ヒト幹細胞培養液の有効成分が7倍になる最新技術 EXO-SAVE を用いた新原料の発売を開始

アンチエイジング株式会社のプレスリリース

2012 年よりヒト幹細胞培養液を日本に導入、化粧品原料として提供を続けているアンチエイジング株式会社(本社:東京都港区南青山)は、2022 年 8 月設立 10 周年を迎えた。10 周年を迎えるにあたって、いくつかの原料のリリース、リニューアルを行なっている。その第 2 弾として、ヒト幹細胞培養液に含まれるエクソソームや成長因子などの、機能性成分の損失を最大限に抑制する最新技術 EXO-SAVE を用いた化粧品原料の供給を開始する。

ヒト幹細胞培養液は現在話題の化粧品原料で、多くの化粧品に配合されている。2012 年よりヒト幹細胞培養液の化粧品原料を提供している、日本の幹細胞培養液のパイオニア、アンチエイジング株式会社は、2022 年設立 10 周年を迎え、さまざまな取り組みをおこなっている。新しい取り組みの柱は機能性成分の保護と浸透だ。

機能性成分の保護と浸透はアンチエイジング株式会社が、日本市場にヒト幹細胞培養液を上市して以来、追求し続けているテーマだ。E G F や F G F に代表される成長因子は、化粧品として塗布しただけでは浸透しづらいと言われている。また研究の世界では常識だが、成長因子やエクソソームは試験管やプラスティックチューブなど、保存容器や実験器具に付着してしまうことが知られている。そのためアンチエイジング株式会社は、設立当初からエクソソームや成長因子などの機能性成分を保護し皮膚へ浸透させる技術として、リポソーム加工したヒト幹細胞培養液を提供してきた。2020 年にはリポソームの D D S 機能をさらに高めたハイブリッドエクソソームをリリースした。

その一方で、近年、ヒト幹細胞培養液の需要の高まりとともに、リポソーム加工していない原料の需要も増加した。アンチエイジング株式会社のヒト幹細胞培養液は独自のローリングボトル培養法によって、エクソソームや成長因子などの機能性成分が豊富に含まれているため、浸透のしづらさを含有量の多さで補ってきた。

EXO-SAVE は、培地の成分調整を行うことで、エクソソームや成長因子が容器に付着することを防止し、凍結によるタンパク質の破壊もある程度抑制することができる。通常のヒト幹細胞培養液『RemyStem』に EXO-SAVE を用いると、エクソソームの含有量は約 7 倍にもなる。他社製品も含めて、リポソームなどの成分保護の加工をしていないヒト幹細胞培養液原料は、容器への付着などによって 80%程度のエクソソームや成長因子をロスしていたことになる。これは容器を移し替えるたびに起こるので、原料を移し替えることで、8割ずつ機能性成分を失う可能性がある。EXO-SAVE は最低限の加工で、機能性成分を約 7 倍にする。同じ配合量であればより強い体感の化粧品を作ることを可能にする原料だ。

EXO-SAVE はアンチエイジング株式会社のリポソームされていない原料『RemyStem』や『RSMixture 9.6E』などに導入されることとなる。導入開始は 2022 年 10 月を予定している。

エクソソームの表面抗原C D63発現量の解析によるEXO-SAVE を用いた時のエクソソーム量の変化

 

 

 

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