株式会社評言社のプレスリリース
水分補給の専門家で経口補水療法の第一人者でもある著者が、
正しい水分補給についてわかりやすく解説
書影
本書の特徴や関連情報は以下のとおりです。
「いのちを守る水分補給 熱中症・脱水症はこうして防ぐ」
著者:谷口英喜 Hideki Taniguchi
神奈川県済生会横浜市東部病院患者支援センター長
麻酔科医師・医学博士
★初の本格的「水分補給」の本
夏期に多発する熱中症・脱水症の増加を前に、水分補給の専門家であり、麻酔医であり経口補水療法の第一人者でもある著者が、「正しい水分補給」についてわかりやすく解説しました。「水」そのものに関する健康書は多くありますが、病気のリスクを軽減する「水分補給」についての健康書は初です(当社調べ)。また、著者は水分補給に関する知識や科学的根拠を学ぶ学問を「飲水学」と名付けました。本書では、病気・老化・肥満・肌の劣化等の予防に関する水分補給法も伝授します。
★増え続けている熱中症死亡者数 ― 直近5年間累計は前5年間累計の1.7倍
2012年~2016年 5年間合計3,626人
2017年~2022年 5年間合計6,235人(いずれも6月~9月の合計人数)
(厚労省人口動態統計 2023年2月月報より)
★出版概要
発売日:2023年6月27日 全国有名書店、Amazon、楽天等で一斉発売
定価 :1,540円(本体1,400円+税10%)
ISBN :978-4-8282-0737-7 C0077
仕様 :四六判並製 2色 216ページ
<内容>
はじめに――水分管理は健康に直結する
私たちのからだの大部分を占めている物質が水分(体液)です。
生まれたての赤ちゃんは体重の8割が水分で、年齢とともに水分量は減少して、乳幼児では7割に、成人では6割に、高齢者では5割にまで、そして死を迎える頃には3割にまで低下していきます。あたかも、人間の寿命が水分の量に依存するかのようでもあります。
じつは、からだの水分量が年齢相当に一定に保たれていて初めて健康なからだが維持できるのです。
水分が多すぎても少なすぎても生命活動に障害が生じます。
さて、この水分量を維持する方法が日頃の水分管理です。
私たちは健康維持や生活習慣病の予防のために、食事に気をつけたり、栄養価の高い食材を食べたり、サプリメントを飲んだり、塩分やアルコールを控えたりしています。
しかし、飲水に関して気をつかっているでしょうか。
どんな飲料を、どれくらいの量を、どのタイミングで摂取したらよいのか。それらを論理的にかつ科学的根拠に基づき学ぶ学問が“飲水学”です。
「飲水学」は私が考案した名称で、本書を通じて初めて世の中に発信する言葉です。
私たちのからだにとって、とても大事な知識でもあるにもかかわらず、これまで飲水学を学ぶ機会はありませんでした。
私は、現役の麻酔科医です。手術中の水分管理を日々実施しています。いつも感じることは、水分管理の奥深さです。
どんな薬や栄養剤よりも、適切な水分管理を施すことで、患者さんが元気になっていく姿を目の当たりにしています。痛みだって吐き気だって水分管理で軽減することができるのです。
この水分管理の適切・不適切は生死にかかわるのです。
麻酔科医になって30年が経つ今だからこそ、日常生活でも、病気予防のときにでも、そして病気になったときにでも役に立つ水分補給方法、すなわち“飲水学”を本書で伝授します。
状況に応じた適切な飲料の選び方・使い方を知れば、誰でも適切な水分補給が可能です。
さあ、一緒に、老若男女を問わずどんなときにでも役に立つ飲水学について学んでいきましょう。飲水学は、あなたの一生を変えるかも知れない、大切な知識・スキル・財産となることでしょう。
第1章 誤まった水分補給をするとどうなるか?
第2章 水分補給を知るための基礎知識を学ぼう
第3章 健康を維持する水分補給のベストプラクティス
第4章 脱水症のことを知っておこう
第5章 脱水症・熱中症になったときの水分補給
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