歯ぐきと長寿には驚きの相関関係が! 新刊『なぜ、歯ぐきが健康な人ほど いつまでも長生きできるのか』5月13日発売

株式会社プレリアのプレスリリース

株式会社プレリアは、歯科医で、2,000人以上の開業医に歯周病・インプラント治療の指導も行って来た歯周病権威の船越 栄次氏が、2022年5月13日に新刊『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか(クロスメディア・パブリッシング、税込 1,601円)』を発売することをお知らせいたします。

著者は、40年以上にわたり多くの症例を診る中で、「歯ぐきを大切にしている人、歯ぐきの健康状態がよい人は全身の健康状態がよく、いくつになっても生きる意欲が高い」ということに気づいたそうです。また世界最高齢・ギネス記録認定者の田中カ子(たなかかね・119歳 2022年4月末ご逝去)さんも、「歯ぐきは大事」と、この本を推薦されていました。
人生100年時代と言われますが、どんなに長生きできても、健康な状態でいられないなら意味がありません。
「生涯、健康でありたい」という人々の願いはますます切実なものになっており、これからの人生を考える上で、参考となる一冊です。

書籍『なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか』
https://www.amazon.co.jp/dp/4295406805

書影

■噛めば噛むほど、脳は元気になる
健康寿命(自立した生活を送れる期間)を延ばすために最終的に行きつくのは、「日々の食事でしっかりと栄養をとり、習慣的に体を動かすこと」です。そしてこの当たり前の健康習慣をずっと続けていくためには、当然ながら歯が重要です。
「食べる」ことにも「話す」ことにも、歯の存在は大きく関係しており、実は運動機能にも少なからず関係しています。なにげない日常動作においても、歯は助けになっているのです。
また「噛む」という行為は、脳を直接的に刺激する行為で、近年では医学的にも、認知症予防につながる可能性があるということが明らかになっています。実際に介護施設で行われた調査でも、入れ歯が合っておらずよく噛めない人や、常に入れ歯を外している人は、認知症になるケースが多いという報告があります。
理由としては、食べものを噛んだときには、それが硬いのか柔らかいのかなどの感触を、私たちの脳が瞬時に感知することにあります。加えて、咀嚼するときには、舌や口の周りの筋肉をたくさん動かしますし、匂いや味などの感覚機能も使うため、脳が刺激される範囲がかなり広範囲にわたることがわかっています。つまりしっかり噛めば噛むほど脳にたくさんの刺激が伝わり、それが脳を元気にするのです。
そのように大切な「歯」ですが、支えている「歯ぐき」が健康でなければ、しっかり噛むことができません。また歯を失う一番の原因は、虫歯などではなく、「歯ぐきの病気=歯周病」なのです。

■30歳以上の日本人は8割が歯周病にかかっている
「歯周病」とは、歯ぐきが細菌に感染して炎症を起こす疾患です。進行すると歯ぐきだけではなく、中の骨(歯槽骨)が溶けてしまい、やがて歯を失うのですが、初期段階では目立った症状がなく、痛みなどのつらい症状が出てくるころには、相当進行してしまっています。
歯を失うだけでもとても怖いことですが、歯周病のリスクはそれだけにとどまりません。炎症を起こした歯ぐきから「歯周病菌」が血管に入り込み、そのまま血流に乗って全身へと運ばれるため、到達する場所でさまざまな病気を引き起こしたり悪化させると考えられています。つまり全身に関わってしまうのです。
実はいま、30代以上の大人の実に8割が、軽度のものも含めて、この歯周病にかかっていると言われています。つまり「日本人を悩ます国民病」と言っても過言ではありません。

■新型コロナウイルス感染症や全身疾患にも関係
歯周病と全身疾患との関係については、専門の学問分野で研究が進められており、糖尿病、低体重児出産や早産、誤嚥性肺炎、心疾患・脳血管疾患(脳梗塞・狭心症・心筋梗塞など)、アルツハイマー型認知症、骨粗鬆症などとの関わりも指摘されています。そして最近は、新型コロナウイルス感染症についても、関連を示唆するデータが公表されました。進行した歯周病患者が新型コロナウイルスに感染すると、死亡リスクが8.81倍に高まるという調査結果が出たのです。(2021年2月の欧州の学会で発表)
このように歯周病は恐ろしい病気ですが、著者はこの本の中で、「歯周病は予防もできれば、治療も可能な病気だ」と断言しています。そして本には、予防のためのセルフケア方法や歯ブラシ・歯磨き粉の選び方、初期症状を見抜く6つの兆候、そして進行してしまった場合の対処法や信頼できる歯科医師の見分け方がしっかり書かれています。
100年という長い人生をいつまでも健康に豊かに過ごす方法を、この本から学んでみてはいかがでしょうか。

◆書籍概要
書籍名: なぜ、歯ぐきが健康な人ほどいつまでも長生きできるのか
著者 : 船越 栄次
発売日: 2022年5月13日
出版社: クロスメディア・パブリッシング
体裁 : 182ページ
価格 : 税込 1,601円
URL  : https://www.amazon.co.jp/dp/4295406805

◆目次
第1章 人生100年時代、「ずっと健康」を叶えるために大切なこと
第2章 「健康な状態」を脅かす 歯周病の恐るべきメカニズムとは
第3章 歯周病を適切に治療して、健康寿命を延ばそう
第4章 天然歯を失ってしまったら、インプラントを活用しよう
第5章 毎日のセルフケアで、歯ぐきの健康を維持しよう

◆著者 船越 栄次(ふなこし・えいじ) プロフィール
船越歯科医院、院長。専門は歯周病治療とインプラント治療。
1971年九州歯科大学卒業後、米国タフツ大学歯学部大学院歯周病科に留学、歯周病専門医資格を取得。
インディアナ大学歯学部にて准教授として教鞭を執る傍ら、同大学院を卒業、学位取得。
帰国後、福岡市で船越歯科医院を開業。歯科診療にあたりながら、42年以上にわたり、国内の開業医を対象にした歯周病治療とインプラント治療の卒後研修会を主宰している。
歯周病治療とインプラント治療のパイオニア的存在。

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