忍耐力が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング発表 粘り強いのは1位 高知県、2位 山梨県、3位 富山県

株式会社ユーグレナのプレスリリース

 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、粘り強さが必要な年末年始の学生スポーツシーズンを前に、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした「忍耐力が高めの遺伝子タイプが多い都道府県(出生地※)ランキング」を公開いたします。
※ 出生地に関するアンケートから都道府県を出しています

 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービスです。

 この度、年末年始の学生スポーツ(箱根駅伝・大学ラグビー・高校サッカーなど)のシーズンを前に、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いて、「忍耐力(SNP:rs17608059)」という項目を解析しました。忍耐力は、苦しみや辛さなどに耐え、物事にこだわり最後までやり遂げる力のことを指します。おかれた環境や個人の信念、目標の程度などに左右されますが、こうした忍耐力のような気質も遺伝的な関与について研究が進められています。
 遺伝子解析項目「忍耐力(SNP:rs17608059)」は、苦しみや辛さなどに耐える力の程度に関する項目で、「忍耐力が高めのタイプ(遺伝子型:CC)」、「忍耐力が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」、「忍耐力が低めのタイプ(遺伝子型:TT)」の3つがあります。今回の調査では、「忍耐力が高めのタイプ」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。上記の解析結果より、忍耐力が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 高知県、2位 山梨県、3位 富山県、4位 岡山県、5位 山形県、6位 静岡県、広島県、8位 大分県、9位 埼玉県、10位 青森県となり、割合でみると2位との差が4%と、高知県がダントツでした。

 なお、日本人における遺伝子型の割合は、「忍耐力が高めのタイプ(遺伝子型:CC)」が41.9%でした。つまり、今回の調査では20位以内が日本人の平均よりも忍耐力が高めのタイプが多い都道府県に該当します。ご自身の遺伝子タイプが気になる方は、この機会に「遺伝子解析サービス」でチェックしてみてください。

■調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:21,371人
調査時期:2022年11月
調査項目:ゲノムデータ「忍耐力(SNP:rs17608059)」の項目について、「忍耐力が高めのタイプ(遺伝子型:CC)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出

■忍耐力に関する遺伝子型について
 カリフォルニア大学を中心とした研究チームが、ヨーロッパ系のいくつかの集団合計11,000人以上の人を対象に、アメリカの精神科医であるクロニンジャーが考案したTCI(Temperament and Character Inventory:気質性格検査)という記述式のアンケートを実施しました。この中で、「新奇性追求」、「損失回避」、「報酬依存」、「忍耐力」の4つの気質のスコアと遺伝子型との関連性を確認したところ、SNP:rs17608059という遺伝子型で「C」を持っているほど忍耐力が高い傾向があると分かりました。
 今回の調査で遺伝子解析項目「忍耐力(SNP:rs17608059)」に関して、日本人における遺伝子型の割合は、「忍耐力が高めのタイプ(遺伝子型:CC)」が41.9%、「忍耐力が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」が48.8%、「忍耐力が低めのタイプ(遺伝子型:TT)」が9.3%でした。

■「ユーグレナ・マイヘルス遺伝子解析サービス」について
個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて300項目以上の遺伝子型を解析するサービスです。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにあなたができることをチェックできます。また、体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直す際のヒントとなります。https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/

<ユーグレナ・マイヘルスについて>
『ユーグレナ・マイヘルス』は、「科学(Science)」「信頼(Credible)」「パーソナル(Personal)」の3つを軸に展開するユーグレナ社の検査サービスブランドです。学術研究などに基づいた多様な検査サービスを通じて、お客様の健康リスクや体質、健康状態を把握していただいたうえで、一人ひとりに対応したヘルスケアソリューションの提供を目指しています。今後、複数のサービスを『ユーグレナ・マイヘルス』にて展開することで、ヘルスケアに関するビッグデータを1か所に集積し、中長期的には、そのビッグデータを活用した科学研究の推進を通じて、生命科学の発展とより付加価値の高いヘルスケアソリューションの提供を目指します。https://myhealth.euglena.jp/

<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を継続的に実施。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp

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