地域と子供の未来のための地方創生アクション『飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事発見隊』がウェルビーイングアワード 2023でGOLDを受賞

ポーラのプレスリリース

株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:及川美紀)の、岐阜県飛騨高山地域で取り組んでいる地域と子供の未来のための地方創生アクション『飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事探検隊』が、ウェルビーイングアクション実行委員会が主催するウェルビーイングアワード2023の活動・アクション部門において、GOLD インパクト賞を受賞しました。

【ウェルビーイングアワード2023とは】

朝日新聞社(代表取締役社長:中村史郎)が、株式会社Hakuhodo DY Matrix、株式会社SIGNINGとともに設立したウェルビーイングアクション実行委員会において、多様な幸福と健康に向き合い、認め合える社会づくりに貢献したウェルビーイングな「商品」「サービス」「活動」「人物」を表彰するアワードです。
ウェルビーイングアワードプロジェクトサイト https://www.asahi.com/ads/wellbeing_awards/

 

 

  • 飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事発見隊について

■経緯

岐阜県飛騨高山地域では、高校を卒業すると多くの若者が地元を離れていきます※。その背景には、多くの親が子の将来を考える際“都会の大学へ進み、都市で就職をすること”が子供の幸せだと思い、また若者たちの多くも“飛騨高山には何もないのでは”と感じていることがあります。実際に「地元の飛騨高山では、夢を叶えることが難しい」という高校生の女の子の声を聞いたポーラショップのオーナー(ポーラ法人 (株)AQUALIE 森下利枝 社長)が、実は飛騨高山には魅力的な場所や仕事が多くあるにも関わらず、住んでいる親や子供がそれを知らないということに課題があると考え、今よりもっと地場企業の魅力や、働く人々の想いに触れる機会をつくることで、地元で将来を考え夢を叶える子どもたちの未来に繋げたいと思い、発起人となって活動がスタートしました。
※高山市HP「高山市人口ビジョン」参照
https://www.city.takayama.lg.jp/shisei/1005745/1012576.html

■概要

「飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事発見隊」は①お仕事発見隊 ②お仕事発表隊 ③お仕事ライブラリーの3つの取り組みで構成されています。

①お仕事発見隊(地元でのリアルな職業体験)


実際にその地域で活動する企業やお店で小中学生が仕事を体験。参加企業は消防署から、保育園、デザイン事務所、エステショップなど多岐にわたり、体験プログラムは参加企業が準備。単なる職業体験では無く報酬(地域通貨)を受け取り、子供たちに社会の仕組みを知りながら、よりリアルに“働く”体験をしてもらいました。
さらに各職業ごとに仕事のミッションを設定し、仕事の楽しさと共に、厳しさも知ってもらうプログラム内容にしています。22年実績では飛騨高山地域の101の事業会社が参画。850名の参加応募があり、抽選で509名の子供たちに、職業体験を通じて将来を考える機会を届けました。
募集チラシ▶

②お仕事発表隊(地域職業のPR動画をつくる)


「お仕事発見隊」で実際に体験した内容をもとに、小中学生が自分たちで30秒のPR動画を作成。
撮影した画像を数枚選び、テロップを添えて作成し、完成した動画はYouTubeにアップ。
子供たちがリアルに体験したことが、デジタル上で企業のPRに繋がる循環をつくりました。

③お仕事ライブラリー(仕事と子供を繋ぐWEBアプリ)


お仕事発見隊で体験できる、地域の企業や職場を掲載した、地域のお仕事がわかる“図書館”のようなアプリを制作。自分の街にある仕事の魅力、子供が体験した内容や働く事業者の想いなど「飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事発見隊」の全貌がわかるようなアプリです。「お仕事発表隊」で子どもたちが作成したPR動画も、この
お仕事ライブラリーの企業ページに掲載されています。本アプリはポーラ本社で制作・運営を担当しています。

活動実績

このプログラムは体験する子供たちだけでなく、親にも飛騨高山という場所の魅力や企業の魅力を知ってもらいたいという想いがあり、企業、子ども、その親、と「絆」を繋いでいくことが大きなテーマです。
これまで、21年・22年の夏休みに2週間にわたり開催。2回の開催で累計1200名の参加応募があり、700名の子供たちに体験いただきました。さらには58名もの高校生に、ボランティアとして協力いただきました。
22年度の参加者アンケートでは満足度99%、次回参加意向も99%と高く、下記をはじめとした沢山の声が寄せられました。

・「楽しかった」が第一声、そして「将来の夢が近づいた」と子どもが話してくれました。
・体験をさせてもらえたことでお仕事への興味が深くなり、より一層夢への想いが強くなったようです。
   親としては嬉しそうな顔を見られたので体験させてよかった。
・子供の頃から地域の様々な職を知り、触れる経験が出来ることは本当にとても素晴らしいと思います。
・地域の未来のために、この活動は非常に大切であると思います。

また、この活動を通して、地域全体で産官学の連携が広がっていま。

高山市・飛騨市の後援や、地元の高校生にも授業の一環として関わっていただき、企業とともにプログラム作り、
当日スタッフとして参加していただきました。 さらに、この活動を経て複数の企業や自治体が集まり「飛騨高山未来検討会」という自主コミュニティが発足するなど、飛騨高山地域の未来に向けた様々な可能性が広がっています。

■今後に向けて

「飛騨高山フューチャープロジェクト お仕事発見隊」は今年も、開催を予定しています。
ポーラは2029年に迎える創業100周年に向けて、“私と社会の可能性を信じられるつながりであふれる社会”を目指すサステナビリティ方針を掲げ、 社会・経済・環境におけるSDGsの目標数値を設定しています。
今後も全国の様々な活動を通して、人の可能性を広げ、全ての人が活躍できる社会を創造していきます。

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