[レポート]ヘルスケア/フィットネスアプリ市場インサイト

Sensor Towerのプレスリリース

新型コロナウイルスの影響を受け、世界のヘルスケア/フィットネスアプリダウンロード数は、2020年に50%近く増加しました。それと同時に、IAP(アプリ内課金)収益も数年続けて大幅に増加しており、2022年には19%増加して28億ドルに達しています。本レポートでは、世界のヘルスケア/フィットネスアプリダウンロード数・収益の推移ならびにヘルスケア/フィットネスカテゴリの人気アプリおよびトップパブリッシャーの実績を紹介しているほか、当該カテゴリの広告出稿についての詳しい分析を行っています。

世界のヘルスケア/フィットネスアプリ収益は増加を維持

新型コロナウイルスの流行により、2020年世界のヘルスケア/フィットネスアプリダウンロード数は、前年から50%近く増加して27億回を突破しました。新型コロナウイルスの影響が弱まるとともに、過去2年の世界ダウンロード数は減少に転じたものの、なおもコロナ前の水準を上回っています。

近年、世界のヘルスケア/フィットネスアプリのIAP(アプリ内課金)収益は増加を続けており、2019年から2021年にかけて、それぞれ43%、50%、33%の成長を実現しています。2022年このカテゴリのIAP収益は、世界で28億ドルを突破して過去最高を記録し、2023年には33億ドルを超えることが見込まれています。

ヘルスケア/フィットネスアプリの収益は北アメリカ市場で顕著に増加

過去数年にわたり、北アメリカは世界におけるヘルスケア/フィットネスアプリ収益が最も多い市場です。2022年には32%増加して17億ドルに迫り、このカテゴリにおける世界収益シェアは2021年の53%から59%に拡大しています。

2022年ヘルスケア/フィットネスアプリ収益は、ラテンアメリカ、東南アジアおよび台湾・香港・マカオでも同様に顕著に増加しており、その増加率はそれぞれ22%、16%、18%に達しています。

『Zepp Life』のアクティブユーザーパフォーマンスが各地域で際立つ

Huamiが配信する健康管理アプリ『Zepp Life』は、韓国、東南アジア、ラテンアメリカなどの多くの市場でパフォーマンスが際立っており、それぞれ現地のヘルスケア/フィットネスアプリ月間アクティブユーザー数(MAU)ランキングでTop5にランクインしています。

香港パブリッシャーのABISHKKINGは、豊富なヘルスケアアプリマトリクスを構築し、『Home Workout』『Six Pack in 30 Days』『Period Calendar Period Tracker』など多数のアプリの人気を受け、世界のヘルスケア/フィットネスアプリのパブリッシャー別ダウンロード数において数年にわたって首位の座を守り続けています。

Android端末向けヘルスケア/フィットネスアプリはAdmobおよびUnityを中心に広告を出稿

2022年3月から2023年3月にかけて、世界のiOS端末向けヘルスケア/フィットネスアプリ広告は、主にYouTubeおよびAppLovinに出稿されています。特に韓国では、iOS端末向けヘルスケア/フィットネス広告の81%をYouTubeが占めています。Android端末向けの広告はAdmobおよびUnityに集中的に出稿されており、アメリカではAndroid端末向けヘルスケア/フィットネスアプリ広告の90%以上がAdmobによるものです。

人気ヘルスケア/フィットネスアプリの人気広告クリエイティブにおいては、実在のモデルが実体験を通してアプリ機能のユーザビリティ、魅力などさまざまな実用性を強調しています。『Daily Yoga』の広告クリエイティブは、実在のモデルがトレーニングとゲームを組み合わせたシーンをデモンストレーションすることで、運動の味気なさを軽減してアプリの魅力を際立たせています。

人気ヘルスケア/フィットネスアプリの人気広告クリエイティブにおいては、独創的なストーリーを用いたアプリ機能のアピールもよく用いられる戦略です。『Headspace: Mindful Meditation』の広告は、都市部のオフィスワーカーのストレスを解消するストーリーによってユーザーの共感を呼んでいます。

詳細情報は弊社ウェブサイトに記載しています:
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-fitness-and-health-2023-report-JP
 
[レポート全文の無料ダウンロード]https://sensortower.com/ja/health-and-fitness-2023-japan?utm_source=prtimes&utm_medium=report-release&utm_content=health-and-fitness-2023-report-japan&utm_campaign=23_05_tech_cm_apac_health&fitness2023report-japan

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Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つストアインテリジェンス、広告戦略の最適化に活用いただける広告インテリジェンスなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
 Sensor Towerは、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022において、Best Analytics / Data Tool賞を受賞しました。

日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。

Sensor Tower 日本オフィス代表

谷内 照吾(Shogo Yachi)

 Sensor Towerについての詳細情報は弊社ウェブサイトに掲載されております:

 https://sensortower.com/ja

 ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower Japanツイッターで:

 https://twitter.com/SensorTower_JP

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