徳島大学とサプリム、スマートウォッチを用いた心臓病患者の在宅での運動指導に関する共同研究を開始

株式会社サプリム(SapplyM, Inc.)のプレスリリース

エムスリーとソニーグループの合弁会社である株式会社サプリム(本社:東京都港区、代表取締役社長:山根有紀子、URL:https://www.sapplym.com/、以下「サプリム」)は、国立大学法人徳島大学と心臓リハビリテーション指導士による在宅での運動指導に関する共同研究を開始いたしましたのでお知らせいたします。

■背景
心臓病は、2000年から2019年までの世界の死因のトップ1を占め、日本においても常に上位の死因となっており、心臓病の再発や再入院を防止することをめざしておこなう総合的活動プログラムである心臓リハビリテーション(以下「心臓リハビリ」)は、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)や心不全の患者さんに広く効果があることがこれまでの研究によって多岐にわたり証明されています。しかし、日本では心臓リハビリの実施率は低く、通院の心臓リハビリの実施率は7%程度にとどまるといわれており、心臓リハビリへのアクセスには課題があります。

■研究内容
徳島大学とサプリムは、スマートウォッチと独自のウェブシステムを用い、心臓リハビリテーション指導士(以下、「心リハ指導士」)が在宅での運動支援を行う「リカバル」(https://recoval.jp/)を利用して、在宅での運動指導の効果的な実施方法の確立と、効果・安全性の検証に取り組みます。
遠隔通信技術を用いた心臓病の患者さんに対する在宅での運動指導に関しては、近年様々な研究がおこなわれていますが、運動実施時に医療者が遠隔でリアルタイムでモニタリングをする方法が主流です。この方法は安全性において利点がある一方、人的リソースの確保や実施時間の制限・利便性の観点で課題があります。
本共同研究では、日常生活の中での活動・運動を増進していくことを目的とした非同時的なモニタリングでの運動指導を採用しており、利便性の強化や医療の人的負荷の軽減につながるため、在宅での運動指導の普及促進に資することが期待されます。

「リカバル」について
「リカバル」は、スマートウォッチと独自のウェブシステムを用い、遠隔で運動実施状況を可視化しながら、心臓リハビリ指導士の指導の下、在宅での運動を支援するプログラムです。
■ウェブサイト:
ご利用者様向け https://recoval.jp/
医療機関様向け https://m3comlp.m3.com/lp/sapplym/recoval
 

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