株式会社コーセーのプレスリリース
(※1)アイシャドウなどの色のついた粉体のメイクアップ化粧品のこと
当社では、中期ビジョンVISION2026のコーセー サステナビリティ プランの中で、「ビューティを通じた環境課題解決への貢献」を掲げています。2021年3月より、当社で役目を終えた化粧品を価値ある資源として活用するアップサイクル(※2)の取り組みとして、世の中で余ったメイクアップ化粧品から絵具をつくるモーンガータの事業に、原料となる化粧品を提供する形で支援してきました。今回、モーンガータは凸版印刷と東洋インキと協業し、世の中で余った化粧品を活用した印刷用インキ「ecosme ink®」の開発を行いました。「ecosme ink®」は、従来のインキにはない、化粧品の持つ色味やラメ感、パール感を活かした独特な加飾表現が可能です。この開発には、コーセーから提供された役目を終えたメイクアップ化粧品が活用されています。
(※2) 本来捨てられるはずのものに、新たな価値や用途を与え活用すること
コーセーでは、この「ecosme ink®」を、当社の活動における包装資材等の印刷に活用し、役目を終えた化粧品のアップサイクルによる、環境への負荷軽減に取り組んでいきます。また将来的には、コーセーグループの様々なブランドで商品包装や店舗什器などにも応用することを検討していきます。当社で不要になった化粧品を、上記3社による管理・調達、インキ製造、印刷物制作の過程を経て、再度、当社で活用するという、これまでにない循環型アップサイクルの仕組みにより、企業としての環境負荷低減を推進します。
この取り組みは、コーセーが花王株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:長谷部 佳宏)と、2021年10月より推進している化粧品事業のサステナビリティ領域での包括的な協働における「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」の一環です。今後も、コーセーとしてのサステナブルな活動を推進するだけでなく、両社の強みを持ち寄り協働することで、化粧品事業における持続可能な社会の実現に寄与するソリューションを見出していきます。
■株式会社モーンガータ リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000068237.html
■凸版印刷株式会社 リリース
https://www.toppan.co.jp/news/2022/10/newsrelease221025_2.html
- 当社グループのサステナビリティ推進活動について
当社グループは、1991年より「美しい知恵 人へ、地球へ。」を企業メッセージとして発信し、「人へ」と「地球へ」という2つの側面から広く社会的課題に貢献する独自の活動を推進してきました。2020年4月には、中長期ビジョン「VISION2026」において、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと 2030年までの目標をまとめた、「コーセー サステナビリティ プラン」を発表しました。当社グループでは、社会的課題への対応を、「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図るために欠かすことのできない重要な経営課題のひとつとして捉え、サステナビリティ活動を推進しています。
◇コーセー企業サイト「サステナビリティ」
https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/
- これまでのモーンガータとの取り組み
■~SDGs「つくる責任 つかう責任」へ向かって~
絵具への化粧品再生利用の取り組みの支援を開始 化粧品から絵具をつくるモーンガータ社へ協力
https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2021/03/20210310.pdf
■Maison KOSÉ銀座にて、役割を終えた化粧品を活用したフレグランス造花製作ワークショップを実施
https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2021/10/20211018-.pdf
■ Maison KOSÉ銀座に新ビューティアトラクションを導入~1階フロアを全面リニューアル~
https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2022/08/20220817.pdf
- 花王との化粧品事業のサステナビリティ領域における包括的な協働
■~コーセー×花王サステナビリティ領域での協働の取り組み第一弾~
「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」と「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」においてコーセ
ーと花王による協働を開始
https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2022/02/20220214.pdf