的に取り組むべき技術的課題を、パートナー企業とともに解決していきます。

***

*1「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」
ロレアルは、2030年に向け新たなサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を 2020 年 6 月にスタートさせました。「地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)」に基づいて、気候、水、生態系、自然資源など全てのインパクトに関して、新しい定量的な目標値を導入し、事業の変革を目指しています。これらの新しい目標値は、ロレアルの直接的な取り組みにとどまらず、サプライヤーや製品を使用する消費者までを網羅しています。

***

■ ロレアルグループについて
ロレアルは、100 年以上にわたって美に専念してきました。35*の多様で補完的なブランドからなる独自の国際的なポートフォリオにより、グループは 2020 年に 279 億 9,000 万ユーロの売上高を達成し、世界中で 85,400 人の従業員を雇用しています。世界有数のビューティーカンパニー であるロレアルは、マス市場、百貨店、調剤薬局・ドラッグストア、ヘアサロン、トラベルリテール、ブランドリテール、E コマースなど、あらゆる流通ネットワークに展開しています。 研究とイノベーション、そして 4,000 人の研究専任チームは、ロレアルの戦略の中核であり、世界中の 美への熱望を叶えるために活動していま す。ロレアルは、2030 年に向けてグループ全体で意欲的な持続可能な開発目標を掲げ、より包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステム を強化することを目指しています。*L’ORĒAL Annual Report 2020 に基づく  https://www.loreal.com/

■ 日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンターについて
日本における研究開発は1983年にスタートし、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(所在地:川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)として、戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。数ある外資系化粧品企業においても、もっとも歴史ある研究開発部門であり、いち早く日本の文化、歴史、社会を深く理解し、200名以上の研究員が、ラグジュアリーブランドをはじめ、グループの各ブランドおよび様々なカテゴリーの製品開発を行っています。代表的なブランドはランコム、シュウ ウエムラ、キールズ、ヘレナ ルビンスタイン、ケラスターゼ、ロレアル プロフェッショナル、メイベリン ニューヨークなど。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/science-and-technology/beauty-research-and-innovation/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。