株式会社メディリードのプレスリリース
【調査実施結果サマリー】
・約80％以上が「歯ブラシ」でのオーラルケアを取り入れていますが、「歯磨き粉、歯磨きペースト」は、「歯ブラシ」の半数の約40％にとどまっています。
・性年代別で見ると、男性より女性の方がオーラルケアグッズの使用率が総じて高いことが分かりました。また、女性の中でも若年層よりも年齢が高くなるにつれて使用率も高くなる結果となりました。
・使用率第3位の「歯間フロス」は男性よりも女性の使用率が高い一方で、男性は「歯間フロス」よりも「マウスウォッシュ」の使用率が高いことが明らかになりました。
・今年1月から4月までの3か月で使用率が上がった「歯間フロス」の購入場所は、実店舗での購入の割合が増えており、新型コロナウイルス規制緩和の影響が出始めていると推測されます。
【調査概要】
調査対象：2023年1月:20代～60代の男女 5144名 2023年4月:20代～60代の男女 5283名
調査期間：①2023年1月23日～1月26日 ②2023年4月18日～4月21日
調査方法：インターネット調査（iCRIDE®）
※本調査は、3か月に1回の定点調査しています。
【調査総括】
「あなたが普段使用しているオーラルケア・デンタルケア製品を教えてください」と質問したところ、「歯ブラシ」が1位、「歯磨き粉」は2位という結果になりました。3位は「歯間フロス」がランクインし、1月度の調査より＋0.5％上昇しました。
政府が提唱する「8020運動※1」達成のためには、小児期から歯の喪失の二大原因であるむし歯と歯周病の予防を充実させることが必要だといわれています。中でも歯周病対策は、歯ブラシによる清掃に加え、歯間フロスや歯間ブラシによる歯間部清掃が重要であると提唱されている※2ことが、「歯間フロス」の使用率向上に寄与した要因のひとつであると推測されます。
株式会社メディリードは、企業理念に掲げる「わたしたちの幸せな生活とヘルスケアの未来のため」を成し遂げるため、固定概念にとらわれず、常に新たな視点で積極的にチャレンジし、有益な提言および科学的根拠を導き出してまいります。
※1:平成元年（1989年）に厚生省（当時）と日本歯科医師会が提唱（https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-003.html）
※2:e-ヘルスネット 「8020」達成のために必要な予防対策（https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-01-005.html）
【調査結果詳細】
「あなたが普段使用しているオーラルケア・デンタルケア製品を教えてください」と質問したところ、「歯ブラシ」が84.7％で1位、「歯磨き粉」は45.8％で2位となりました。3位はこの3か月で順位が入れ替わり、1月度では「マウスウォッシュ」、4月度では「歯間フロス」がランクインしました。
Qあなたが普段使用しているオーラルケア・デンタルケア製品を教えてください。
（複数回答） 4月度n=5283 1月度n=5144
同じ質問に対して、性年代別でみると、20代男女では全体的にオーラルケアグッズの使用が少ない傾向がありました。また女性では、若年層より高齢者の層でオーラルケアグッズの使用の割合が高い結果となりました。歯磨き粉の使用率が一番低いのは60代男性で29.3％となりました。
男性は「歯間フロス」よりも「マウスウォッシュ」の使用率が高い一方で、女性は「歯間フロス」の方が使用されていることがわかりました。
Qあなたが普段使用しているオーラルケア・デンタルケア製品を教えてください。
-男性（複数回答） n=2,632
Qあなたが普段使用しているオーラルケア・デンタルケア製品を教えてください。
-女性（複数回答） n=2,651
歯間フロスの購入場所
歯間フロスの購入場所を調査したところ、1月度より実店舗での購入の割合は増え、ネット通販での割合が減っていることがわかりました。理由の一つとして、新型コロナウイルスの規制緩和による外出増加に伴い、買い物ついでに購入する人が増えたからではないかと推測されます。
Q（歯間フロスを普段使用している方へ）歯間フロスの主な購入場所・購入方法を教えてください。
（単一回答） 4月度n=1477 1月度n=1399
iCRIDE®について（https://www.icride.net/）
iCRIDE®（アイクライド）は、当社が保有するMedical Health Careデータベース(MHP※3)を活用し、消費者の意識や行動を分析・可視化したデータを閲覧できるサービスです。MHPの回答者に対して、ヘルスケアの様々なテーマにおける消費行動の理由やその背景にある意識変容を定期的に聴取・分析します。
※3 MHPはのべ250万人のデモグラフィックデータや生活習慣などの基本情報に加えて、疾患情報、治療・服薬状況などを集約した独自のデータベースです。疾患情報には、分析可能な国内最大級の700を超える疾患データを収載し、入通院する疾患に対しての治療実態や経験、ニーズなどを深掘りしたデータだけでなく、未病レベルの症状・愁訴も含まれています。
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
＜例＞ 「株式会社メディリードが実施した調査によると・・・」
【会社概要】
会社名：株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者：代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地：東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立：2013年6月
主な事業：デジタルマーケティング事業及びデータマーケティング事業、インサイト事業を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL：https://www.cm-group.co.jp/
会社名：株式会社メディリード
代表者：代表取締役社長 亀井 晋
所在地：東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立：2015年4月
主な事業：医療関連領域の調査・データ解析業務
URL：https://www.medi-l.com/
