「Ladyknows」再始動。女性の健康・社会課題に焦点を当てるarcaの自社プロジェクト

株式会社arcaのプレスリリース

クリエイティブ・アクティビズムを掲げ、「社会性とパーパスを軸にしたコミュニケーション」と「世界観に拘るブランディング」の2つの軸で企業の課題解決を行う株式会社arca(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:辻愛沙子、以下arca)は、2022年4月10日より女性の健康や社会課題を明らかにし、その解決を目指す「Ladyknows」を自社事業の一環として再スタートさせました。

 

 

  • 女性を知る。社会を知る。自分を知る。“Ladyknows”に込めた思い

日常に潜む小さな違和感から、日本中を騒然とさせた社会問題、そして、自身の身体のデリケートな悩みまで。
社会には、ジェンダーや性別にまつわるさまざまな痛みや不均衡が存在しています。

例えば、ビジネスや政治の世界。
日本の上場企業の役員は男性が92.5%に対し、女性役員はたったの7.5%。
これは先進国の中でも特に低い数字で、男性主導の文化が残っていることを表しています。

例えば、婚姻時の改姓。
96%の女性が男性側の「姓」に「改名」をしている事実があります。

「健康診断を受けられていない人」の内、最も多いのは「20代・30代の女性」です。
30代女性に関しては44%も受診できていません。

自身の身体と健康のことを知る。
女性が直面する社会の不条理を知る。
すべての人を取り巻く不均衡を知る。
どんな大きな問題も、解決の第一歩は「知る」ことにある。

その考えから「Ladyknows」という名を掲げました。

前述の通り、女性を取り巻く課題は山積しています。
しかし少しづつ、着実に、“女性だけの問題”から“社会全体の問題”へと変化していることも事実です。
私たちの試みはまだまだ小さなものですが、小さな一歩こそが社会を変える。
そう信じて、Ladyknowsは再始動します。

ウェブサイト:https://ladyknows.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/Ladyknows_arca

  • 事業概要

Ladyknowsの事業の根幹は「女性が置かれている現状を可視化すること」。そのために、さまざまな軸でプロジェクトを展開していく予定です。

1. 女性にまつわるデータや当事者の声の可視化
公式ウェブサイトやSNSを通じて、女性にまつわる社会問題を発信していきます。
また、データや声を元に、女性をめぐる社会問題を解決する後押しになるようなプロジェクトやイベントなどを企画・実施いたします。

参考)Ladyknows Fes 2019

2. 常設ギャラリー「Ladyknows Gallery」
 医療ウェルネスモール「Welpa(ウェルパ)」(心斎橋Parco内)に、Ladyknows初となる常設ギャラリーをオープンいたしました。ジェンダーにまつわるさまざまなテーマや切り口でアートを通じた課題提起をし、来場者の方と共に考えていくインタラクティブな展示を展開していきます。 
Welpa公式ページ:https://wellness.parco.jp/welpa/shinsaibashi/

3. パートナー企業とのプロジェクト
パートナー企業とのプロジェクト Ladyknowsの思いに共感してくださる企業と共に、コラボ企画や商品開発、ブランド開発などを行います。女性を取り巻く様々な不便や不利益、不均衡を解消することを目指していきます。

参考)Twitter社とのコラボ企画「うちの母のここがスゴイ」
 

 

  • 初の常設ギャラリー「Ladyknows Gallery」について

2021年11月19日にオープンした、医療から物販・サービスをシームレスに提供する医療モール 「Welpa(ウェルパ)」(心斎橋PARCO・10階)内に、Ladyknows初となる常設ギャラリーを展開しています。展示内容は、年間テーマに沿って定期的に入れ替わる予定です。
 

 

 

2022年・年間テーマ「人生100年時代のオンナたち」
【世代を越えたシスターフッド展】
知らず知らずのうちに内面化している「年齢」にまつわるしがらみ。
実際に経験した年齢にまつわる「違和感」をアンケートで集め、それらを展示に落とし込みました。
参加型の企画などを通じて、来場者の方にもシスターフッドを実感していただけるような仕掛けをご用意しています。

展示期間:2022年4月8日(金)〜6月30日(木)(予定)
予約不要・無料
営業時間/休業日:心斎橋PARCOに準じる
 

  • 株式会社arca CEO辻愛沙子のコメント

令和を迎えたこの時代は、若者と⼤⼈、⼥性と男性、家庭とキャリアといったさまざまなアイデンティティの違いや二項対立のような壁を、企業も個人も正しく認識し、内省や対話を重ねていく相互理解の時代に突入しているように感じています。個々の選択や意思を尊重し、“誰かの課題”ではなく“社会全体の課題”として共に連帯し向き合うことのできる社会へと私たちはいよいよ歩みを進めているのではないでしょうか。

そんな時代の過渡期である今、Ladyknowsを再始動させる運びとなりました。 

これまで先⼈たちが紡いできたシスターフッドのバトンを少しでも良い形で次世代に託していけるよう、そして今を⽣きる私たちがステレオタイプに縛られることなくさまざまな選択肢を手にし、自分らしい⼈⽣を⽣きていけるよう、Ladyknowsを通してできる限りのアクションを起こしサポートしていきたい。

そんな思いで、当時24歳の私が起こした小さな火種を今改めて松明に灯し、少しでも暗闇を照らす灯りになれたらと、新生Ladyknowsはここから新しいスタートを切ります。

Ladyknowsは、一過性のトレンドやバズではなく、時代に寄り添い変化の後押しをするムーブメントであり、私たちの意志であり、多種多様な女性たち、そして社会に生きるすべての人を受け止める箱でありたい。
Ladyknowsの主体はあくまで、“私”であり、女性たちであり、そして社会を構成するひとりひとりにあると考えています。

まだまだ不均衡が日常に多く存在し、傷つく声やニュースが吹き荒れる中で、私たちはこの時代に何を考えどう⽣きていくべきなのか。次世代に、どんなバトンを受け渡していくべきなのか。

これからLadyknowsを通じて、みなさんと⼀緒に考えていけたらと思っています。
 

  • Ladyknowsの歩み

76年前の4月10日は、日本で女性が初めて参政権を行使した日。多くの女性たちが声をあげ、今日の当たり前を作った記念すべき日です。そして2019年同日、辻愛沙子を発起人としてLadyknowsプロジェクトが小さな歩みを踏みだしました。2019年10月7日〜11日には「女性の健康と生き方をアップデートする」ための『Ladyknows Fes 2019』を開催。4日間で1500名近くが来場し、500円で検診が受けられる「ワンコインレディースドック」チケットは100枚が一夜で完売するなど、大きな反響を呼びました。その後も、女性の悩みの共有の場として不定期にミニイベントなどを開催。コロナ禍で活動を一時中断していましたが、2021年4月10日に、株式会社arcaの事業として再始動いたしました。
 

  • 株式会社arcaについて

クリエイティブ・アクティビズムを掲げ、「思想と社会性のある事業作り」と「世界観に拘る作品作り」の2つの軸で、広告クリエイティブ制作から商品企画、ブランドプロデュース、リアルイベントまで、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションを手掛ける。女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマとした「Ladyknows」やコミュニティ型スクール「Social Coffee House」などの自社事業も複数運営。

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