株式会社icoiのプレスリリース
icoiが提携する美容室で「いこらぼ(毛髪栄養検査)」を提供し、パーソナルなミネラルバランスを見える化します。近隣の食品スーパーでは、各野菜に含まれるミネラル表示を行います。これにより「いこらぼ」で明らかになった個々人のミネラルバランスに合わせ、改善を促すために必要な食材を購入することが可能になります。さらに食品スーパーでは、寒さに備えた温活、汗をかく時期のミネラル不足など、季節特有の悩みに応じた栄養素を効果的に摂取できる旬の食材の組み合わせやレシピの提案を行います。これらの情報は美容室からも発信することで、相互送客を図ります。(現在、食品スーパー42店、美容室21店を双方順次拡大)
今後は、「いこらぼ」データから得られた県民特有の栄養課題をもとに惣菜開発も実施していく予定です。できる限り地元食材に焦点を当て、地産地消や地域活性化の一助としていきたいと考えています。
岡山県民の野菜摂取量は国が目標とする1日350gに達していません。全国順位は男性31位・女性37位と低迷しています(厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査」)。また、国が推奨する摂るべき栄養素が十分に摂れていないことも分かっています(岡山県「平成28年県民健康調査」)。この取り組みを通じて、県民の野菜摂取量の拡大、食生活と栄養バランスの改善につなげていきます。
美容室は定期的に、食品スーパーは日常的に通う場所です。それだけ身近で信頼できる場でもあります。ここから継続的に情報提供と励まし支援を行うことで、県民の健康寿命の延伸に貢献できる取り組みを目指します。
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岡山県民の野菜摂取量は少ない!?
岡山県民の1日野菜摂取量の平均は、男性279g・女性253gで、全国と比較して少ない傾向にあります。全国ランキングを見ても、男性31位・女性37位と低迷しています。
生活習慣病を予防し、健康寿命を延ばすために、国は野菜を1日350g摂ることを目標に掲げていますが(健康日本21(第二次))、県民はこれに達していません。県が実施した「令和3年県民健康調査結果」でも、男女共に約8割以上が目標未達の状況です。
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岡山県民は栄養バランスに課題あり!?
県が平成28年に実施した調査では、岡山県民の2人にひとり以上が高血圧症の有症者であることが分かっています(20歳以上が対象)。
高血圧の最大の原因は「食塩(ナトリウム)の摂り過ぎ」ですが、過剰なナトリウムの排出を促すカリウムは、野菜に多く含まれる栄養素です。野菜摂取量が少ない傾向にある県民において、1日カリウム摂取量の平均値は、20歳以上の全世代において国が定める目標値に達していません。
また、同調査では他に、県民の全世代で、1日カルシウム摂取量の平均値が国が定める推奨値に達していないこと、そして減少傾向にあることも明らかになっています。
カルシウムは丈夫な骨を形成するために必要な栄養素です。骨量が最大に達する20歳頃までに、こつこつとカルシウムを摂り骨に貯蔵することはもちろん、以降も、骨粗しょう症予防のために継続して摂取することが望まれます。
さらに、日本人に慢性的に不足しがちと言われている鉄分。県民も例外ではありません。男性は特に若年層、女性は50歳までのあらゆる世代で不足傾向にあることも分かっています(岡山県「平成28年県民健康調査」)。
県民の健康度の改善、健康寿命の延伸に向け、野菜摂取量の拡大と栄養バランスの改善は喫緊の課題と言えます。
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美容室でミネラルバランスをチェック × 食品スーパーでミネラル表示
地域の身近な通いの場が連携して、県民の健康と元気をサポート
「いこらぼ」は髪の毛からパーソナルなミネラルバランスが分かる検査キットです。icoiが提携する県内の美容室で、髪を切ったついでに実施でき、カリウムやカルシウム、鉄など、国が定める必須ミネラル12種類の過不足と、有害金属の蓄積状況を確認することができます。
本来捨ててしまう切った後の髪の毛を使用するので痛みもなく、小さなお子様からご高齢の方まで利用いただけます。また、健診受診率の低さが課題となっている子育て世代の女性でも、美容室には定期的に通っている方も多いはずです。これまで健康づくりの介入がしずらかった幅広い層の方にとっても、非常に導入しやすい検査になっています。
県民に不足しがちな野菜と、カリウムやカルシウム、鉄などのミネラルの摂取量を増やし栄養バランスを整えるために、近隣の食品スーパー青果売場では、各野菜に含まれるミネラル表示を行います。「いこらぼ」を受け、ミネラルバランスが明らかになれば、ご自身やご家族に必要なミネラルを摂取できる食材を購入することが可能になります。
また、寒さや冷えに備えた温活、たくさん汗をかく時期のミネラル不足など、季節特有の悩みに応じた栄養素を効果的に摂取できる旬の食材の組み合わせやレシピの提案を行います。これらの情報は美容室からも発信することで、地域住民の健康意識の向上と栄養バランスの改善を後押しします。
icoiが保有する全国の「いこらぼ」データの分析から、ミネラルバランスには地域差があることが分かっています。将来的には、県民の「いこらぼ」データをもとに、県民特有の栄養課題を抽出し、県民のための惣菜開発も行っていく予定です。
これらの取り組みを通じて、県民の野菜摂取量の拡大と、野菜+α食材の組み合わせで県民の栄養バランスの改善を図り、生活習慣病の予防と健康寿命の延伸に貢献していきたいと考えています。
■いこらぼ(毛髪栄養検査)
毛髪( 0.2g)から、必須ミネラル12元素(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン、クロム、モリブデン、マンガン、亜鉛、鉄、銅)の過不足と、有害金属5元素(カドミウム、水銀、鉛、ヒ素、アルミニウム)の蓄積状況をチェックすることができる検査です。icoiが提携する全国300店舗の美容室で、髪を切ったついでに検査することができます。
その手軽さや、特に健診受診率が低いと言われる子育て世代の女性でも美容室には定期的に通っていることから、身近で気軽に受けることのできる「いこらぼ」は、新たな未病対策として注目されています。
受検者は、パーソナルなミネラルバランスを把握することで食生活を改善し、日頃の健康づくりに生かしていただくことができます。また、蓄積されたデータの分析により、栄養バランスには地域特有の食文化や自然環境による地域性の傾向があることも分かってきており、地域の健康課題に応じた栄養や食品、レシピの提案などを行っています。
■株式会社 icoi
・所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-29-4横山ビル2F
・代表取締役:郡谷 秀邦
・会社URL:https://icoi-style.co.jp
・icoiサービスURL:https://icoi.style
・事業内容:ウェルネスサービスサイト「icoi(いこい)」の運営
「いこらぼ(毛髪栄養検査)」サービス
パーソナル栄養データベースを活用したマーケティング戦略企画