一般財団法人ウェルネスサポートLabのプレスリリース
【事業背景】
福岡市の若年世代(10~30代)の健康課題の一つに『「やせ」の割合が高い』ことがあげられる。これは、「食べる」「動かす」「眠る」等の基本的な生活習慣が定着していないことが一因と考えられる。一方で、働いている女性は、家庭内での家事・育児の負担の大きさから生活習慣の改善への意欲を喪失しており、行動変容・習慣化することが困難な状況であることが明らかになっている。(経済産業省「令和3年度フェムテック等サポートサービス実証事業補助金」事業結果)そのため、若年世代の「やせ」の課題を解決するためには、働く以前の10代の女子学生のうちから、正しい知識の習得や基本的な生活習慣を身につけることが重要であると考えられる。その際、10代の女子学生においては、友人等からの同調圧力や様々なダイエット法の氾濫の中で、過度な体重の増減を繰り返すリバウンド症状により、その後のホルモン由来の不調、妊娠・出産への影響などへの認識不足により意思決定が困難な状態にあるため、「健康的なカラダづくり」について、正しい知識の啓発が必要と考えられる。
本事業では福岡市の若年世代の「やせ」の課題解決のために、主に10代の女子学生を対象に「健康的なカラダづくり」の一つである「動かす(運動)」について正しい知識を啓発し、運動習慣の改善を図るきっかけづくりを目的とする。
【事業内容】
弊団体事業内の若年層Instagramアカウント「Me Care」を通して「健康的なカラダづくり」を主題に「動かす」習慣を中心としたコンテンツの発信を行う。大学生メンバー(エヴァンジェリスト)を中心に企画運営を行い、10代の女子学生が興味関心を寄せる内容とする。発信情報は弊団体の専門家(看護師、助産師、管理栄養士、健康運動指導士)により監修を行う。
● 実施期間
令和5年10月1日~31日(「福岡市健康づくり月間」に合わせて実施)
● 主な対象者
高校生、大学生世代の女性およびその保護者
● 実施内容
Instagramアカウント「Me Care」において、以下のとおり情報発信を行う。
○ フィード(3回/週×4週の計12投稿)
○ リール(基本的に2回/週×4週の計8投稿)
○ ライブ(1回/週×4週の計4投稿)
Me Care(https://www.instagram.com/me_care_pj/)
【代表メッセージ】
笠 淑美(Yoshimi Ryu)
ウェルサポでは今年度、公益財団法人ウェスレー財団 2023 年度 ソーシャルジャスティス活動助成金の採択を受け、現在「 地方都市女子学生の不安不調対策から始めるエンパワーメント啓発事業」を実施しています。事業内で実施中のオンラインチャットサポート(Me Careチャットサポート)や福岡市保健医療局との共同事業を含む若年Instagramアカウント「Me Care」での情報発信を通して、女子学生が「やせ」課題を含めた身心不調に関する正しい情報を得たり、不安不調という言葉にしがたい声を言葉にする経験を積み重ねることで、地方女性の自主性を育み、他者貢献へとつなぐ一歩とすることを目的としています。今後は、現在一般市民・企業・団体向けに提供しているフレンドナースによる「チャットサポート」を、自らの健康投資を行うばかりでなく助けが必要な誰かを支える共助型の仕組みとして、高校生などの若年女性に「寄付による自律的な恩送りシステム」を構築予定です。身心不調を我慢することなく、多くの若年世代が「自分らしくのびのびと人生を送ること」「自分らしく健やかに社会参画すること」のできる社会づくりを目指していきます。
【団体概要】
団体名:一般財団法人ウェルネスサポートLab
代表理事:笠 淑美
住所:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2-9-20-1103
電話:092-231-9762
設立:2020年1月
事業内容:不安不調期・療養期の意思決定支援事業、不安不調期・療養期のコーディネート看護ケア事業、ウェルビーイングに関する地域貢献人材育成事業、終活コーディネート事業