学校法人国際文化学園美容考古学研究所のプレスリリース
2021年5月よりスタートした当サロンは、今月で19回目を迎えます。第1回目の開催より当サロンのアドバイザーを務めていただいている文筆家の譽田亜紀子(こんだあきこ)さんは、縄文時代の魅力を様々な形で発信し続けております。
譽田亜紀子さん
今年度最初のテーマは、譽田さんによる「最新の縄文研究」です。譽田さんは昨今ブームになった「土偶女子」の草分け的存在でもあり、縄文、弥生、古墳時代のさまざまな文化に精通しています。譽田さんは当サロンの研究について「可能性に満ちている」と言います。「考古学専門の研究者では、その点に注目しない。何故なら、研究者の多くが男性なので、そこに思いが至りません。同時に、文字資料もなく、土の中から見つかる遺物だけで美容を語るのは、研究者にとってもチャレンジングであるので、手をだしにいくいから。だからこそ、独自に研究する意味があると言えます」と話します。
土偶から当時の人々の髪型を推測し再現するという試みは“実験考古学”といえます。譽田さん曰く「この“実験考古学”を美容の側面から研究していることは他になく、非常に面白く、更に広がりをみせていくのではないでしょうか」とも述べています。
譽田さんによる、解説は専門家とは別の見地からの発想で、とても楽しくユニークながらも核心をつく解説に、毎回、会場の皆様は熱心にうなずき、メモをとる姿なども多く見受けられます。
当サロンでは、毎月テーマを設け、その研究結果を発表しております。テーマとなる分野に精通したゲストをお招きしたゲスト回も大変好評です。今月のサロンは、1月25日(水)16:00より国際文化学園美容考古学研究所(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)にて開催いたします。どなた様も無料でご参加いただけますので、お気軽にご参加ください。
アドバイザー:譽田亜紀子(文筆家)
美容考古学サロンの様子
【プロフィール】
譽田亜紀子(こんだ・あきこ)
文筆家。岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。奈良県橿原市の観音寺本馬遺跡の土偶との出会いをきっかけに、各地の博物館、遺跡を訪ね歩き、土偶、そして縄文時代の研究を重ねている。現在は、テレビ、ラジオ、トークイベントなどを通して、土偶や縄文時代の魅力を発信する活動も行っている。東京新聞中日新聞隔週水曜日夕刊に『譽田亜紀子の古代覗き見』連載中。著書に『はじめての土偶』(2014年)『にっぽん全国土偶手帖』(2015年、ともに世界文化社)、『ときめく縄文図鑑』(2016年、山と溪谷社)『土偶のリアル』(2017年、山川出版社)『知られざる縄文ライフ』(2017年、誠文堂新光社)『土偶界へようこそ』(2017年、山川出版社)。『縄文のヒミツ』(2018年、小学館)『折る土偶ちゃん』(2018年、朝日出版社)がある。近著に『知られざる弥生ライフ』(2019年、誠文堂新光社)がある。
【開催日時】
第19回 美容考古学勉強会
日時:2023年1月25日(水)16:30~
会場:国際文化学園美容考古学研究所 ※会場が変更になる場合もございます
(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)
費用:無料
▼参加希望の方はこちらより▼
国際文化学園 美容考古学研究所
主任研究員 篠原博昭
TEL : 03-6416-5348
Mail : shinohara@kokusaibunka.ac.jp
Facebook: https://www.facebook.com/kokusaidogu