昭和電工株式会社のプレスリリース
昭和電工株式会社(社長:髙橋 秀仁)は、多機能化粧品原料「Moistol®」(イノシトールオリゴ糖)に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果があることを確認しました。
今回当社が実施した不活化試験では、ウイルスを含んだ液に対してMoistol®を1%添加し、1時間静置させた後のウイルスの感染率を調べました。新型コロナウイルスに対して本試験を実施したところ、Moistol®の添加により感染率が90%抑制され、不活化効果があることを確認しました。本試験の詳細は、月刊ファインケミカル2022年9月号に掲載されています。
Moistol®は製造プロセスで有機溶媒を使わない等、環境配慮型の新規化粧品原料です。当社の化粧品原料事業は、美白薬用化粧品に配合可能なビタミンC誘導体や、肌荒れ防止や目のクマ改善に効果のあるビタミンE誘導体などを中心に事業を展開しています。今後も製品を拡充することで事業拡大に努め、化粧品によるQOL(Quality of Life)の向上に貢献していきます。
【昭和電工グループについて】
昭和電工グループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等に関連する製品の製造・販売を行う化学会社です。2020年に昭和電工マテリアルズ株式会社(旧日立化成株式会社)がグループに加わったことで2021年度の売上高は1兆4千億円を超え、世界26の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています。
当社グループは、2023年1月にResonacへの社名変更を予定しており*、今後も事業活動を通じてパーパス「化学の力で社会を変える」の実現に取り組んでまいります。詳しくは各社ウェブサイトをご覧ください。
昭和電工株式会社 https://www.sdk.co.jp/
昭和電工マテリアルズ株式会社 https://www.mc.showadenko.com
* 2022年9月下旬に開催予定の臨時株主総会にて承認された場合