夜中に背中のかゆみで目覚めたら かゆみケアを 皮膚科医が提言「保湿剤とかゆみ止め剤で快適に」

ユースキン製薬株式会社のプレスリリース

 

 皮膚科専門医の高山かおる先生によると「秋から冬にかけて、耐え難い『かゆみ』の相談に来られる患者さんの数が増えます。その中でも厄介なのが背中のかゆみです。皮脂が減る40代以上の方は『保湿ケア』と同様に『かゆみケア』を意識してください。乾燥が気になる場所には保湿剤、かゆみがある場所にはかゆみ止め剤をこまめに塗布しましょう。背中やスネなど広い範囲でかゆみを感じる場合は、広く塗り伸ばしやすいやすいクリームやローションのかゆみ止め剤がおすすめです。」と解説しています。

寝る前の身体のかゆみは睡眠の妨げに。保湿とかゆみケアを忘れずに

 「かゆみが起きやすい時間帯は様々ですが、就寝時は、体温の上昇や布団や衣類のこすれ等で、身体のかゆみを感じやすくなります。手足のかゆみなら手が届きますが、背中のかゆみは容易にかくことができず、何度も目が覚め、翌朝に寝不足を感じることがあります。就寝時にかゆみを感じる方は、寝る前に、保湿剤とかゆみ止め剤を塗布すると良いでしょう」と高山先生は話します。就寝時のかゆみは睡眠の妨げになります。良質な睡眠を得るためにも、かゆみ対策は重要です。

かくことで、かゆみ悪循環 “かゆみサイクル”がスタートしてしまう

 「かゆいと感じてかくと、バリア機能が低下し炎症が起き、皮膚が荒れてさらにかゆくなる悪循環、“かゆみサイクル”が回り始めます。かくだけでなく、衣類のこすれによる刺激などで皮膚が荒れて、かゆみが起こることもあります。“かゆみサイクル”はどこからでも回り始め、きちんと治療しないと脱出が困難になり、かゆみがどんどん悪化してしまいます。
 特に孫の手やのびた爪などでかくと、皮膚を傷つける可能性があり、かゆみサイクルを起こしやすくなりますので注意しましょう」と高山先生は解説します。

かないことが一番のかゆみめる方法

 「かゆみサイクルを止める方法は、“かかないことです。かかなければ、かゆみがひどくなることも、皮膚が荒れることもありません。
かかないためには、入浴時に熱めのお湯につからない、室内の湿度を60%程度に保つ、綿の衣類や寝具を使うなど、皮膚への刺激をさけること、さらに、かゆみ止めを塗ること有効な場合があります」と高山先生はアドバイスします。

乾燥する季節に気をつけたい背中のかゆみ

 「秋冬や夏の冷房下などで注意したいのは、乾燥によるかゆみです。乾燥すると皮膚のバリア機能が失われ、刺激を感じやすく、かゆみ起こしやすくなります。そのため、保湿剤を全身にくまなくしっかり塗ることが重要になります。塗り残したところが乾燥し、夜中にかゆみを起こすことがあるため、保湿剤はのばしやすく塗りやすいものがいいでしょう。また、低刺激タイプを選ぶことも重要です」
 

かゆみサイクルを止める「保湿+かゆみ止め」

 かゆみが気になったら、市販のかゆみ止めを塗って様子をみてください。数日しても寝る前にかゆみが気になる、寝ている間もかゆみで目が覚めてしまうなどが続く場合は皮膚科の受診をおすすめします。

調剤薬局で好調。手の届かない「背中のかゆみ専用の器具でぬる工夫を
 肩関節が硬い場合、背中に手が回らず保湿剤を塗ることが困難になります。その場合は、背中にかゆみ止めを塗るための専用の器具を使って、しっかりと塗っていきましょう。
 「背中のかゆみを改善することは、他の睡眠不足解消法よりも手軽で比較的効果が出やすい方法です。睡眠時間の確保や寝具など試す前に、背中のかゆみの改善を試してみる価値は高いと思います。市販の保湿剤やかゆみどめ、医師から処方された塗り薬なども専用の器具があると塗りやすいと思います。」と高山先生はアドバイスします。
 

 

 

高山かおる 先生
済生会川口総合病院皮膚科主任部長。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科皮膚科特任准教授も併任。山形大学医学部卒。専門は、接触性皮膚炎、フットケア、美容。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本の大学病院で唯一の皮膚科フットケア外来を開局。

背中のかゆみを素早く止める「ユースキンI(アイ)」シリーズと「セヌール4」

 

 

 

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