ハンズフリーフィジカルナビを提供するLOOVICがプレシードの資金調達を実施

LOOVICのプレスリリース

LOOVIC株式会社(所在地:東京都中央区 代表取締役: 山中 享) は、プレシードラウンドにおいて、日本スタートアップ支援協会
(JSSA) 、ツクイキャピタル、デジタルハリウッド、および複数のエンジェル投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行による総額3,100万円の資金調達を行ったことをお知らせいたします。本資金調達により、フィジカルナビの製品化を加速させ、スマホデバイスのナビのわかりづらさから脱却できるよう新たな価値創造を進めていきます。

LOOVICは、世界中どこへでも地図を見ないで目的地に到着できるようになれば、移動がもっと楽しくなる。を実現します。

●空間認知を苦手にする人にとっての移動の課題

私たちの日々の生活では、スマホデバイス等のナビは欠かせないものとなっていますが、このようなデバイスは、空間認知を苦手とする方々にとっては、さらに苦手さを感じてしまいます。この空間認知能力や注意力にはグラデーションの差があり、『迷うこと』で目的地に到着できず困る方もいれば、常に『事故の危険にさらされている』ヒヤリハットを毎日のように経験している方もいらっしゃいます。

技術や経済が発展し、街はより一層複雑化しつつある社会では、誰もが移動しやすい社会実装を望まれる一方、こういった苦手と感じる人達の声は届きにくく、そして解決策なく諦めるしかありませんでした。
なぜなら、いままで空間認知を解決する目立った解決手段はなく、人的な移動の支援しか存在しなかったためです。

●課題解決
こうした課題に対して、LOOVICは、空間認知を苦手とするものの、目が見えているという特性を活かした
「景色を見て歩くナビ」で、画面のナビの地図を見るなどの視覚的誘導技術に対して過度に依存しない移動を実現しています。

 

●LOOVICのコア技術
LOOVICは見ている景色を用いてナビをします。向かう先の空間上に人の声を録音し、再びその場所を歩けば、首にかけるネックスピーカーのようなデバイスが骨伝導で案内します。利用者にはその人の声のキャラクターに加え、触覚的な案内が再生され、迷わないようにする技術です。

独自の直感的に移動方向を理解できるデバイスに加え、独自のサウンドアルゴリズムでコア技術をライブラリ化し、移動する心地よさなどの新しいUXを実現しながら、汎用的な用途などへの活用を目指し開発されました。

●LOOVICの目指す社会
支援してくださる人がそばによりそう感覚を作り出し、無人でも迷いなく、景色に配慮しながら外出し、不安なく安心して同じ道を歩き、そして帰れることを目指しています。
従来からある、外出時における自立のための人的な歩行訓練支援では、コストや相性の課題があり、頻度高く利用ができないという課題がありました。一方、家族の支援ではプライベートの時間の両立に加え、当事者の自立の阻害への影響もありました。

スマホの地図を”過集中”なく、そして”直感的に理解”ができればいいですが、このままでは苦手な人にとっては、もっと苦手のままで解決ができていないことから、本技術は絶対に解決しなければならない。という”強い想い”から生まれました。

​初期ターゲットは、自立移動を目指すような、毎日くり返し使わなければならない利用者をかかえるビジネスユーザをから開始を目指しています。

空間認知が苦手な人にとっての直感的なナビは、私たちが普段手にしているナビの使いにくさから「ながら歩き」になっている行為をなくすことができる技術に直結します。
誰しもが、移動社会でナビの使いにくさを解決できるものになるよう、社会全体が新しく移動する技術で究極なエコ技術に加え、SDGs社会を築き、『もっと移動したくなる、外出したくなる』を実現し、一人でも多くの人たちが社会で活躍できるようになることを目指しています。

●資金調達概要
調達金額:3,100万円
調達方法:J-KISS型新株予約権
引受先:日本スタートアップ支援協会、ツクイキャピタル、デジタルハリウッド、
エンジェル投資家(山本 正喜氏、今庄 啓二氏)
資金使途:フィジカルナビゲーションデバイスの技術開発、実装および事業開発

●投資家からのコメント
一般社団法人日本スタートアップ支援協会(JSSA)代表理事 岡 隆宏氏

JSSAではさまざまなスタートアップのメンタリングを日々行なっております。私たちが日頃暮らす一般社会では、見えているようで見えていなかった領域に取り組むことは、並大抵のスタートアップではできない難しい取り組みです。しかしながら山中さんのようにこの領域に果敢に取り組むことは、日本国内にとどまらず、グローバル視点でのスマートシティ社会、シニア共生社会を考えたとき、絶対に社会に必要で、社会を変革する技術になると確信しました。山中さんは過去の経験、アセットを活かし、大きな夢を描きつつ、それに伴う多くの困難を打破してくれるだろうと期待し、投資を決断しました。これからのご活躍を期待しております。

株式会社ツクイキャピタル 代表取締役社長 野嶋 義和氏

当事者の自立支援を促すのみならず、日常をサポートする家族の負担を軽減する、という製品コンセプトに共感しました。視空間認知障害を持つ人を支援する製品ですが、「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」をミッションとするツクイグループは外出に不安を抱える高齢者の新たなチャレンジやコミュニケーションの機会創出により健康寿命の延伸に寄与するソリューションとなる可能性に期待しています。超高齢社会にやさしいサービスをLOOVICと共に創っていきます。

デジタルハリウッド株式会社 インキュベート機関D ROCKETS 執行役員 児玉浩康氏

非常に難しい領域への挑戦ではありますが、CEO山中さんの原体験に起因した高い課題解像度と強い愛情に、
CPO澤田さんの素晴らしいテクノロジーの発想が噛み合い、非常にユニーク且つ合理的なソリューションに結実しています。プロトタイプを体験したときには、正に耳を奪われる新しい体験でした。
これからLOOVICが多くの方々の見えるセカイを変える挑戦にご一緒させていただける事にワクワクしています。

Chatwork株式会社 代表取締役CEO 山本 正喜氏

国内でも550万人いると言われている視空間認知障害。そもそもそういった障害があることすら知られていないことが現状だと思います。この障害に誰よりも自分ごととして向き合い、そしてテクノロジーの力と誠実な想いを持った仲間とともに解決しようとしているのが山中さんです。私自身、テクノロジーの力を信じるCEOとして、
LOOVICの成長を支援していきたいと考えています。

K2 Frontier 代表 元フューチャーベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長  今庄 啓二氏

山中さんの身近なところでおこる課題解決を出発点に、社会課題の解決につなげようという事業はとても共感できます。また、この技術は幅広く応用でき、さらに大きな展開につながるポテンシャルを感じます。ハードウエアのスタートアップには様々な困難が伴いますが、山中さんのアイデア、行動力、成功に導く強い意志は、きっとこの事業を成功させ、社会に大きなイノベーションを起こすことになるものと確信し、応援させていただきました。今後の発展を期待しています。

 
【LOOVIC株式会社チーム一同】

・会社名:LOOVIC株式会社
・代表者:代表取締役 山中 享
・所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座一丁目22番11号
・設立:2021年5月
・事業内容:スマートシティでのxR空間技術の開発、設計、コンサルティング
・URL:http://www.loovic.co.jp/
・公式Facebook:https://www.facebook.com/Loovic-333709554660583
・公式Twitter:https://twitter.com/yamanaka_loovic

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