カイコでつくる「食べるワクチン」で、ノロウイルスで命を落とすアフリカの子供たちを救う!

KAICO株式会社のプレスリリース

当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「KAICO」の夢です。
現在開発されているワクチンの多くは、医療機関における注射で接種するものが主流で、世界では医療体制が整っていない地域もあり、そのようなところではワクチンを接種することが困難な状況です。当社が開発を進める「経口ワクチン」は、誰でもどこでも簡単にワクチンを摂取できることを目指しており、アフリカの奥地にも届けることができるようになります。
ノロウイルス感染症は、毎年世界で7億人以上が罹患し、発展途上国を中心に20万人が死亡すると推定されておりそのうち1/4が未来を担うはずの5歳児未満の幼児です。現在、ノロウイルスワクチンの実用化例はまだありません。
「ノロウイルス経口ワクチン」を早期に実用化することで、アフリカ等の衛生環境が未整備の地域でのワクチン摂取を普及させ、ノロウイルス感染症を防ぎ、子供たちの命を守りたいと考えています。

KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和建太、以下:KAICO)は、口から摂取することで抗体価を上げる「経口ワクチン」の開発に取り組んでいます。

■ KAICOの強み
KAICOは、難発現タンパク質の医薬品・診断薬・試薬を開発することを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。KAICOは九州大学のオリジナルカイコを利用し、ワクチン、バイオ医薬品、診断薬などの大きな潜在需要がありながら、低コスト生産が実現できていない難発現性タンパク質を大量生産できる生産プラットフォームを商業的に構築しています。

■ 「経口ワクチン」とは
「経口ワクチン」とは、口から摂取することで抗体価を上げることができるワクチンです。通常、ワクチン原料となるタンパク質は、口から摂取するとアミノ酸に分解されてしまうため、免疫の獲得は困難ですが、KAICOが開発生産したワクチン抗原タンパク質が、経口摂取でも注射と同じように免疫を持つことが確認されました。本技術については、2021年4月に特許出願しております。
「経口ワクチン」が実用化されれば、個々人が必要な時にドラッグストア等で購入して自分で摂取することができます。注射のための医療人材や注射器等が不要で、常温管理可能なため輸送も簡易で、世界各地のワクチンを必要とする人に届けることができます。

■ 実現したい夢
KAICOがワクチン開発で取り組むノロウイルスは、日本では2~3日で完治する感染症ですが、衛生環境の悪い開発途上国では死に至るケースもあり、年間20万人(そのうちの5万人が幼児)がノロウイルスで命を落としている実情があります。KAICOはこの地域にこそ「経口ワクチン」を届けたいという思いで開発に取り組んでいます。「ノロウイルス経口ワクチン」を早期に実用化することで、アフリカ等の衛生環境が未整備の地域でのワクチン摂取を普及させ、ノロウイルス感染症を防ぎ、子供たちの命を守る、それがKAICOが必ず実現したい夢です。

■ 会社概要
会社名    KAICO株式会社
代表者    代表取締役 大和建太
設立日    2018年4月2日
本社所在地  福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1)  タンパク質の受託発現
(2)試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP      http://www.kaicoltd.jp

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

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