ポーラ文化研究所のプレスリリース
ポーラ・オルビスグループで化粧に関する研究活動を行うポーラ文化研究所(所在地:東京都品川区)は、調査レポート「ウィズコロナ時代の化粧意識・行動分析」を6月30日に発表しました。15~64歳の女性1,500人を対象とし、ウィズコロナ時代の化粧意識やスキンケア・メーク状況について、新型コロナウイルス(COVID-19)が広がる前との比較やコロナ終息後の化粧への希望を探りました。
レポート詳細はポーラ文化研究所ホームページで公開しています。
調査レポート:https://cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/report/pdf/210630withcorona.pdf
<スキンケア>頻度・時間・金額は「変わらない」が全体の約8割
・15~29歳では2割以上が「増えた」と回答し、他年代より多い。45~64歳では約8.5割が「変わらない」と回答。
・スキンケア頻度が増えた人に理由をたずねると、トップは「家にいる時間が増えた」。
・頻度が変わらない人の理由上位は「スキンケアを続けないといけない」「生活のリズムに組み込まれている」。
・コロナ前と現在の平均時間を比較すると、朝 8.13分→8.36分、夜 9.14分→9.77分 とやや長くなっている
・コロナ前と比べたスキンケア投資金額は、「変わらない」が79%と全体の多数を占める。「増えた」は8%、「減った」は13%。
<メーク>頻度は「減った」が全体の約4割、「変わらない」が約3割
・20~64歳では約4~5割が「減った」と回答。 一方、15~19歳では2割が「増えた」と回答し、他年代より多い。
・メーク頻度が減った人の理由上位は「人と会う機会が減った」「外出することが少なくなった」「マスクすることで顔が隠れる」。
・コロナ前と現在の平均時間を比較すると、13.79分→12.63分 と1.16分短縮。
・コロナ前と比べたメーク投資金額は、「変わらない」が70%と全体の多数を占める。「増えた」は5%、「減った」は26%。
コロナ終息後にスキンケア・メークで一番したいことは「口紅・グロス・リップメーク」
・「今後、コロナが終息しマスクや密を気にしなくてよい世の中になったとしたら、スキンケアやメークに関して一番にしたいこと」に対する自由回答の頻出ワードのトップは「口紅・グロス・リップメーク」、次いで「メーク」。
◇本調査について
首都圏に居住する15~64歳の女性1,500人を対象に、2020年10月30日~11月4日にインターネットにて調査を実施しました。本レポートでの「コロナ前」は「新型コロナウイルスが広がる前」を指し、調査の設問では「新型コロナウイルスが広がる前(2020年1月以前)」と示しています。
◇ポーラ文化研究所とは
ポーラ文化研究所は、化粧を美しさの文化としてとらえ、学術的に探究することを目的として、1976年に設立されました。日本と西洋を中心に、化粧文化に関わる資料の収集と調査研究を行っているほか、国内外の美術館への展示協力や、現代の化粧・美意識やライフスタイルに関する調査の実施・公開などを行っています。
ポーラ文化研究所HP:https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp
★ウィズコロナ時代の化粧 スキンケア・メーク頻度・時間・投資金額変化(一部抜粋)
コロナ前(2020年1月以前)と比べ現在は、
➤スキンケアでは、頻度・時間・金額ともに「変わらない」が全体の約8割と多数を占めている。
➤メークでは、頻度は「減った」が43%、「変わらない」が33%。メークの時間・金額は「変わらない」が約7割と多数を占めるが、スキンケアに比べると「減った」の割合が多い。
コロナ前と比べた現在のスキンケア頻度を年代別にみると、
➤15~29歳では2割以上が「増えた」と回答し、他年代より多い。45~64歳では約8.5割が「変わらない」と回答。
➤スキンケア頻度が増えた人に理由をたずねると、トップは「家にいる時間が増えた」
➤ 頻度が変わらない人の理由上位は「スキンケアを続けないといけない」「生活のリズムに組み込まれている」。
コロナ前と比べた現在のメーク頻度を年代別にみると、
➤20~64歳では約4~5割が「減った」と回答。 一方、15~19歳では2割が「増えた」と回答し、他年代より多い。
➤メーク頻度が減った人の理由上位は「人と会う機会が減った」「外出することが少なくなった」「マスクすることで顔が隠れる」。
■コロナ前と比べた現在のスキンケア・メーク 頻度・時間・金額(1ヶ月あたりの投資金額)
■コロナ前と比べた現在のスキンケア頻度(基数:15~64歳全員 1,500人)
■スキンケア頻度の増減理由_上位抜粋
■コロナ前と比べた現在のメーク頻度(基数:15~64歳全員 1,500人)
■メーク頻度の増減理由_上位抜粋
★ ウィズコロナ時代の化粧 コロナ終息後に一番にしたいこと(一部抜粋)
➤「今後、コロナが終息しマスクや密を気にしなくてよい世の中になったとしたら、スキンケアやメークに関して一番にしたいことは」という質問に自由回答形式で答えてもらったところ、最も多く書かれたワードは「口紅・グロス・リップメーク」の299件。コロナ前と比べたメークの頻度は「減った」が43%だったが、コロナ終息後には、「好きな色の口紅をしっかりと塗って外出したい」「口紅をきれいに引いて心置きなく笑いたい」など、リップメークに関わる自分のありたい姿、楽しむシーンを明確に描いている意見がみられた。
■コロナ終息後、マスクや密を気にしなくてよい世の中になったら、スキンケアやメークに関することで一番にしたいこと 自由回答に書かれた頻出ワード(基数:15~64歳全員 1,500人)
■コロナ終息後、マスクや密を気にしなくてよい世の中になったら、スキンケアやメークに関することで一番にしたいこと 自由回答抜粋 ※15~64歳全員(1,500人)の自由回答から任意に一部抜粋
・リップメークなどマスクで隠れている場所のメークにも力をいれたい(18歳)
・濃いメークをして遊びに行ってたくさん写真を撮りたい(18歳)
・マスクに化粧がつくことを気にしないで思いっきりメークしたい(20歳)
・口紅をきれいに引いて心置きなく笑いたい(24歳)
・マスクで隠れていた部分のメーク(チークやリップ)を楽しみたい(25歳)
・化粧品を買うときにタッチアップをして商品を選びたい(35歳)
・スキンケアやメーク商品のテスターをいろいろ試しながら買い物をしたい(39歳)
・メークをして気にせずたくさんの人と会話したい(40歳)
・マスクを外して普通にメークをして外出したい(44歳)
・店頭で美容スタッフに肌診断を受けたい(56歳)
・口紅が一番、自分の顔を象徴するものだと思っているから、自分の好きな色の口紅をしっかりと塗って外出したい (59歳)
<実施概要>
調 査 名:ポーラ文化研究所 化粧文化調査2020
調査時期:2020年10月30日(金)23時 ~ 11月4日(水)23時
調査方法:インターネット調査
分析対象:首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に居住する15~64歳の女性1,500人 ※中学生を除く
(15~19歳、20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳、50~54歳、55~59歳、60~64歳:各150人)
※本調査はインターネット調査であるため、対象者はインターネットユーザーであることが前提である。
※本レポートでの「コロナ前」は「新型コロナウイルスが広がる前」を指す。調査の設問では「新型コロナウイルスが広がる前(2020年 1月以前)」と示した。
調査レポート:https://cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/report/pdf/210630withcorona.pdf
※詳細データはホームページのレポートでご覧いただけます。