NTTコミュニケーションズ株式会社のプレスリリース
~「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」をめざすパートナーを募集~
加えて、高齢化社会の進行に伴い今後も増えると想定される認知症の予防、発症後のQOL(Quality of life)向上など、認知症患者本人や家族などが抱える課題の解決に、ともに取り組むパートナー企業を募集します。
1. 背景
2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になると予測されており(※1)、社会全体において、認知症予防や発症後のケアなどへの意識が高まっています。
また、認知症患者本人だけでなくその家族や介護者へのケア、さらには介護を行っている従業員への企業によるサポートなど、認知症を取り巻く課題は多岐に渡り、社会的にも大きな課題となっています。
認知症は、早期に発見し適切な対応を行うことで、進行を遅らせることができると言われており、日常生活の中で、誰もが簡単に認知機能の変化に気づき、行動変容を促すことが「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」の実現につながると考えられます。
NTT Comは、50年以上にわたり培ってきた音声認識技術を活かし、認知機能の状態を日常生活の中で手軽に測定可能にすることにより、社会全体の認知症に関する意識を高めるとともに、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」の実現に向けて、新たなサービス・ソリューションの共創に取り組んでいただけるパートナー企業を募集します。
2. 「脳の健康チェックフリーダイヤル」の概要と無償トライアルについて
「脳の健康チェックフリーダイヤル」(※2) は20秒程度の発話での発話内容(年齢/日付)と声の質を元に、AIが認知機能の変化を測定することができるサービスです。
NTT Comは、世界アルツハイマーデーである9月21日より「脳の健康チェックフリーダイヤル」の無償トライアル(※3)を開始します。
「脳の健康チェックフリーダイヤル」は以下の手順で認知機能の確認(※4)を実施することができます。
-1.「0120-468354」へ発信
-2. 本日の日付を発話 (西暦何年、何月、何日、何曜日)
-3. 年齢を発話(何歳)
-4. 回答内容や話し方からAIが認知機能の状態を判定(※5)
NTT Comがめざす「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」の実現に共感いただき、ともにこの社会課題解決に向けた取り組みを検討いただけるパートナー企業を募集します。
さまざまな業種・業界のパートナー企業との共創により、日常のさまざまなシーンで認知機能の状態を確認する機会が増え、認知機能のチェックがより身近になることで、認知症の兆候を早期に発見することが可能となります。また、パートナー企業とともに、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」の実現に資する新たなサービス・ソリューションの創出にも取り組みます。
<協業パートナーとの共創モデルの例>
2022年9月21日時点で、「認知症で不安になる本人・家族・企業が少なくなる社会」というコンセプトにご賛同いただいたパートナー企業は以下の通りです。今後、各社と具体的な共創モデルを検討していきます。(五十音順)
NTT Com営業担当までお問い合わせください。
6. 今後の展開
早期に認知機能の変化に気づき、行動変容につなげるため、個人が定期的に認知機能のチェックを実施する仕組みや、認知機能の低下を早期に検知できる手法を検討します。また、パートナー企業との検討を深めることで新たな連携モデルを創出し、認知症に関する正しい理解を促進するための取り組みを推進します。
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NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
(※1):2015年1月、厚生労働省および関連11府省庁で策定し発表された認知症施策総合推進施策(新オレンジプラン)。
(※2):日本テクトシステムズ社の認知機能みまもりAI「ONSEI」のアルゴリズムを利用しています。
(※3):無償トライアル期間は検討中です。
(※4):認知機能を計測するものであり、医療行為ではありません。
(※5):お客さま情報の取り扱いやサービス提供条件などは脳の健康HPをご確認ください。
(脳の健康HP)https://www.ntt.com/business/lp/brainhealth.html