多機能化粧品原料Moistol®に新型コロナウイルス不活化効果を確認

昭和電工株式会社のプレスリリース

昭和電工株式会社(社長:髙橋 秀仁)は、多機能化粧品原料「Moistol®」(イノシトールオリゴ糖)に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果があることを確認しました。

Moistol®は高い保湿効果とアンチポリューション効果、アンチエイジング効果が期待できる当社独自の機能性化粧品原料として、2021年10月から発売開始した製品です。本製品はセラミドを増やす保湿効果や紫外線による炎症を抑制する効果、PM2.5をはじめとする大気汚染により起こるダメージから肌を保護するアンチポリューション効果があるほか、皮膚のヒアルロン酸を増やすことによるアンチエイジング効果が見込まれる化粧品原料です。当社はこのたび、Moistol®を用いたウイルスの不活化試験を実施し、新型コロナウイルスへの不活化作用があることを確認しました。本製品は高いスキンケア効果と抗コロナ効果を両立できる化粧品原料として、基礎化粧品としてだけではなく、抗コロナウイルス効果を期待する化粧品への展開が見込めます。

今回当社が実施した不活化試験では、ウイルスを含んだ液に対してMoistol®を1%添加し、1時間静置させた後のウイルスの感染率を調べました。新型コロナウイルスに対して本試験を実施したところ、Moistol®の添加により感染率が90%抑制され、不活化効果があることを確認しました。本試験の詳細は、月刊ファインケミカル2022年9月号に掲載されています。

Moistol®は製造プロセスで有機溶媒を使わない等、環境配慮型の新規化粧品原料です。当社の化粧品原料事業は、美白薬用化粧品に配合可能なビタミンC誘導体や、肌荒れ防止や目のクマ改善に効果のあるビタミンE誘導体などを中心に事業を展開しています。今後も製品を拡充することで事業拡大に努め、化粧品によるQOL(Quality of Life)の向上に貢献していきます。

 

【昭和電工グループについて】

昭和電工グループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等に関連する製品の製造・販売を行う化学会社です。2020年に昭和電工マテリアルズ株式会社(旧日立化成株式会社)がグループに加わったことで2021年度の売上高は1兆4千億円を超え、世界26の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています。
当社グループは、2023年1月にResonacへの社名変更を予定しており*、今後も事業活動を通じてパーパス「化学の力で社会を変える」の実現に取り組んでまいります。詳しくは各社ウェブサイトをご覧ください。

昭和電工株式会社 https://www.sdk.co.jp/
昭和電工マテリアルズ株式会社 https://www.mc.showadenko.com
 * 2022年9月下旬に開催予定の臨時株主総会にて承認された場合

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