海のミネラルから生まれた新規複合材「NAGORI(R)」が、 食器ブランド「ARAS(エイラス)」に採用

三井化学株式会社のプレスリリース

 三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)が開発した、海水から抽出したミネラル成分から生まれた新規複合材「NAGORI(R)」が、石川樹脂工業株式会社(本社:石川県加賀市、代表取締役会長:石川 章)の食器ブランド「ARAS」に採用されました。
 サステナブルコレクションVol.2として、「深皿スクープ 海水」と「大皿ウェーブ 海水」の2点が、7月20日よりARAS(エイラス)公式オンラインショップで販売開始されます。

深皿スクープ 海水

大皿ウェーブ 海水

■ARAS(エイラス)
 こだわりのある人の普段使い食器ブランド。ARASはブランドでありながら、新しい概念を実現したプロジェクトで「持続可能なモノづくり」を実現することを目指しています。
一つのモノを「永く使えること」を大切にし、ARAS独自のサステナブルな思想は、樹脂のイメージを新しく塗り替えるだけには留まらず、人々のライフスタイルや価値観にも影響を与え、思想が生活に融け込むことで、世界をより良く変化させることができると考えています。
先進と伝統の技術が融合したテーブルウェアは、著名ホテルやレストランなどにも多く納入されています。
 (ARAS(エイラス)公式オンラインショップ: https://aras-jp.com/ )
 (石川樹脂工業株式会社: https://www.ishikawajyushi.net/ )

■海と生きる 「海水のお皿」
 ARASのサステナブルコレクションは、ARASが目指す食体験の進化と、環境と共生するものづくりの進化を両立させ、これからの時代の豊かさをカタチにするプロジェクト。サステナブルコレクションVol.1「杉皮」に続き、NAGORI(R)は、サステナブルコレクションVol.2「海水」に採用されました。NAGORI(R)を配合した、「大皿ウェーブ 海水」と「深皿スクープ 海水」の2種類がラインナップされています。
 本コレクションでは、海水から抽出したミネラル成分を50%以上含み自然由来の素材が作り出すムラのある有機的な表情を器に取り入れることで、刻一刻と移り変わる波の表情を感じる器に仕立てています。
 天然由来の色彩や有機的な表情は、料理の色を自然と引き立ててくれます。

■NAGORI(R)
 海水から抽出したミネラル成分から生まれた三井化学の新規複合材料。研究者の「プラスチックで食べる食事は味気ない」という一言から開発がスタート。三井化学グループのオープン・ラボラトリー活動である、MOLp(R)(モル、-そざいの魅力ラボ-)を通じて開発された素材です。
 三井化学のコンパウンド技術を活用し、最大75%海水由来のミネラル成分を配合。熱可塑性樹脂と同様の成形が可能で、陶器や天然石のような質感と熱伝導性を併せ持っています。
 また、海水由来のミネラル成分を高充填することで、抗菌性・抗ウイルス性も有しており、コンパウンド材としてSIAA(抗菌製品技術協議会)マークを取得しています(*)。
* SIAA登録番号:JP0121068A0001U、JP0611068X0002F

■MOLp(R)(モルサステナブルコレクション、-そざいの魅力ラボ-)
 さまざまな素材の中に眠っている機能的価値や感性的な魅力を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく三井化学グループのオープン・ラボラトリー活動。社員有志による「砂場」のようなフラットな組織で素材を通じた新しいコミュニケーションの可能性を探っています。
( MOLp(R)のWEBサイト: https://jp.mitsuichemicals.com/jp/molp/ )

 複合材料事業推進室では、今後も当社の強みの1つである複合化技術を活用し、三井化学グループの存在意義である「社会課題の解決」に立ち返り、加速する環境変化の中で生まれる様々な社会課題に対し、多様な価値を創造できる「化学の力」で、その解決策を持続的に提供する企業体を目指し、全社一丸となって実現に取り組んでまいります。

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