株式会社アデランスのプレスリリース
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役 津村 佳宏)は、2021年6月10日(木)~6月13日(日)に開催された第120回日本皮膚科学会総会で、アデランスがスポンサーシップをとるランチョンセミナーを開催しました。
会期中の6月11日(金)にアデランス共催のセミナーが実施され、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授の乾 重樹先生が講演し、浜松医科大学 皮膚科学講座 准教授・病院教授の伊藤 泰介先生が座長を務めました。
日本皮膚科学会は、皮膚科学に関する研究・教育と医療について、その連絡連携を図り、皮膚科学の進歩・普及に貢献し、それをもって学術・医療の発展に寄与することを目的として、全国各地の1万2千人を超える会員によって組織されている公益社団法人です。
毛髪をはじめ、人体最大の臓器ともいわれる「皮膚」に関するあらゆる治療や研究に関する学術情報や、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」を扱う学会としても知られています。
第120回を迎える今回は、「Dermatologic Dermatropic Dermatrophic」をテーマに開催され、アデランスが本学会に共催するのは今回で連続5回目となります。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携において毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■アデランス共催ランチョンセミナー 講演概要
座長
浜松医科大学皮膚科学講座 准教授・病院教授
伊藤 泰介 先生
演者
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄附講座 特任教授
心斎橋いぬい皮フ科 院長
乾 重樹 先生
演題
Light emitting diode (LED)照射機器の有用性を探る
講演内容
皮膚科における新しいデバイスとして Light emitting diode (LED)の可能性につ いて、その新展開を演者らのデータをまじえて解説する。
演者らは赤色 LED をマウス背部や培養ヒト毛乳頭細胞へ照射し、毛乳頭から誘導 される HGF、VEGF、Leptin を介して成長期が延長することを示してきた。
男性型脱毛症および女性型脱毛症に対して単独療法として6か月間赤色LED照射を行ったところ、4例中3例で毛髪数、毛直径、軟毛率の改善が得られた。さらに、毛髪医療だけではなく美容領域でも有用性が示唆されて、尋常性ざ瘡に対し、脂腺 細胞の皮脂産生や増殖抑制を介して赤色および青色LEDが効果を示し、皮膚のしわに対しても赤色LEDがコラーゲン合成低下や亢進したMMP発現を抑制することにより、エイジング自体を改善している。
演者らが行っている基礎的実験の最新データについても述べられた。
学会概要
学会名称:第120回日本皮膚科学会総会
会 期:2021年6月10日(木)~6月13 日(日)
会 場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)※Web 配信とのハイブリッド開催
会 頭:自治医科大学皮膚科学講座 教授
大槻 マミ太郎 先生
※アデランス共催のセミナーは、6月11日(金)に開催されました。