腸内環境改善効果及び体重、体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)改善効果に関する論文を掲載

株式会社ニコリオのプレスリリース

「カラダの新しい喜びを発明する」を企業理念とする、美と健康を願う人に向けて健康食品・化粧品・美容機器の開発・販売を行う株式会社ニコリオ (本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:中上 元弘) は腸内環境が身体へ与える影響について研究しております。

この度、酪酸菌及び3- (4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(以下、 HMPA配合食品摂取による
1)腸内環境改善効果の検討
2)体重、体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)改善効果の検討

※どちらも「ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 」

上記2本の論文を発表しました。

PDF版はこちら

1)腸内環境改善効果の検討
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0059_01_0017.pdf
2)体重、体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)改善効果の検討
https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0059_01_0001.pdf

本論文では、酪酸菌(Clostridium butyricum)* 及び HMPA 配合食品 には

1)腸内の善玉菌(酪酸菌)を増やし、酪酸や酢酸などの短鎖脂肪酸の産生を促進することで腸内細菌叢(腸内フローラ)などの腸内環境を改善する効果があることが分かりました。また主観評価でも便通の爽快感で有意な結果が認められ、腸内環境の改善、便秘気味の方の健康増進に貢献する事が期待されます。
2)体重・BMI・体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)・ウエスト周囲径・体脂肪率の減少の効果の確認及び主観評価で肌・体の軽さ・化粧ノリで有意な改善が、洋服サイズ ・疲労で有意傾向が認められました。体重に悩む人、内臓脂肪に悩む人の健康増進に貢献する事が期待されます。

*酪酸菌(Clostridium butyricum)は、本研究後、当社において「酪酸菌 CB80 」として商標 登録済み。 以下「酪酸菌 CB80 ® 」と記載します。
 

  • 論文について

タイトル:酪酸菌および3- (4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸配合食品摂取による

1)腸内環境改善効果の検討
2)体重、体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)改善効果の検討

※どちらも「ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 」
筆者名:荻野目夏望/横川剛/名嶋真智/宮田晃史/白土直
掲載誌:「診療と新薬」第 59 巻 第 1 号 2022 年
掲載頁番号:1.腸内環境改善効果の検証 17 (17) 32 (32) 、
      2.体重、体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)改善効果の検証 1 (1)-15 (15)
      ※「診療と新薬」は、 1964 年創刊の歴史をもつ医薬論文・医薬情報投稿誌です。
 

 

  • 研究の背景

2020年4月7日にはじめての「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出されてから2年6ヵ月が経過しました。このような感染防止策による人々のライフスタイルの変化は、運動機会の損失ならびに一人で食事をすることによる栄養摂取の偏りなどの問題が生じ、それにより運動不足や体重の増加に悩む人が増えてきました。
2020年5月にテレワーク勤務者350人に対して行ったアンケート調査によると、その4割が体重の増加傾向を認識
しています ¹ ⁾ 。以前から食生活の欧米化などにより生活習慣病の罹患率が上昇しているとの報告もあり健康的な 生活に影響していると考えられます。

そこでニコリオはお客様の笑顔に貢献できるような商品をお届けできるよう、これまで培ってきた腸内環境に関する知見を活かした新しい研究に取り組みました。
特にニコリオの注目する短鎖脂肪酸である酪酸、酢酸やプロピオン酸は健康を維持する多くの生理作用があるといわれており、中でも酪酸は大腸粘膜上皮のエネルギー源として活用され、良質な腸内細菌叢(腸内フローラ)を作るのに必須だと考えられています。
腸内細菌叢(腸内フローラ)は未消化食物成分を代謝し、栄養成分を供給するとともに代謝レセプターにも関与し脂質代謝や脂肪蓄積に影響を与えることが相次いで報告されています。
すなわち、腸内で酪酸などの短鎖脂肪酸の生成を促進できれば、腸内細菌叢(腸内フローラ)の改善につながり、さらに脂質代謝や脂肪蓄積の改善にもつながると考えられます。脂質代謝や脂肪蓄積の改善に関する短鎖脂肪酸、HMPAそのものでの代謝に関する報告はあるものの、酪酸菌CB80とHMPAの併用による効果に関する報告はありませんでした。
 

  • 研究結果

8週摂取後に「酪酸菌CB80」・酪酸産生菌であるCoprococcus、12週摂取後には「酪酸菌CB80」の腸内細菌の有意な増加ならびに、酪酸・酢酸の産生促進が認められました。
さらに体重・BMI・体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)・ウエスト周囲径・体脂肪率にも有意差が認められました。

また、主観評価では便通の爽快感・肌・身体の軽さ・化粧ノリで有意な改善が、洋服サイズ・疲労で有意傾向が認められ、本試験において安全性には問題はありませんでした。
 

  • 今後の展開

ニコリオは人々の健康に貢献し生活の質を向上させることで、人々を物心両面から幸せにすることで笑顔を届けることを目指しております。
今後も、腸内環境に関連する研究を積極的に推進する事でお客様の健康に貢献できる製品を創出していくことに努めていきます。

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※酪酸菌(Clostridium butyricum):偏性嫌気性の芽胞を形成するグラム陽性の桿菌である。
酸素が存在する好気性下では活動・増殖せず、芽胞(殻)状態となる。食品として摂取した後は、生きたまま大腸へ到達。酸素が全くない条件下で活動し、酪酸や酢酸を始めとする短鎖脂肪酸を産生する。

※3- (4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA):コーヒーや小麦全粒粉などの食品の他、クルクミン・γ-オリザノール・ヘスペリジンなどのポリフェノール化合物を摂取した際の代謝物。また自然界では黒酢や樽酒などの発酵食品にも含まれていることが報告されている物質でポリフェノールの活性本体である可能性が示唆されている。

参考文献
1)江夏幾多郎,神吉直人,高尾義明ら.新型コロナウイルス流行下での就労者の生活・業務環境と心理・行動―4 月調査と7月調査の比較を中心に.リクルートワークス研究所
ワークス研究所 Works Discussion Paper No, 33, 2020,
https://www.works-i.com/research/paper/discussionpaper/item/DP_0033.pdf
(2021.07.07 閲覧)
 

  • 会社概要

会社名:株式会社ニコリオ
所在地:東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー17階
設立:2000年12月
代表取締役社長:中上 元弘
事業内容:総合食品の卸・販売、健康器具の卸・販売、化粧品の製造・卸・販売
資本金:1億円
URL:https:/corp.nicorio.co.jp
Instagram:https://www.instagram.com/nicorio_official/
Facebook:https://www.facebook.com/nicorio.jp/

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