「横断歩道の白線またぎ」ができない人は黄色信号

株式会社ボディスプラウトのプレスリリース

コロナ禍での運動不足を解消したいと「散歩」や「ウォーキング」を取り入れる人が増えています。また、特別なことをしなくとも、通勤や買い物の日常の中で「一駅多く歩いてみよう」などと心がけているという方も多いのではないでしょうか?
 せっかくなら、この「散歩」や「ウォーキング」をより効果的に、健康につながるようにしましょう。
 私、小林篤史(猫背矯正マイスター®︎・宮前まちの整骨院代表)の著書『歩くだけで効く!おさんぽ整体』(三笠書房より5月26日発売)では、たった3分工夫して歩くだけで、腰痛、肩こりなどの不調、そして女性が気になる「ぽっこりお腹」にも効く方法を紹介しています。

  • 現代人に多発!実は危険な「アヒル歩き」「ヒヨコ歩き」「原人歩き」

私は職業柄もあって、日頃からどうしても人の歩く姿に目を向けてしまいます。その中で気になっているのが、多くの方が小股で歩いていること。
歩幅が伸びずに、お尻を左右にふりながら歩く「アヒル歩き」チョコチョコ・ペタペタと歩く「ヒヨコ歩き」背中を丸めて歩く「原人歩き」・・・。きれいな姿勢で歩いている人の方が少ないといった印象です。
ただ、多くの人はこれらの歩き方が不恰好に見えるだけでなく、不調の原因になっていることはご存知ないと思います。
歩幅が狭いと、股関節周りの筋肉が固まってしまいます。股関節は、大殿筋やハムストリングスなど大きな筋肉に覆われています。本来、股関節は可動域も広いのですが、日常生活においてあまり使われることがありません。そうすると、筋肉はどんどん固まって動きが阻害されます。本来大きい筋肉を使うことは歩くのにも運動においても効率がいいのですが、歩幅が狭くなることでこの部分が動かなくなるのです。そうすると歩き方も不恰好になり、さまざまな股関節痛、腰痛などのさまざまな不調も生み出してしまうのです。

 

  • 横断歩道の白線をまたげない人は黄色信号!

歩く時の歩幅を測る指標として、身近なものをご紹介します。それが「横断歩道」です。歩行時の人の歩幅の平均は「身長✖️0.45」と言われています。155cmの女性の方なら、155cm✖️0.45=69.75cm、つまり70cm(つま先から爪先までの長さ)です。
横断歩道の白線の幅は45cmと決められています。何も考えず、いつもの歩き方で白線をまたげることができていればまずは合格です。最低でもこの歩幅で普通に歩けると、体の不調はかなり改善できるはずです。
逆に、白線をまたげない、またはできたとしてもいつもの歩き方よりも辛いと感じられる方は黄色信号で要注意。筋肉が衰え、歩幅の小さい歩き方が習慣になってしまっています。特にハムストリングスが硬くなってしまっています。このハムストリングスは骨盤や股関節の動きを助ける筋肉でもあるので、ここが固まると他の部分の負担が蓄積し、腰痛を起こしたり、ケガをしやすくなったりします。そんな方は、「あと5cm」前へ足を踏み出す意識が大切です。

 

  • たった3分歩くだけ!「おさんぽ整体」の方法とは

おさんぽ整体は、「歩きながら行うセルフ整体」です。
私が、姿勢矯正の際にポイントとしているのが体の要である、「骨盤を立てる」ということ。この骨盤を立てた正しい歩き方を体に覚えさせることで、普段使っていない筋肉を刺激し、姿勢を整え体を変えていくことができるのが、「おさんぽ整体」です。
各ステップ1分、3ステップで構成されています。

STEP1 おしり押さえウォーク(1分)
このステップでは、おしりに両手の手のひらを当てて1分間歩きます。この時、「骨盤を立てる」ことをイメージしながら行います。実際に手のひらを当てて歩くと、お尻の筋肉が動いているのを感じることができます。
こうして正しく体が使えるようになると、大殿筋が鍛えられ、おしりのシェイプアップ効果も期待できます。

STEP2 おなか押さえウォーク(1分)
このステップでは、両手を下腹部にあてて、1分間歩きます。下腹部のぽっこりお腹が気になる方は、そのぽっこり膨らんだお腹を押し込む意識でおこないましょう。こうして1分歩くと、自分が今までいかに腹筋を使っていなかったがわかると思います。たるんだおなかを意識しながら、歩き続けてください。

このSTEP1、STEP2で「骨盤を立てて歩くこと」を体に覚えさせます。

STEP3 だら〜んウォーク(1分)
最後の1分間は体の力を抜いて1分間歩きます。実際に試してみるとわかりますが、ステップ1と2を1分ずつ行うと、肩が張るなど、肩周辺にストレスがたまっているのがわかると思います。ステップ3は、このストレスを解消する目的で行うものです。できるだけ、肩の力を抜いて「だら〜ん」と歩きましょう。そして、「大股」で歩いてください。

おさんぽ整体は、原則として戸外で行うことをおすすめしています。できるだけ大股で歩きたいので、そういう点でも気兼ねなく歩幅が取れる、公園や、人通りや車の通りの少ない歩道・道路などを選んでください。
ウォーキングや散歩を日課にされている方は、スタート3分間に「おさんぽ整体」をするのがおすすめです。また、駅から会社までの通勤を活用しても良いでしょう。

 

  • 「おさんぽ整体」がもたらすメリットいろいろ

おさんぽ整体をまずは3週間、そして3カ月継続すると体や心に変化が現れてきます。それは、このおさんぽ整体が「歩きながら行うセルフ整体」だからです。
骨盤を立てることを意識して、歩幅を広げて歩くことで姿勢がよくなっていきます。
このおさんぽ整体がもたらすメリットは次のようなものがあります。

・肩こり、腰痛などの不調が解消される
・ねこ背、巻き肩が解消される

・ぽっこりお腹がスッキリする
・代謝がよくなり痩せやすくなる
・ヒップアップできる

こういった、体の変化もありますが、合わせて私がお伝えしたいのが心の変化です。姿勢がよくなると、セロトニンの分泌が促進されることが知られています。セロトニンは幸せホルモンとも言われていますが、ストレス軽減にも効果があるのです。
セロトニンが不足すると慢性的ストレスやイライラかん、うつ症状、府民といった症状がでてきます。ねこ背の方に鬱が多いのは、科学的にも証明されていることです。
また、セロトニンは日光を浴びること、運動することでも分泌が促進されます。外で「おさんぽ整体」をすることは心身の健康にもつながるのです。

この「おさんぽ整体」で骨盤をまっすぐに立てて歩くと、体調は良くなり、呼吸も深くなります。その結果、血流も改善、顔色も良くなっていきます。営業職の方だと、取引先の方から「最近雰囲気が変わったね!」などと褒められることも。人は褒められればうれしいですから、表情が変われば、行動も変わります。そしてそれがより幸せな未来への繋がっていくのです。
私はこれまで3万人以上の姿勢矯正を通して、そうして人生を切り拓いてきた患者さんを多く目にしてきました。たかが姿勢、されど姿勢、なのです。
この「おさんぽ整体」を行っていただくことで、より多くの方が体と心の健康を、そして豊かな人生を手にしていただくことを願ってやみません。

 

  • 書籍情報

『歩くだけで効く!おさんぽ整体』

 

出版社:三笠書房

発売日:2022年5月26日

単行本 ‏ : ‎ 144ページ

ISBN-10 ‏ : ‎ 4837928978
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4837928973
 

Amazon販売ページ

https://amzn.to/3LYSgcW

 

  • 著者情報

猫背矯正マイスター®︎・宮前まちの整骨院代表 小林篤史
 

1975年、神奈川県横浜市出身。宮前まちの整骨院代表、猫背矯正マイスター(R)、フィジカルデータインテグレーション研究所所長、スカッと整体創始者。柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。高校時代にプロ野球選手を目指すも、度重なるケガや腰痛など、体調不良により挫折。その悔しさから日本大学文理学部体育学科に入学し、トレーニング理論、機能解剖学などを研究。2006年に宮前まちの整骨院開院。2020年にスカッと整体開院。独自に考案した施術が「持続するねこ背治療」としてメディアでも話題に。ねこ背、肩こり、腰痛など、長年苦しんだ不調も改善すると、小学生から高齢者まで相談があとを絶たない。現在、「健康をより簡単に手に入れる」をコンセプトに、どこでも誰でも手軽にできるストレッチなどの考案、健康商品の開発にも力を注いでいる。著書も好評で、『ねこ背は10秒で治せる! 』『一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書』(マキノ出版)、『ねこ背が治る! 寝たまま「耳ピタ」ポーズ』(KADOKAWA)など、著書累計は19万部を突破。

 

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