日本体芯力協会のプレスリリース
著書
【今年は残暑で秋バテに警戒】
異例の残暑が続いています。気象庁は2023年8月末の3ヶ月予報で、9月から11月まで東日本と西日本、沖縄奄美では平年よりも気温が高くなる見通しと発表しました。記録的猛暑の疲れやエアコンと外気の温度差による冷房冷え、昼夜の寒暖差などの影響で秋バテになる人が多くなることが予想されます。秋バテは自律神経の乱れに起因し、疲労感、食欲不振、不眠などの症状が生じますが、適度な運動をすることで、自律神経のバランスを整えることができると言われています。
【秋バテ対策は脱力して三半規管と自律神経を整えること】
2023年8月18日に当協会会長 鈴木 亮司の著書『「脱力」はなぜ体にいいのか』が発売されました。本書では、体の無駄な緊張を解き、自律神経を整えることができる「脱力スワイショウ体操」と「ボディマップ体操」を紹介しています。著者の体操の理論と実践法を学ぶ医療関係者の周りで体が疲れにくくなったという声が上がり、口コミで話題となっています。
自律神経が乱れ、交感神経が優位の状態が続くと筋肉はずっと緊張している状態です。不自然な緊張が続けば、体は力み、体調不良が生じます。不自然な緊張をとるには、三半規管を整えることが重要です。三半規管が整い、水平・垂直感覚が調節されてくると姿勢と自律神経も整います。脱力スワイショウ体操では、体も目も適度に動かしながら脱力し、三半規管を鍛えながら、体の自然な揺らぎを取り戻して自律神経も整えることができます。
<上下の脱力スワイショウ体操(一例)>
腰幅に立ち、両腕を肩の高さに上げる。腕の重みが感じられるぐらい完全に力を抜いて、両腕を振り下ろす。下ろした腕を反動を利用して肩の高さまで振り上げる。もう一度両腕を振り下ろし、同じように振り上げる。これをしばらく繰り返す。
さらに体の緊張をとるのに有効なのが脳内のボディマップを鮮明にすることです。ボディマップとは、ひとりひとりが脳の中に持っている身体地図のこと。私たちは脳内のボディマップの情報をもとに、一瞬後の予測を立てて体を動かしています。そのため、ボディマップが不鮮明な部分があると体は緊張します。
<ボディマップ体操>
顔、頭、首、肩、腕、脇、手、肋骨、お腹、脇腹、背中、腰、太もも(前側)、すね、ふくらはぎ、太もも(裏側)、太もも(内側)、足の甲、足の裏を順番にさすることで脳にボディマップを形成することができ、緊張を解くことができます。
【脱力体操の原点は元格闘家の度重なる故障】
代表の鈴木は2003年からプロ総合格闘技に参戦、並行してトレーナーの専門学校でも学びました。練習やトレーニングで数えきれないほどの故障を抱え、とうとう重度の眼窩底骨折を患いドクターストップに。それから身体に負担のかからない方法を武道や東洋医学を学び模索しました。その後、体育学の権威東大名誉教授 小林 寛道先生と出会い、理論的裏付けを得て力まずに鍛える「体芯力」体操を考案。
格闘の世界を引退後は、高齢者を中心にパーソナルトレーナーとして指導、セミナー講師やトレーナーの育成事業も行っています。また、医療関係者などを対象に無意識な力みをとる方法、脳神経から身体を活性化させる体芯力の理論と実践法を指導しています。
<代表・鈴木 亮司のコメント>
「誰でも簡単にできるラクな体操です。自律神経を整えて疲れをリセットできるので、秋バテ対策に最適なセルフケアとなっています。毎日の隙間時間に取り入れて欲しいです。」
【最新書籍『「脱力」はなぜ体にいいのか』概要】
本書では、私たちが力(りき)んでしまう理由と、脱力することで体と心にどんな良い効果があるのかを解説した上で、自然と緊張がとれていく体操を2種類紹介しています。
販売日 : 2023年8月18日(金)
著者 : 鈴木 亮司
出版社 : 青春新書プレイブックス
ページ数: 184p
ISBN-10 : 4413212037
【鈴木 亮司プロフィール】
1977年、千葉県館山市生まれ。認知動作型トレーニング指導者。全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定トレーナー。アメリカプロバスケット選手、有名格闘技道場、プロ格闘家、プロボクサーから80歳以上の高齢者まで、ほぼ同じ内容のトレーニングを実施。20年間でのべ4万人以上のパーソナルトレーナーを務める。著書には、「死ぬまで歩ける体をつくる!10秒 『寝ころび筋肉ひねり』」(PHP研究所)、「インナーマッスルに効く『体芯力』全身体操」「体のたるみを引きしめる!『体芯力』体操」「腰・ひざ 痛みとり『体芯力』体操」「100歳まで歩ける!『体芯力』体操」(以上、青春出版社)がある。
URL: http://ryojisuzuki.jp/