ジョイセフ、駐日欧州連合(EU)代表部と協力してG7サミット 2023に向け日本におけるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの普及を目指す

公益財団法人ジョイセフのプレスリリース

国内外のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利、以下SRHR)を推進する、国際協力NGO 公益財団法人ジョイセフ(東京都新宿区、理事長:石井澄江)は、今般、駐日欧州連合(EU)代表部と協力し、2023年に日本政府の主催で開催されるG7サミットに向け、日本におけるSRHRを推進していくことになりました。
ジョイセフと駐日EU代表部は、ジェンダー平等とSRHRに関する4つのイベントを共同で開催する予定で、第1回のイベントは、国際女性デーに合わせて3月16日に予定しています。
▶イベントのお申し込みはこちら: https://ja.eujapanspa.jp/copia-de-gender-event

今回の連携は、昨年3月に共同開催したジェンダー平等と若者世代に関するセミナーの成功を受けてのものです。このイベントには大使、議員、若者の代表が国際女性デーに合わせて集まり、性教育、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、性暴力などの重要なトピックが取り上げられました。

駐日EU代表部は、日本/EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の下、日本におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメントの推進に積極的に取り組んでいます。SRHRは、EUのジェンダー平等戦略2020-2025、ジェンダー行動計画の主要な優先事項の一つでもあります。

すべての人、特に女性のSRHR実現のためには日本にはまだ様々な困難があります。15~49歳の女性のうち経口避妊薬を使用しているのはわずか1.1%(UN Contraceptive Use by Method 2019)。緊急避妊薬は医師の処方が必要で、世界90カ国以上で販売されている中絶薬もまだ承認されていません。克服すべき課題は多くありますが、日本ではSRHRへのアクセスは極めて限られていることが、日本のジェンダー不平等の背景にあると指摘されています。

ジョイセフは日本と海外でSRHRを強力に促進する組織の一つです。ジョイセフは、日本で新たに結成されたSRHRユースアライアンス( https://www.joicfp.or.jp/jpn/srhru30jp/ )とともに、2023年のG7会議に向けて、日本政府によるSRHRへのより強いコミットメントを生み出すとともに、一般市民の間でSRHRに関する知識や情報を共有し、社会のSRHRに対する認識を変えるために駐日EU代表部と連携していきます。
 

●2021年3月、駐日EU代表部はジョイセフと共同でジェンダー平等に関するイベントを開催し、各国大使、国会議員、若者代表が参加しました。SRHR問題が主要議題の一つとして取り上げられました。

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公益財団法人ジョイセフ
https://www.joicfp.or.jp/

 ジョイセフは、世界のどこにいても女性が自分の人生を自分の意思で選択できる社会をめざし、主に、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRHR)を推進する、1968年に誕生した日本生まれの国際協力NGOです。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の支援活動を行っています。2011年の東日本大震災を機に日本国内での支援活動を開始。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。

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