世界初、AIを活用した腸内フローラのトラッキングアプリ「Atlasヘルスアプリ」の日本語対応版の提供を開始

アトラス日本合同会社のプレスリリース

世界で唯一、遺伝子と腸内フローラの検査結果を統合したレポートを提供しているパーソナライズドヘルスソリューション企業、Atlas Biomed(本社:英国 ロンドン、CEO:セルゲイ・ムシエンコ、子会社:アトラス⽇本合同会社(住所:東京都渋谷区、以下Atlas Japan, https://atlasbiomed.co.jp/)は、このたび、Atlas腸内フローラ検査を受けた人を対象に自社開発の腸内フローラのトラッキングアプリ「Atlasヘルスアプリ」の日本語版対応版の提供を開始します。

「Atlasヘルスアプリ」は、2019年12月に英国で提供が開始され、すでに数百名を超えるユーザーが日々利用しています。Atlas Biomedが日本の消費者に検査キットの提供開始に伴い、日本語対応版提供することになりました。

「Atlasヘルスアプリ」は、Atlas 腸内フローラ検査を受けた世界中のお客様に無料で提供されます。アプリの利用には、iPhone、iPad、iPod Touchに対応したiOS 10.0以降が必要です。「Atlasヘルスアプリ」は、Atlas Biomed独自のAI技術により、食事が腸内フローラにどのような影響を与えるかを分析し、改善すべき食生活の領域を特定します。ユーザーはアプリ内で食事の写真を撮るだけで、個人に合わせた食事のスコア、週ごとの食事の目標、ライフスタイルの提案を受け取ることが可能です。

 

 

開発の背景
生活習慣病の発症予防の観点から考えると、日本人の成人では、食物繊維を一日24g以上、できれば1,000kcalあたり14g摂取するのが理想とされています。しかし、厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf」によると、実際の摂取量は、男性18歳以上で一日に平均21.0g女性18歳以上で18g しか摂取できていません。

「Atlasヘルスアプリ」は、このような問題を解決するために開発されたアプリで、腸内環境の改善に役立つものです。このアプリは、食生活の多様性が腸内フローラにどのような影響を与えるかを消費者に明確に示し、食生活やライフスタイルの習慣を変えるための小さなステップを専門家が指導することを目的としています。
アプリは以下から入手できます。

主な特徴
Atlasのフードトラッキングシステムは、認定栄養士、生物情報学、臨床医などの専門家チームが設計したAI技術とAtlas独自のアルゴリズムの相乗効果により、他に類を見ないシステムとなっています。Atlasは、ユーザーごとにカスタマイズされた食事スコアを生成し、それを腸内フローラの結果と統合することで、ユーザーは食事が腸内フローラの健康状態や特定の疾患リスクにどのように影響するかを観察することができます。

このアプリは、Atlas腸内フローラ検査と連動させて利用します。腸内フローラ検査を受けたユーザーは、自分の腸の健康状態の詳細なレポートを受け取ることができます。その後、アプリにこの情報を反映、現在の食生活とユーザー個別の腸内フローラの特徴に基づいて、個人に合わせた食品の推奨を行います。さらに、このアプリでは、ユーザーが毎週の食事の目標を立てて、その進捗状況を確認することができます。食事の写真を撮ってアップロードするだけで、アプリが食材を識別して栄養成分を評価、日ごと、週ごとの腸内環境の評価を受けることができます。

食材の画像を認識するために使用されている技術は、深層学習に用いられる畳み込みニューラル・ネットワーク(Deep Convolutional Neural Networks、CNN)と注意機構レイヤーを持つ機械学習モデル(Transformer model with attention layer)を組み合わせた、AI駆動の画像処理技術です。

Atlas BiomedのCEOであるセルゲイ・ムシエンコは、「当社の腸内フローラ検査キットの利用者が増えつつあることに伴い、ヨーロッパのユーザーと同様のサービスを提供するために日本語対応アプリを開発しました。個人の健康維持は予防から始まります。この新しいアプリを開発することで、検査キットのユーザーに正確な食事に関する知識を提供することができます。現在のところ、個人の腸内フローラの健康状態を評価できる技術はありません。このアプリを使えば、消費者がどのような食品を選択しているかを明確に示し、食生活を一歩ずつ変えていく方法がわかります。カロリー計算を中心とした他のフードトラッキングアプリとは対照的に、『Atlasヘルスアプリ』は、最新の科学研究と栄養ガイドラインに基づいた推奨事項とともに、各ユーザーの腸内フローラの結果を用いて作成された、独自のデータを提供します。肥満や糖尿病などの病気の増加に伴い、自分の体の内側を知ることがこれまで以上に重要になっています。消費者は、自分の健康状態を管理し、潜在的なリスクを明確にして、ヘルスケアに関して真に積極的になることができます」と述べています。

「Atlas腸内フローラ検査」
ユーザーの糞便サンプルから微⽣物遺伝子を解析、解釈、可視化します。この検査でユーザーの腸内フローラの酪酸・ビタミン合成能⼒、⾷物繊維の分解能⼒、腸内フローラの多様性、プロバイオティクスと善⽟菌の状態を評価します。さらに2型糖尿病、クローン病などの5の疾患の発症リスクから腸内フローラがどの程度保護してくれているかを評価します。さらに腸内フローラのタイプを判定し、検査結果を基に、パーソナライズされた⾷事に関するアドバイスを提供します。

ユーザーの糞便サンプルはAtlas Biomedに送られ、分析されます。Atlas腸内フローラ検査を受けたユーザーは、Atlas Biomedがオンラインで提供するパーソナルアカウントにアクセスし、検査結果、健康状態の改善に結びつくことが科学的に証明されているパーソナライズされたアドバイスやお勧めの食品を確認することができます。

Atlas Biomedについて
Atlas Biomedは、2016年にイギリスで設立されたパーソナライズドヘルス企業です。遺伝子および腸内フローラ領域の最先端技術と、ユーザーの遺伝子、腸内フローラ、ライフスタイルデータを組み合わせることで、健康状態を多面的に把握します。それらをもとにパーソナライズされたアドバイスを提供し、健康に関する意識向上及びデータに基づいた意思決定を支援します。

Atlas Biomedの検査キットは、英国および欧州の15か国並びに日本で提供しています。アトラス合同会社はAtlas Biomedの日本の子会社です。

 

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