『ヒトは血管から老いる』予防医療のエキスパートに聞く 血管・血流の重要性とは!?

ラベレーザ株式会社のプレスリリース

医療機関向け機器販売、コンサルティングを行うラベレーザ株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:金山 誠)は、東京予防医療クリニック院長 森吉臣先生に予防医療領域における血管・血流の重要性についてインタビューを行いました。また、今年から導入し既に数多くの患者様が体験しているEECP療法についても伺いました。

 

【目次】

  1.  予防医療とは『原因を探っていく』医療
  2.  原因の解決の1つに『血管・血流』の問題がある
  3.  EECP療法を今後多くの人に知って欲しい

 

 

東京予防医療クリニック 院長 森吉臣先生東京予防医療クリニック 院長 森吉臣先生

森 吉臣先生 プロフィール
東京予防医療クリニック 院長
https://www.tokyo-yobo.com

1961年日本大学医学部卒業。米国カリフォルニア大学病院客員講師を経て1984年、獨協医科大学越谷病院病理教授に就任、1998年同病院副院長を経て、2005年に予防医療を中心としたクリニックを開設。著書、メディア、表彰など多数。

  • 予防医療とは、原因を探っていく医療

認知症・がん・心筋梗塞などの疾患名を聞いたことはあると思います。多くの方はそういった病気になりたくない、或いは介護状態になり家族や周りの人に迷惑をかけたくないと思っているでしょう。しかし、そうならないために日々対策をきちんと行えているかというと、不十分であったりついあと回しになってしまったりするケースも少なくないと思います。

先ほど申し上げたような重大な疾患については、発症してからの治療では完治が望めないケースも考えられます。その場合、介護状態になってしまったり、最悪の場合死につながる可能性もあります。実際に、令和2年における死因のトップはがんであり、ついで心疾患や脳血管系の疾患が依然として上位を占めています。また、要介護につながる恐れのある認知症においては、2025年には65歳以上の5人に1人が発症するとも言われています。

 

こういった重大な疾患は突然発症するのではなく、発症までに何かしらの原因があります。その原因を様々な角度から探っていき、取り除くために医療的にアプローチをするのが予防医療の基本的な考え方です。
 

  • 原因の解決の1つに『血管・血流』の問題がある

要介護に発展したり死につながる恐れのある脳梗塞・心筋梗塞・がん・認知症などの脳・心・血管系の疾患については、発症や進展の前段階において動脈硬化を発症しているケースが多いですが、動脈硬化については『循環障害』との関連が高い。

例えば動脈硬化の大規模研究において、血管内にアテロームが形成されている部位とそうではない部位での血流の状態を比較したところ、アテロームの発生部位は血流が滞っていたり渦を巻いていたりと、血流が良くない状態でした。つまり血流が滞ることが動脈硬化の発症と関連しているということですが、その際に『血管内皮細胞』の機能低下があることが分かっています。

 

 
血管内皮細胞とは血管の最も内側にあり、血管を拡張する物質『NO(一酸化窒素)』を産生する重要なはたらきがあります。血管が老化すると血管内皮細胞のNO産生量が減少するので、血管が十分に拡張できなくなり、次第に血液循環が悪くなります。そんな老化した内皮細胞でも、活性化すれば再びNOを増産するようになります。NOの増加によって、血管の弾力性が回復して血管の若返りに繋がるのです。

血流の状態が良いことで、血管内皮機能が向上。その結果、NOが増産され血管の若返りにつながる血流の状態が良いことで、血管内皮機能が向上。その結果、NOが増産され血管の若返りにつながる

血管内皮を活性化させる方法として、内皮細胞に対する『ずり応力』を大きくする必要があります。ずり応力とは内皮細胞と血流により生じる力学的摩擦であり、血流が早ければずり応力は大きくなる特性があります。
つまり血流が滞りなく早く流れていることが、血管の若返りには重要なのです。

血流を加速させ、心臓や血管の内皮機能を向上させることで、心臓と血管が若返り末梢循環障害が解消されます。それを可能とする画期的な治療法として、『EECP療法』というものがあります。当院ではいち早くこれを導入をしました。

 

  • EECP療法を今後多くの人に知って欲しい

 

 

EECP療法とは、下肢からの血流を加速させることで冠状動脈の血流を向上させて心臓機能を強化し、全身の動脈の内皮機能を向上させることで全身の循環障害や代謝改善を目的とする施術です。

本来血液を循環させるのは心臓のポンプ機能ですが、第2の心臓と言われる下腿のポンプ機能を活用します。これによって加速された血流によってずり応力が生じ、血管内皮細胞が活性化されNOを増産するのです。
その結果血管が拡張して全身の血液循環が活発となり、様々な効果が期待できると考えられています。

・脳血流の増加による認知機能の増加
・Covid-19発症後の長引くせきやだるさ等の症状改善
・陰茎への血流増加による男性の勃起改善
・血流が滞りがちな女性全般に対して(冷え性、むくみ、デトックス作用、不妊などの血流対策)
・狭心症などの心疾患、動脈硬化などの改善(米FDAによる認可)

EECP療法の様子。ふくらはぎ・太もも・臀部に巻いた専用カフに、心拍とのリズムで圧力をかけることで血液循環を目指すEECP療法の様子。ふくらはぎ・太もも・臀部に巻いた専用カフに、心拍とのリズムで圧力をかけることで血液循環を目指す

下肢に専用カフを巻いて加圧することで血流を促進するのですが、ただ加圧する訳ではありません。心臓ってドクドクと動いてますよね。あのリズムに完全に同期して圧力を出し入れするのです。施術中は、機器に内蔵されたセンサーで作動を管理しているので、心臓への負担なく、血流だけを加速させることが可能となります。
またこの施術は、寝ているだけで良いので、簡便に受けることができます。

施術中の体内循環は、60分間の施術で16kmのジョギングと同程度の循環だと言われています。
施術始まると、血流が循環することで体が温かくなるなどの体感を自覚します。私自身も初めてこの施術を受けた後は、冬場だったにもかかわらずコートが要らないくらいでした。
施術後は特に下肢に溜まった水分なども循環されるために、足が軽くなり浮腫がすっきりします。
この施術を継続的に行うことで、循環が一時的ではなく中長期的に持続していくようになります。

EECP療法は欧米を中心に開発されており、すでに数多くの研究結果が発表があります。日本の厚生労働省にあたる米FDAにおいても承認を受けています。
当院では今年の導入以降すでに多くの患者様に受けて頂いており、人気メニューとなっています。

当院では主に疾患予防の目的で導入をしていますが、血管や血流のケアは全ての人にとって重要な要素なので、ぜひ多くの方にこういった施術があるということを知ってほしいと思います。
 

  • EECP療法について詳しく知りたい方

東京予防医療クリニック ホームページ
https://www.tokyo-yobo.com/treatment/eecp
 

  • お問い合わせ先

会社名:ラベレーザ株式会社(La・Belleza)
所在地:大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-16 西梅田MIDビル2階
代表者:金山 誠
事業内容:医療機関向け機器の開発・販売、コンサルティングサービス
コーポレートサイト:https://labelleza.co.jp/
お問合せ先:info@labelleza.co.jp

弊社インスタグラム公式アカウント
https://www.instagram.com/belleza_havefun/?hl=ja
アカウント名;belleza_havefun

 

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