スタートアップ企業として国内初、ファーメンステーションが国際認証「B Corp」を取得。実験的な新プロジェクト「PUKUPUKU POTAPOTA」もスタート。

株式会社ファーメンステーションのプレスリリース

 株式会社ファーメンステーション(本社:東京都、代表取締役:酒井 里奈)は、事業性と社会性の両面でインパクトを追求する企業活動が評価され、2022年3月に国際認証「B Corp」を国内スタートアップ企業(経済産業省認定J-Startup企業)として初めて取得しました。「B Corp認証」は2006年に米国で設立された非営利団体「B Lab」が運営する認証制度です。本制度は、環境や社会への配慮とインパクトの追求、地域性やダイバシティへ配慮した従業員をはじめとするすべてのステークホルダーとの関係性構築、経営の透明性、事業の持続可能性などにおいて優れた、公益性の高い企業を認証する制度です。
 また、パーパスである「Fermenting a Renewable Society」の実現のために、ユーザーやステークホルダーを巻き込みながら進める実験的な新プロジェクト「PUKUPUKU POTAPOTA」をスタートします。

 

  • 発酵の力で、循環する社会にしていきたい。

 ファーメンステーションは、発酵の力で循環する社会を実現することを目指し、「Fermenting a Renewable Society」というパーパスを掲げています。規格外の農産物や食品・飲料の残さなど通常捨てられてしまうものを独自の技術で「発酵」させ、アップサイクルエタノールを開発。また、発酵の過程で生まれる発酵粕も化粧品の原料や鶏や牛の飼料として活用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、事業全体に循環を組み込み、環境や社会にポジティブなインパクトを与えることを目指してきました。

   代表の酒井が描いた創業時に描いたイラスト
   「駅」のように資源や人々が集まり、新しい価値が生まれていく場所を目指しています
 

  • 事業性と社会性の両立をB Corp取得を通じて客観的に確認。

 ファーメンステーションが掲げるパーパス実現のためには、事業性と社会性を常に両立させ、拡大していくことが必要です。地域社会、環境、カスタマー、従業員に対して多面的・包括的な利益を生む事業活動を評価する「B Corp」認証を取得したことで、自分たちの活動のベクトルの確からしさを客観的な視点でも測ることができました。「B Corp」は3年ごとに再審査があります。グローバルスタンダードに向き合い、客観的な指標と定点的なチェックを提供する制度として、私たちの事業活動や経営を律する良い手段であると考えています。

【B Corp認証:休耕田を再生し栽培した有機米と発酵の技術で生まれたオーガニックブランド】
オンラインストア
https://www.fermenstation.jp/

 

  • 社会の循環に自分を組み込む。実験的プロジェクトをスタート。

 「循環」する社会とは?私たちは何ができるか?ともに考え、学び、自分ごと化する楽しさ、大切さを共有したい。
 そんな思いを込めて、「PUKUPUKU POTAPOTA」というプロジェクトをスタートします。「PUKUPUKU」は「発酵中」、「POTAPOTA」は「蒸留中」。何かが発酵し新しいタネに変化する予感を感じさせる「PUKUPUKU」と、蒸留によって具体的なモノに生まれ変わり世に出ていくことを感じさせる「POTAPOTA」を組み合わせました。
  世の中がいかにつながっているか。「循環」を意識して周りを見渡すと、様々な気づきがあります。休耕田のお米から作ったエタノールを使っていると、農家の人たちの暮らしを想像することができる。発酵粕を飼料としてアップサイクルすることで、その餌を食べる鶏のことを考えることができる。自分ごと化できる対象が増えることは、人生を豊かにするきっかけになるはずです。そして、その楽しさや学びを共有することは、ものづくりをしている私たちの大切な役目でもあります。

​   「PUKUPUKU POTAPOTA」プロジェクトの活動方針(詳細は下記Mediumをご覧ください)

 このプロジェクトでは、私たちの活動を、うまくいったこともいかなかったことも、包み隠さずお伝えしていきます。どのような未利用資源がどこで発生し、現状どうなっているのか。どう活かそうとしているのか、そのアイデア。生産者の方々と何を相談し、何を解決しようとしているのか。新たな原料を探求する実験や、より機能的で環境にもやさしいプロダクトの研究開発の様子。ユーザーの方々と意見を交換し、学び合うイベントの開催も考えています。
 自分ごと化の楽しさと学びを共有するために、私たちの取り組みを隠さず共有する。そんな、実験的なプロジェクトです。
 色々な関わり方を用意していきたいと思っています。私たちと一緒に、考え、学び、何がそこから生まれるか見守っていただけると幸いです。まずはSNSをフォローし、プロジェクトをのぞいてみてください。

○公式Medium「PUKUPOTA Journal」
PUKUPUKU POTAPOTAでの実験内容を中心にお届けする「考えながらつくるメディア」です。
アカウントはこちら:https://medium.com/pukupota-journal

○公式インスタグラム「PUKUPUKU POTAPOTA」
発酵や循環、PUKUPUKU POTAPOTAのまわりの「もの」「こと」「ひと」について日々更新。見た目にも楽しくお届けします。
アカウントはこちら:https://www.instagram.com/pukupota/

  • 発起人(ファーメンステーション代表酒井)より皆さまへメッセージ

ファーメンステーションは、B Corpとなりました! 事業性と社会性を両立したビジネスをしたいという想いで起業して13年、ステークホルダーの皆様に恵まれ、発酵の力で未利用資源を価値あるものに変え、循環する社会を創ることに邁進してきました。
当初はこういった発想はマイノリティだったかもしれませんが、グローバルには同じ志を持つ仲間が大勢おり、今回、彼らの仲間入りできたことを誇りに思っています。

「環境や地域に良いこと」と「私の生活に良いこと」は決して相反するものではなく、どちらかを優先するようなものでもなく、両立できると私たちは信じています。

一方で、まだまだ自分たちの非力さにもどかしさや焦りを感じています。世の中を見ると、環境に配慮し循環を前提とした事業活動や生活はまだまだ定着したとは言えません。

どうしたらいいのか考えて、新プロジェクト「PUKUPUKU POTAPOTA」を立ち上げることとしました。

私たちのラボで、発酵の「プクプク」を見るとき、無反応の人はいません。みんなちょっと楽しそうになります。また、蒸留する「ポタポタ」は美しく、さっきまで「未利用資源」だと思われていたものが、価値のあるものに変わる様子を知る楽しさがあります。
この楽しさを皆さんと共有しながら、一緒に資源を活用するということ、循環するということ、これからのビジネスのあり方、理想の商品など一緒に考えていきたいと思っています。
皆さんと一緒にPUKUPOTAできることを楽しみにしています!
 
ファーメンステーションの得意なことは、発酵の技術で未利用資源を価値あるものに変えていくことです。私たちは、先頭に立って循環する社会の実現、インパクトの創出にひた走っていきます!

<B Corp認証とは>
 「B Corp認証」は2006年に米国で設立された非営利団体「B Lab」が運営する認証制度です。本制度は、環境や社会への配慮とインパクトの追求、地域性やダイバシティへ配慮した従業員をはじめとするすべてのステークホルダーとの関係性構築、経営の透明性、事業の持続可能性などにおいて優れた、公益性の高い企業を認証する制度です。Patagonia、Allbirds、THE BODY SHOPなど、ソーシャルインパクトを追求しながら広くユーザーに支持されるブランド・企業が認証されています。
 本認証の取得にあたり、「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「カスタマー」の5つの領域において、提供する商品やサービスを含んだ企業活動全体が総合的に審査されます。「B Lab」が定める評価指標に基づいたBインパクトアセスメントで、80ポイント以上を獲得することが認証取得の要件となっています。
 「B Corp認証」の詳細は「B Lab」のホームページよりご確認いただけます。
 https://www.bcorporation.net/

 <株式会社ファーメンステーションについて>
 ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。これらのサステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を活用しアップサイクルすることで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。

 また、エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。

会社名                  : 株式会社ファーメンステーション
代表者                  : 代表取締役 酒井 里奈
所在地                  : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ Room04
設立                     : 2009年7月7日
事業内容               : アルコール等の化粧品・雑貨・食品向け原料提供/開発、化粧品・雑貨OEM/ODM、未利用資源を活用した事業共創、自社オーガニックブランド事業
自社サイト            : https://fermenstation.co.jp/
オンラインショップ: http://www.fermenstation.jp/
共同開発商品紹介 : https://fermenstation.co.jp/collabo/#products
OEM/ODMご案内 :  https://fermenstation.co.jp/oem/

このニュースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社ファーメンステーション 北畠 Tel:03-6206-9485  E-mail:info@fermenstation.jp
 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。