一晩の使用でも睡眠の質を解析・評価する睡眠サービス「Sleep Concierge」を宿泊施設向けに展開

株式会社FiNC Technologiesのプレスリリース

帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:平田 恭成)と、株式会社FiNC Technologies(本社:東京都千代田区、社長:南野 充則、以下「FiNC」)は、睡眠時の体動情報を解析して睡眠の質について評価・アドバイスする睡眠サービス「Sleep Concierge(スリープ コンシェルジュ)」を展開していますが、このたび、一晩といった短期間の使用でも睡眠評価が行える新たなサービスを共同で開発し、ホテルなどの宿泊施設に向けて5月24日から提供を開始します。

1.背 景
(1)「Sleep Concierge」は、専用デバイス「MATOUS SS(マトウス エスエス)」をシーツなどの寝具の下に設置して就寝することで、睡眠中の体動情報やバイタルサインを計測して、睡眠時間、睡眠の深さ、中途覚醒、寝返りなどの睡眠の質を評価し、睡眠習慣の改善に向けたアドバイスを提供するサービスです。

(2)従来の「Sleep Concierge」は、蓄積した時系列データを解析することによって睡眠習慣の見える化を行うため、月単位といった長期間の継続使用が必要です。そのため、1泊などの宿泊利用者が多いホテルなどの宿泊施設は、「Sleep Concierge」を宿泊サービスの一環として導入することが困難でした。

(3)こうした中、帝人フロンティアとFiNCは、計測したデータを目標指標と比較する機能と、簡単なアンケート形式によるセルフチェック機能を新たに加えることで、一晩の使用であっても使用者の睡眠の質を見える化し、改善すべきポイントの確認を可能とする新しいサービスを開発しました。

2.宿泊施設向け「Sleep Concierge」の特徴
(1)睡眠状態をデータ化して目標指標と比較
「MATOUS SS」を寝具の下に設置して就寝することで、睡眠の質を客観的に評価し、客室に設置する専用タブレット上でグラフ化・スコア化されたデータを確認することが可能です。また、各種計測データを目標指標と比較する新たな機能により、利用者が気づかない課題を見える化して、改善すべきポイントを確認することができます。

(2)セルフチェック機能による主観評価
睡眠に関する専門家の監修を受けて作成した、「ぐっすり眠れた」「疲れが取れている」などの16のチェック項目に対する回答を客室の専用タブレットに入力することで、「起床時眠気」「睡眠力」「ストレスフリー度」「疲労回復力」「睡眠時間」の5つの指標について一般成人の統計的平均値と比較を行い、自身の睡眠感を評価することが可能です。

(3)睡眠の質を多面評価
専用デバイスの活用によって得られる客観評価と、セルフチェック機能の利用によって得られる主観評価により、多面的に睡眠の質を確認することが可能で、一晩の使用でも宿泊者が睡眠評価を分かりやすく体験することができます。

(4)メール通知機能
睡眠評価の結果やアドバイス情報を客室の専用タブレットで確認できるだけでなく、宿泊者が登録するメールアドレスにデータを送付することで、評価の結果やアドバイス情報をチェックアウト後に確認することも可能です。

(5)LINEでも閲覧が可能
LINE公式アカウントを利用したホテル予約システム「リピッテ」を展開する株式会社コネクター・ジャパンと提携しているため、LINE公式アカウントを導入している宿泊施設を利用した際は、LINE上でも結果を確認することが可能です。

 

3.今後の展開
(1)帝人フロンティア株式会社は、このたび開発したサービスを、ホテルなどの宿泊施設へ提案を進め、採用拡大を図っていきます。

(2)さらに、両社は、睡眠評価と快眠を促す製品を組み合わせた複合サービスの開発を進めることや、ビッグデータの解析およびAIの活用によって利用者一人ひとりに最適化されたコンテンツやアドバイス情報を提供するサービスの開発を進めていきます。

 

【 当件に関するお問合せ先 】

帝人フロンティア株式会社 広報・IR部 TEL:(03)6402-7087

株式会社FiNC Technologies 広報室 TEL:(050)1742-0330

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