パナソニックグループのプレスリリース
「OND’U」はこれまで夏祭りなどのイベントや部活動・介護などの小規模なグループでの利用を中心にご利用いただいておりましたが、エンタープライズ版のサービスにより大規模なグループでも有用であることが確認できました。
パナソニックHDが2021年3月にリリースした「OND’U」は、日々の検温や体調の記録を簡単にできるとともに、グループ機能を利用して組織や所属グループメンバーの健康管理を徹底することができます。
熊本機能病院では365日体制でリハビリテーション医療を提供されています。リハビリテーション部門だけでも医師をはじめ、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などスタッフ総勢約170名が在籍し、毎日110名が勤務しています。そのため出勤前には健康状態をチェック表に記入するために列ができ、時間ロスができていました。また、管理職スタッフによるチェック表の確認にも小一時間程度の時間を要しており、発熱のあるスタッフへの連絡は電話を利用していました。
図1. 実際に院内で使われていた健康管理シート
図2. シートをチェックする管理職スタッフ
「OND’U」導入後は、スタッフはスマートフォン、PC、タブレットから検温結果などの入力が可能となり、多くのスタッフはスマートフォンを利用して体調を報告されています。これにより紙に記入するため始業時に列を作って待つ必要がなくなりました。また、自分の体調の変化を時系列で確認できる機能も好評価でした。
図3. スタッフの利用画面
管理職スタッフは、担当スタッフの情報をグループで管理でき、スマートフォンの画面から発熱や体調不良のスタッフを即座に確認できるだけでなく、症状などの申告内容も確認できます。複数のグループを見る管理職スタッフは部署を横断して確認することもでき、時間の削減だけでなく情報共有が格段にスムーズにできるようになりました。
図4. 管理職スタッフの利用画面
エンタープライズ(有料)版のダッシュボード機能が有用であるとの評価を頂きました。これを使うと全グループを合わせてブラウジングすることが可能です。
中長期のスパンでメンバーの体調の変化を把握できるので、組織内での体調不良者の増減が手に取るようにわかるようになり、感染症クラスター対策に役立ちます。熊本機能病院では患者に直接かかわるリハビリテーションスタッフ、看護スタッフの体調管理業務が「OND’U」によってスムーズにDX化されました。
図5. ダッシュボード画面の一例
この他にもエンタープライズ版では、未入力者への一斉リマインド発信機能で入力の催促ができるため、個別の声かけやメール催促などが不要となり業務負担減を実現しています。また、組織全体の体調不良者数が設定閾値を超えるとアラートを発信するなど、管理者の管理をサポートする機能を提供しております。
これらエンタープライズ版の機能は月10,000円(税込11,000円)~というリーズナブルな価格で、大人数の健康管理を実現できます。
●エンタープライズサービスの特長
・全グループの健康状態をまとめて把握可能
・中長期スパンでの全体的な体調の管理も可能でクラスター対策に寄与
・未登録者一斉リマインド発信機能で管理工数を削減
・発熱者、有症状者増加アラート発信で管理者の負担を軽減
・10,000円(税込11,000円)~のお手頃価格 ※お試し期間あり
新型コロナウイルス第8波の襲来はもちろんのこと、インフルエンザ等の感染症対策は事業継続のBCP対策の1つとして継続的に行なっていくことが課題です。
「OND’U」では企業の職場をはじめ教育現場(保育、学校、学童、部活、塾など)や高齢者施設など集団生活が必須の現場や、マラソン大会やスポーツ大会、その他イベント、飲食業、観光業、警備業、接客業などさまざまなシーンでの利用も想定して開発しております。
今後も「OND’U」を通した健康管理のDX化に貢献して参ります。
【サービス内容に関するお問合せ先】
パナソニック ホールディングス株式会社 事業開発室 BTCイノベーション室
OND’Uプロジェクト窓口
Email:ondu@gg.panasonic.com
<関連情報>
・OND’UエンタープライズサービスHP
https://tech.panasonic.com/jp/ondu/enterprise.html
・パナソニックHD 技術部門のビジョン
https://news.panasonic.com/jp/stories/579
・パナソニックHD 技術部門 BTCイノベーション室の取り組み
https://news.panasonic.com/jp/topics/204584