感覚過敏研究所SDI推進室発足。センサリールーム、クワイエットアワー、センサリーマップを中心にした五感にやさしい空間創造事業を開始。

株式会社クリスタルロードのプレスリリース

株式会社クリスタルロード(本社:東京都中央区、代表:加藤路瑛)は感覚の多様性社会の実現に向けて、感覚過敏研究所SDI推進室を設立いたしました。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏で日常生活に困難なことが多い「感覚過敏」の方や、五感にやさしい環境を好まれる方が快適に過ごせるように「センサリールーム」「クワイエットアワー」「センサリーマップ」のコンサルティングや普及活動を行います。
感覚過敏研究所SDI推進室https://sdi.kabin.life/

センサリールーム(イメージ画像)

  • 感覚のD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の必要性

ASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害に見られる感覚特性の他にも、さまざまな疾患による感覚の過敏性によって日常生活を送る中で困難さを抱えていらっしゃる方々がいます。過敏さゆえに、学校生活や就労などに悩まれる方も少なくありません。

光や音、ニオイなどの環境を工夫することで、安心して過ごすことができる場合もあります。目に見えない感覚過敏の問題は気がつきにくい課題ですが、今、世界ではその重要性を認識してセンサリーインクルーシブな取り組みが広がっています。日本においても社会にセンサリーD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の考えが浸透し、あたりまえに感覚の多様性を尊重しあえる社会への変容が求められています。
 

  • クワイエットアワーとは

クワイエットアワー(イメージ画像)

店のBGMや照明を落として、感覚過敏の方が落ち着いて買い物や館内滞在できる時間帯やキャンペーンデーのことをいいます。欧米諸国では大手スーパーマーケットチェーンがクワイエットアワーを設定している事例が見られます。
https://sdi.kabin.life/quiethour

想定施設
・スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの小売店やショッピングモール
・役所や図書館などの公共施設
・水族館、美術館、博物館など展示施設 など
 

  • センサリールームとは

 

センサリールーム(イメージ画像)

大きくわけて2つのパターンがあります。1つは、音や光、ニオイなどの五感の刺激を少なくし、聴覚・視覚など感覚過敏の症状がある人やその家族が安心して過ごせる空間・部屋のことです。もう1つは、感覚・感情を落ち着かせることや瞑想・集中を目的としたセラピールーム、リラックスルームです。前者は海外ではサッカースタジアムなどのスポーツ観戦施設での取り組みが広がっており、後者は教育施設や福祉施設、またオフィスや工場でのリフレッシュルームとしても導入されています。
https://sdi.kabin.life/sensoryroom

想定施設
・スポーツスタジアムやライブ会場、イベント会場
・ショッピングモールなどの商業施設
・学校、大学、病院
・オフィス、工場 など
 

  • センサリーマップとは

 

センサリーマップ(イメージ画像)

光や音、ニオイなどの五感情報をマップに表示させたもので、感覚過敏や感覚特性がある人は、地図上の感覚情報を見ながら、苦手な場所を回避したり対策を考えて行動することができます。また、静かな場所や休憩場所、センサリールームなどのマップ情報があると、感覚特性がある方々も安心して外出できます。海外では、博物館や動物園、水族館などでセンサリーマップが作成されています。

 

https://sdi.kabin.life/sensorymap

想定施設
・ショッピングモール、テーマパーク、動物園などの大型施設のマップ
・観光マップ など
 

  • 感覚過敏研究所SDI推進室とは

感覚の多様性という新しい視点・分野において、センサリーインクルーシブな社会に向けて、「センサリールーム」「クワイエットアワー」「センサリーマップ」のコンサルティング、デザイン、プロモーションなどを総合的にプロデュースする専門集団です。

【推進室メンバー】
感覚過敏研究所の所長、社会実装プロデューサー、新規事業コンサルタント、医師、研究者、大学院生などが参画し、五感にやさしい時間・場所・空間づくりのご提案やサービスのご案内を行います。参画ご協力いただける方、パートナー企業も募集しております。

メンバーの詳細:https://sdi.kabin.life/archives/member

【サービス内容】
・センサリールームやクワイエットアワー導入のご相談やコンサルティング
・センサリールームやクワイエットアワーの導入や運営方法のご相談やサポート
・センサリーマップの作成と実地調査
・ソーシャルグッドな取り組みのプロモーションや企業ブランディング
・感覚過敏の当事者やご家族への情報提供
・センサリールームやクワイエットアワーの導入や運営のためのスポンサーの獲得
・センサリーフレンドリーな商品開発、テストモニター、官能評価
・センサリーフレンドリーな空間・時間・商品・サービスの認定

センサリールームやクワイエットワーなどの導入をご検討の施設・企業様は、お問い合わせ下さい。

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●SDI推進室に関するお問い合わせ先
株式会社クリスタルロード 担当:加藤
https://sdi.kabin.life/contact
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  • 感覚過敏とは

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの諸感覚が過敏になっていて日常生活に困難さをかかえている状態をいいます。発達障害の人に多く見られる症状ですが、うつ病、自律神経失調症、認知症、脳卒中や高次脳機能障害などの様々な病気の症状としても感覚の過敏性が見られます。
 

  • 感覚過敏研究所とは

感覚過敏の課題解決のために2020年1月に発足。感覚過敏の啓蒙活動、商品・サービスの企画・開発・販売、感覚過敏の研究を行っている。
URL:https://kabin.life/
 

  • 加藤路瑛

2006年生まれ。16歳。高校2年生。2018年、12歳の時に起業し、株式会社クリスタルロードを設立。代表権が取れない年齢のため、親子起業スタイルで起業し、代表権のない取締役社長に就任。年齢、お金、病気、障害、性別、国籍、常識などを理由に「今」をあきらめない社会を作ることを目指し、さまざまな取り組みをしている。現在は感覚過敏研究所の事業に注力。2021年6月、代表権を取得し代表取締役社長に就任。
Twitter:https://twitter.com/crystalroad2006
 

  • 株式会社クリスタルロード

創業:2018年12月
本社:東京都中央区日本橋横山町6−14 日本橋地下実験場
代表:加藤路瑛
事業:センサリーインクルーシブ事業
URL:https://crystalroad.jp/

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