​それは本当に”オーガニック”ですか?肌ケアや髪ケアの疑似科学

スリーエム株式会社のプレスリリース

白髪染めやスカルプケアのシャンプーやコンディショナーそしてトリートメントを製造・販売する綺和美(スリーエム株式会社 https://jp-shop.kiwabi.com/)のコンテンツ編集部では、ある危機感を抱いていました。それはあまりにオーガニックや肌ケア、ヘアケアの誤解が多いという点です。

白髪染めやスカルプケアのシャンプーやコンディショナーそしてトリートメントを製造・販売する綺和美(スリーエム株式会社 https://jp-shop.kiwabi.com/)のコンテンツ編集部では、ある危機感を抱いていました。それはあまりにオーガニックや肌ケア、ヘアケアの誤解が多いという点です。

誤解を正そうとする訳ではありませんが、インターネット上で見られる広告のリテラシー(知識)レベルの低さに悲しくなることがあります。そこで、よく見る誤解を例にしながら、正しいトリートメントの知識を持って頂きたく配信します。

肌や髪のケアの正しい知識が浸透していない現状

あなたは肌や髪のケアを正しく行えているとご自身で思えていますか? 肌ケア、髪ケアの基本は『保湿』です。人間の身体は水分が多く含まれており、身体の表面になればなるほど水分がうまく循環せず、うるおいが届かなくなります。また、年齢を重ねても水分は少なくなりがちです。乾いてしまった肌と髪を潤してあげられるのが、基礎化粧品と呼ばれるスキンケア用品と、シャンプーやコンディショナー、そしてトリートメント等のヘアケア用品です。
たとえば、以下のような誤解があります。

【誤解の例】

  • 混合肌(Tゾーンがオイリーで、Uゾーンが乾燥気味)なので、混合肌用化粧品を使う
  • 40代になってきたから、エイジングケア基礎化粧品を数万円で購入した
  • オーガニック化粧水は自然に優しいと思う
  • オーガニック化粧水は植物を絞って薄めているので安全だ
  • 食用油でメイクオフしたが、食べ物なので肌にも良いはずだ
  • 植物由来だから、カタツムリやキュウリのエキスは肌に良い

混合肌用基礎化粧品も、エイジングケア専用の高価な化粧品も、ある種マーケティングのたまものであり、需要を創出するために作られたフィクションだといえます。
混合肌にしても、TゾーンがオイリーでUゾーンが乾燥気味で、混合肌と呼ぶのはまだわかるにしても、1本のボトルにオイリー用と乾燥肌用のエキスを同時にいれることはできません。結局まざってしまうので意味がないのです。
また、高価なエイジングケア用の化粧品も、決して悪いモノを使っているわけではないので、お金が無限にあれば良いとは思います。しかし、エイジングケアといっても特別な成分があるわけではないのです。

 肌ケアの基本は、洗顔、化粧水、乳液。

この順番をしっかり守って、基本を大切にすれば潤ってくれます。

”真皮を潤す”の誤解

潤いといえば、肌ケアに対する大きな誤解は他にもあります。化粧水は角質層を潤すもので、浸透といってもそんなに肌の奥深くに入るわけではありません。たまに”真皮に浸透する”と誤解なさっている人がいますが、仮に化粧水が真皮に到達したらそれはかなり危険な薬品です。

国内で販売されている化粧水はすべて厚生労働省の認可を得ている成分しか使用できず、厚生労働省は成分に関してかなりしっかり管理していますので、薬品のような成分が混じることはありません。
よって、パンパンと肌を軽く叩いて化粧水を染みこませるのは良いのですが「真皮に到達する・・・」は明確な誤りとなります。

それは本当に”オーガニック”ですか?

さて、オーガニックにも誤解があると考えられます。世の中にオーガニックをうたう製品はとても多く、それだけ人気があるのです。一方で、オーガニックには厳密な定義がありません。 つまり、オーガニックはなんであれ名乗った者がちなところがあります。
オーガニック化粧品と聞くと「肌に良さそうな何らかの植物のエキスを絞り、ぎゅっと濃縮してボトルに詰め込んだ化粧水」のようなイメージがあり、とても肌に良さそうな気がします。そこで製造工程を考えていただくとわかるのですが、山に生えている何らかの植物のエキスを絞ると、不純物があまりに混じって逆に不衛生なエキスができてしまいます。
実は、化粧水はすべて人工物であり、天然をうたう製品より人工製造の方が圧倒的にいいのです。

肌ケアも髪ケアも基本は保湿

肌ケアも髪(ヘア)ケアも基本は同じです。潤いがなくなることで乾燥してしまうので、基本は保湿をしていただきたいです。ヘアケアもまた保湿が大切で、髪の保湿とはトリートメントを指します。
”キューティクル”という単語を聞いたことがあるかもしれません。髪の水分と栄養素を閉じ込めている髪の毛の表面上の保護膜で、そのキューティクルが剥がれると髪が傷みます。乾燥し、髪がむき出しになって紫外線からのダメージに晒され、またヘアカラー剤などによって傷みがより強くなるのです。

髪のケアは毎日のシャンプーとトリートメント、そして週に1度~月に1度のトリートメントで行ってください。ブランドはできる限り揃えた方が、メーカーも揃えて使うことを前提として開発しているのでより髪に合います。
傷んでいない美しい髪は、表面のつややかさから感じ取れるものです。まず髪の毛表面の汚れをシャンプーで洗い流し、コンディショナーで保護します。トリートメントは毎日する必要はありませんので、たまに時間をおいて成分を髪に染みこませます。

ヘアケアにおいても「経皮毒」などと、シャンプーの人工成分が毛穴から体内に侵入し、子宮に滞留して身体に毒が回る、といったフィクションが盛んに喧伝されています。しかしそもそも毛穴は排出器官であり、取り込むことはありませんし、シャンプーも毒ではありません。もちろん体内に取り入れるのはダメですが、毒ということはないのです。シャンプーもコンディショナーもトリートメントも、厚生労働省が成分に目を光らせていますので、安心してお使い頂けるといいと思います。

これらいわゆる”疑似科学”と呼ばれるあやふやな情報に対抗するには、科学的思考を養うことが大切です。綺和美(https://jp-shop.kiwabi.com/)ではこれからも主にヘアケアについて正しい情報発信に努めます。
 

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