株式会社hacomonoのプレスリリース
オールインワン基幹システム「hacomono」を提供する株式会社hacomono(東京都渋谷区:代表取締役 蓮田 健一 以下:hacomono)は、シリーズCラウンドで総額38.5億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
Coral Capitalをリード投資家として、本ラウンドより、楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)、株式会社Cygames Capital、GMO VenturePartners株式会社の3社を新たに加え、既存投資家であるシニフィアン株式会社及びみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND」、ALL STAR SAAS FUNDを引受先とした第三者割当増資を実施しました。併せて、あおぞら企業投資株式会社、株式会社静岡銀行、株式会社東京スター銀行および株式会社名古屋銀行からデッドファイナンスを受け、総額38.5億円の資金調達を実施しました。当社は、これまでに26億円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計資金調達額は64.5億円になります。
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直近の事業状況
hacomonoは「ウェルネス産業を、新次元へ。」をミッションに掲げ、テクノロジーの力で、より良い社会につながる日本の健康課題解決に貢献する事業を推進しているバーティカルSaaSスタートアップです。
2019年3月より、ウェルネス産業向けオールインワン基幹システム「hacomono」の提供を開始。「hacomono」は、入会・予約・決済などの手続きをDXし、顧客体験を高めるソリューションとして、現在では3,000店舗以上、310万人を超える方々にご利用いただくサービスへ成長しています。
提供開始当初は、フィットネス業界での導入が主でしたが、ここ最近ではスクール業界や公共運動施設への導入が広まり、現在も業種ごとに求められる課題解決のために「hacomono」の開発に取り組んでいます。
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資金調達の目的と使途
今回調達した資金は、ウェルネス業界へのシェア拡大を視野に基幹システムとしての「hacomono」開発や店舗DXを加速させるIoTの活用や、そのためのハードウェアの研究開発、FinTech領域を含めた新規事業への投資、これらの実現に向けた人材の採用および組織力強化に投資する予定です。
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今後の展望
世界のSaaS市場は、世界のクラウド、SaaS企業のスタートアップのランキングであるForbes Cloud 100の内、(B2Bの)FinTechセクターにおける2022年の評価額合計では205億米ドル(約27兆円)となっており、世界のクラウド/SaaS最大のセクターです。2019年対比での評価額合計の成長倍率で見ても6倍と、全セクター中で2番目に急成長しています。
hacomonoは、FinTech領域を含めた新規事業によりソリューションの提供を強化し、公共運動施設を含めたウェルネス施設へのキャッシュレスを拡大することで、事業領域を広めてまいります。また中長期的には、少子高齢化や健康増進、地域活性化、学校部活動問題など、地域課題解決のためのスポーツによる地方創生、まちづくりに貢献し、ウェルネスによる社会実装を推進していきます。
hacomonoのミッションである「ウェルネス産業を、新次元へ。」の実現に向け、より良い社会につながる日本の健康課題を解決できるよう、より一層尽力してまいります。
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会社イベント開催
今回の資金調達にあわせて、hacomonoの現在地と目指す未来などをお伝えする会社紹介イベントをオンラインにて開催予定です。この機会にhacomonoについての理解を深めていただければと思いますので、ぜひご参加ください。(アーカイブ配信あり)
開催日時: 5/19(金)19:00から 20:30
スピーカー:代表取締役CEO 蓮田、取締役COO平田、取締役CTO工藤、CHRO高橋
開催形式:オンライン
申込:https://hacomono.connpass.com/event/281126/
※ 4/27(木)に招待制オフラインイベントを実施予定。
採用サイト:https://recruit.hacomono.jp/
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本ラウンドにおける参加投資家・金融機関一覧(順不同)
投資家
Coral Capital
シニフィアン株式会社及びみずほキャピタル株式会社が共同で運営するグロース・キャピタル「THE FUND」
ALL STAR SAAS FUND
楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)
株式会社Cygames Capital
GMO VenturePartners株式会社
金融機関
あおぞら企業投資株式会社
株式会社静岡銀行
株式会社東京スター銀行
株式会社名古屋銀行
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本ラウンドに参画した投資家からのコメント
Coral Capital Founding Partner & CEO James Riney氏
hacomonoは、日本市場で最も急成長しているSaaS企業のうちの1社であり、今回のシリーズCの資金調達ラウンドで、リード投資家として再びパートナーシップを組むことを光栄に思います。シリーズBへの投資以降、顧客中心の文化と迅速な実行力を見事に発揮しています。日本のトップフィットネスチェーンの多くが「hacomono」を利用しており、日本のフィットネスおよびウェルネス業界全体のデファクトスタンダードとなるデジタルソリューションになると確信しています。今回の投資は、これまでの投資の中で最も大きなものの1社です。hacomonoと共に、フィットネスおよびウェルネス業界のデジタルトランスフォーメーションを実現するために、引き続き協力していきたいと考えています。
シニフィアン株式会社 共同代表 兼 THE FUND共同運営者 村上 誠典氏
リード投資家として参加したシリーズBに続き、シリーズCでも大きくフォロー投資させて頂きました。シリーズB前の検討段階と比較すると、当方も社外取締役として、エンゲイジメントパートナーとして経営を日々ご一緒する中で、事業規模にとどまらず成長を実感できています。Vertical SaaS企業でもある当社ですが、その枠組みを超えていく可能性を日々感じています。SaaS企業と言えばB2Bが一般的ですが、当社はB2Bでもあり、B2B2Cでもあり、B2Cでもあり得る、そんな企業体に進化していけると感じています。SaaS企業という枠組みだけでは捉えられないような、企業として社会と人に真にインパクトを与えられる企業となれるよう、引き続きコミットして参りたいと思います。既に多くの企業、地域、ユーザーにご利用いただいており、社会的責任も飛躍的に大きくなってきています。その責任を力に変えて成長していけることを期待しています。当社との連携に興味がある方は、ぜひ当社もしくは当方までご連絡頂戴できれば幸いです。
ALL STAR SAAS FUND マネージングパートナー 前田 ヒロ氏
シードラウンドで最初の出資をさせていただいてから3年が経った今、「hacomonoだから実現できること」「hacomonoだからこそ描ける未来」の幅がどんどん広がっています。事業や組織、企業全体の基盤をしっかりと築き上げ続けてきたからこそ、新たな挑戦に挑める力がhacomonoの中に生まれているのだと、強く思います。
お客様にとって何が最善か、業界のイノベーションをどのように支援できるのか、どうすればお客様が新たな地平線に挑戦できるのかを常に最優先に考え行動する『お客様への最大級コミットメント』の姿勢が、プロダクト方針や組織カルチャーなどhacomonoのすべてに反映されている点は、私たちが特にインスピレーションを受けている点です。日本を代表するウェルネスバーティカルSaaS企業になるべく、今後も協力し合い、相互にインスピレーションを与え合いながら共に成長できることを、楽しみにしています。
楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)パートナー ジャン ニコル氏
ウェルネス業界はデジタル化による効率的な事業運営やお客様へのより質の高いサービス提供を求められるなど、新たな時代を迎える転換期にあると思います。今回の投資を通じて、巨大な日本のウェルネス市場においてデジタルトランスフォーメーションを実現するという目標に向けて、これまで着実に取り組まれてきたhacomono社の経営陣の方々をはじめ、皆さまと共に挑戦できることを大変光栄に思います。
GMO VenturePartners 取締役 Founding Partner 村松 ⻯氏
日本のEコマース市場において、非対面での物販のデジタル化は10兆円を超える規模に成長しました。しかし、次の10年間の成長は、「対面&役務のEコマース」が主導することは間違いありません。
hacomonoはT2D3を超える成長性を示し、この分野を牽引しています。今後、ウェルネス領域のEC・決済・Fintechインフラになることを、投資とFintech領域支援で応援していきます。
あおぞら企業投資株式会社 代表取締役社長CEO 久保 彰史氏
この度は総額38.5億円のファイナンスのご成功、誠におめでとうございます。これも一重に貴社が軸足を置く「会員型店舗ビジネス」のDX支援への強いコミットメント、高い開発力が評価された証だと思います。
フィットネス業界に代表される会員型店舗ビジネスは、予約受付・入退館管理・決済・顧客管理・会計・従業員シフト等、多くの利用者・運営スタッフが介在する、複雑・多岐にわたる機能提供が必要であり、非常に高い開発力が求められます。また、“業績面でのマイナス”と“次を考える機会”をもたらしたコロナ禍が落ち着いた現在、業界全体として今まで以上に真摯にカスタマーサクセスに取り組み、そのサービス提供・運営のDX化、最適な「ハイタッチ」と「テックタッチ」の導入に取り組む機運が高まっています。現時点で多くの大手フィットネスクラブに様々な機能をワンストップで提供、信頼を積み上げられている貴社は、今後ますます業界の大きな課題の解決に貢献されるものと期待しております。
弊社としても、成長ステージに応じたデット調達サポートと共に、その開発力・バリューをより多くのニーズのある方々に広める活動を行うことで支援して参ります。
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hacomonoについて
リアル店舗における予約・決済や入会手続きがお客様自身のPCやスマホ端末からオンラインで完結し、店舗での事務手続きや支払い手続きが大きく削減できるクラウドサービスです。店舗側では、月謝の引き落としや未払い徴収に関するオペレーションも自動化され、スタッフ業務の大幅な省力化を図ることができます。
2019年3月にサービスをリリースし、これまでに3,000店舗以上が導入しています。
<料金>
初期費用:150,000円~(税別)
月額利用料金:1店舗35,000円~(税別)※店舗数による割引有
https://www.hacomono.jp/
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会社概要
社名:株式会社hacomono
所在地:東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル5F
代表者:蓮田 健一
創業:2013年7月
資本金:100百万円
事業概要:ウェルネス産業向けオールインワン基幹システム「hacomono」の開発・提供