「伝統の継承と自然との共存」 – 種子島モデルの創造へ

黒糖「ゆめのたね」プロジェクトのプレスリリース

黒糖「ゆめのたね」プロジェクト(事業所:鹿児島県西之表市、代表:川口博和)は、「新しい生き方を創造し、自然と共に生きる」をコンセプトに、みんなで楽しい未来に「ゆめのたね」を育んでいこう!という想いから誕生しました。その第一弾としてスタートしたクラウドファンディング「黒糖を育む稀少な『三段登窯製法』 種子島・沖ヶ浜田の砂糖小屋から 次の百年へ」もいよいよ終盤!今後はこのプロジェクトを種子島から日本中へ発信し、想いを共有できる人達の輪を拡げてゆくことで、心豊かな暮らしと共生の社会を目指す「ユートピアの創造」に挑戦します!

 

 

▼クラウドファンディング概要(現在進行中)
鹿児島県の離島「種子島」に百年以上続く黒糖の伝統「三段登窯製法」を継承すべく、薪のみを燃料に、有機農業のサトウキビを全て手刈りし、一本一本を丁寧に選別した茎のみを使い、稀少な限定生産の黒糖ができました。トロリと濃醇に舌をくすぐり、深い余韻を醸し出す「食べる黒糖」を全国へお届けします♪

【CAMPFIRE クラウドファンディング URL】
https://camp-fire.jp/projects/view/539685

黒糖「ゆめのたね」プロジェクト(事業所:鹿児島県西之表市、代表:川口博和)は、2022年1月20日より国内最大級のクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて、プロジェクトをスタート致しました。

目標金額100万円を9日間で達成し、全国各地から130名を超える支援者が集まる注目のプロジェクト!

2022年2月28日に終了するクラウドファンディングの次のビジョンとして、地元素材を生かした商品開発を続けると共にシンプルな生き方や自然が大好きな仲間たちと新しい生き方を提案する「種子島モデルを創造したい!」と意気込んでいます。

▼「種子島モデルの創造」とは?
 

 

ゆめのたねプロジェクトは、伝統文化と自然豊かな島の価値を再発見し、

ヨギーやサーファーをはじめとした「ナチュラルでオーガニックを好む移住者達」を中心に、

農林漁業をはじめ音楽やアート、芸術、ヨガ、マインドフルネスに彩られた『創造的な島づくり』を目指しています。

そこから製造される品々をみなさんに提供することで、種子島から地方創生のモデルとなる「新しい生き方」を発信しています。

その第一弾である「種子島の黒糖」をたくさんの方が支援してくださり、心から感謝しています。

現在、種子島の自然に多く存在する希少種「日本ミツバチ」の養蜂を仲間がおこなっています。さらに南西諸島の長命草などの希少種も多く存在しています。

これからは、「(仮)ゆめのたね創造クラブ」のようにネットワークして、種子島を起点に「新しい時代への転換を可能にするコミュニティ」を一緒に創造していきたいのです。

▼なぜ、種子島では「ユートピアの創造」が可能なのか?

黒潮に囲まれた種子島は独特の歴史文化を誇っています。

古来海上貿易のハブとして栄えると共に、アジア交流の中継点でもありました。生物分布でも南限北限の境界域でも両方の動植物が多く観察されています。

また、古くから多禰国(たねのくに)が成立しており、大和朝廷に種子を献上した、という歴史があります。

鉄砲伝来は有名ですが、その国産化の製造技術と製鉄場が多く存在したことはあまり知られていません。

鉄砲という当時の最先端技術をたった6ヶ月で模倣するインフラがあったのです。

黒潮に囲まれ太平洋を望む種子島。はるか遠くから押し寄せてくるグッドウェーブはサーファー達の憧れでもあります。また、近年では雄大な自然の中で行う「ヨガ」が注目されつつあります。

「自然に囲まれたシンプルな生き方」を求め、この島へ生活の拠点を移す者も多く存在し、移住者が豊かな森とミネラル成分を含んだ肥沃な土壌と共存しながら

「オーガニックなサトウキビ栽培」「伝統を継承して美味しい黒糖を生産する」など、新たな挑戦が行われています。

自然の恩恵を受け、自然を愛する者たちが集う種子島であるからこそ、豊かな自然環境を守り、共存しながら「人間的で平和な未来のユートピア」を築き上げることができるのです。

▼移住者が有機農業サトウキビで作る「種子島の黒糖」

ご存知ですか?サトウキビは「島によって」味が違います!

種子島は南西諸島の北限で、屋久島より北にあります。南の奄美諸島との間に生物分布境界線として「渡瀬線」があり、北の九州本土との間に「三宅線」が存在します。

その位置にあることによって、南限北限の動植物が混在し、独特の生態系を醸し出しています。

種子島より南にある島々のサトウキビの方が糖度が高く、製品化率(歩留)は高いのです。

種子島のサトウキビは、糖度では不利になりますが、そのおかげでミネラルバランスが良くなり、甘さ控えめの独特の美味しさになるのです。

甘すぎない風味。
これが、種子島の黒糖の
『美味しさの秘密』。

サトウキビは「畑によって」
「栽培方法によって」味が違います!

黒糖作りのポイントは、
サトウキビをいかに美味しく育てるか!にあります。

栽培の工夫として、収穫量の多さを競うより、サトウキビが甘さを蓄えることにポイントを置きます。

肥料を抑えて硝酸体チッ素が抜けるように完熟させて、葉の青い上部を大胆にカットし、薄皮やヒゲ根を剥ぎ取り完熟部分のみを収穫して使います。

黒糖は「製造方法によって」
味が違います!

サトウキビの搾汁液は加熱していくと水分が蒸発し粘度が高まり温度が上昇していきます。

この時120℃を超えると独特の香り(フレーバー)が出てカラメル色がつきます。しかし125℃以上になると焦げ付き始め苦味が出ます。

この中間の温度帯で、液汁をいかに煮固めていくかが秘訣。これはその都度、温度計で測って対応できるようなものではありません。

一瞬一瞬の液の状態を見た目(泡など)、香り、音、エブリなど道具に伝わる感覚など五感で判断し素早く対応していきます。

失敗し焦げ付いたものは、廃棄する徹底ぶり。逆に加熱不足であると結晶化が不足し、味が変わり「生チョコ状」で伝統黒糖とは違うものになってしまいます。

このため、工場では薪の炊き方、石灰の投入分量、攪拌による温度コントロールと、極めて繊細な作業工程が求められるのです。

加工助剤としての石灰(水酸化カルシウム)はこんにゃくでも使用するサトウキビの搾汁液を固形させる助剤です。しかし、この助剤を加える量が難しいのです。

サトウキビの液汁の状態で投入量を調整しますが、加えすぎると色が黒変し味が悪くなります。一方で少ないと固まりにくくなります。これをうまく調整し、伝統の黒糖に仕上げていくのです。

この技術を使うのが「三段登窯」と「舟形鉄平底釜」による製法です。

この「三つの釜」でサトウキビの搾汁液の温度を操作することによって、液温のコントロールが可能となりますが、操作は非常に難しく、焼けこげや温度不足などで失敗し、製品化できないこともありました。

以上のように、種子島の黒糖の「独特の香りと味」は搾汁液の温度のコントロールに秘密があります。こうして仕上げた黒糖は他にはない「繊細な風味」を持つものとなります。

種子島の黒糖を使っていただいている
「医療機関もあります!」

博多にある「BOOCSクリニック」では種子島の黒砂糖を「脳疲労の特効薬」として、患者さん達にお薦めしています(お薬ではなく)。

良質な黒砂糖は「身体のバランスを整える」だけでなく、様々な糖類とミネラルが身体の癒し効果も高めます。

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黒砂糖は、白砂糖に比べてビタミンやミネラルの含有量が高く、身体に負担をかけることなくゆるやかに吸収されるので、血糖値の急激な上昇を防ぐという利点があります。

黒砂糖は、脳を活発にし、元気にしてくれる働きもあり、まさに脳疲労の特効薬といえます。

黒砂糖は、血液中のコレステロールや中性脂肪の低下作用があります。これこそが、黒砂糖のワックス成分(サトウキビの茎の表皮についている植物を保護する脂質成分のこと)の効用。

またストレスに対する抵抗力を促進し、生殖機能を高める働きがあることも明らかにされています。

しかも白砂糖に比べて、虫歯になる確率がおよそ半分という統計も。

食生活の西欧化などにより生活習慣病などが増え続ける現代、未精製の黒砂糖は健康づくりの救世主として見直され始めています。

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【BOOCSクリニック福岡 公式HPより引用】
出典:BOOCS クリニック福岡 公式HP
https://www.boocsclinic.com/fukuoka/s-diet/index4.html
(HP上では「鹿児島喜界島産」とありますが、現在は「種子島産の黒糖のみ」を使用されていることを確認済みです)

種子島のお年寄りは「習慣として」
毎日黒糖を食べている方が大勢います!

畑仕事以外にも普通にちょっとした休憩やお茶請けに、小さくカットして2、3個ずつそのまま食べるのが一番です。そのせいか長寿で元気な高齢者が多い島でもあります。

【CAMPFIRE クラウドファンディング URL】
https://camp-fire.jp/projects/view/539685

※この起案は,鹿児島県令和3年度これからの6次産業化等商品開発・販路拡大モデル育成 事業クラウドファンディングを活用した新商品開発の促進プロジェクトです。

■プロジェクト概要
団体名:黒糖「ゆめのたね」プロジェクト
代表者:川口 博和
所在地:〒891-3101 鹿児島県西之表市西之表7686-10
設 立:2021年8月
事業内容:黒糖「ゆめのたね」プロジェクトとは、ヨガやサーフィンの聖地とされる種子島で、田畑、里山、海の環境保全や古民家再生などによる新しい地方創生を目指して、2021年に結成されたプロジェクト。種子島で約3年間、沖ヶ浜田(おきがはまだ)黒糖生産協同組合で働いている川口 博和(かわぐち ひろかず)が中心となり、自然環境を守り、共存しながら「人間的で平和な未来のユートピア創造」を目指しています。  
Facebook 応援グループ URL:https://www.facebook.com/groups/yumenotane.kokutou

 

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