11月8日の“いい歯の日”に向け、幼稚園児に口腔トレーニングを楽しくレクチャー「フーセンガムトレーニング クリスマス会」を開催

株式会社ロッテのプレスリリース

 株式会社ロッテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長執行役員:牛膓栄一)は、「健口スマイル推進事業の展開に関する連携協定」を締結する公益社団法人山口県歯科医師会・山口県と、口腔機能向上を目指し、山口県内44園、約1300名の年長園児に2023年10月よりフーセンガムを提供、フーセンガムトレーニングを開始しています。この度、本取組を受け、11月6日(月)に、徳山めぐみ幼稚園(山口県周南市/園長:村田 佳奈)にて、園児が楽しくフーセンガムトレーニングを継続できるようになることを目的にした「フーセンガムトレーニング クリスマス会」を実施いたしました。当日は、ロッテのフーセンガム博士がサンタクロースに扮し、園児にフーセンガムの噛み方やふくらませ方をレクチャー、フーセンガムを使った技の披露も行いました。

  • サンタクロースがレクチャー!口腔機能の発達に繋がる「フーセンガムトレーニング」
    園児「サンタさんの技がすごかった!家でもたくさんふくらませたい!」と楽しむ様子!

 当日は徳山めぐみ幼稚園にサンタクロースに扮したロッテのフーセンガム博士が登場。一足も二足も早いサンタクロースの登場に園児たちからは驚きと嬉しさの歓声が上がりました。園児たちはすでに「フーセンガムトレーニング」を実施していますが、復習も兼ねて、サンタクロースからふくらませ方をレクチャー。続いて、フーセンガムを使って、ビッグフーセンやトリプルフーセンといった技を披露すると園児たちから驚きの歓声があがりました。その後、園児たちがフーセンガムトレーニングに挑戦。皆楽しそうにトライしており、「楽しかった!」「もっと大きくふくらませたい!」「私も技ができるようなりたい!」などと話していました。先生方によるフーセンガム膨らませ対決も大盛り上がりの様子でした。村田園長は「子どもたちにとってトレーニングが楽しみな時間となっています。トレーニングを重ねて、5分間ガムを噛み続けられなかった子どもが噛み続けるようになったり、フーセンを膨らませられるようになることが自信となっているようです」とフーセンガムトレーニングによる子どもたちの変化を実感しているようでした。最後にクリスマスプレゼントとしてサンタクロースからお菓子セットをプレゼント。子どもたちは大喜びで、会はクロージングしました。

サンタクロース登場

フーセンガムをふくらませる園児

技披露「トリプルフーセン」

フーセンガムをふくらませる園児

フーセンガムトレーニング中

フーセンガムトレーニング動画視聴中

<公益社団法人山口県歯科医師会 小山会長 コメント>

近年、お口ポカンや上手に食事を取れない子どもが増えてきており、口腔機能に関する適切な情報提供や指導を行う必要性が高まってる中、昨年山口県内の幼稚園で実証実験を行った結果、フーセンガムトレーニングでお口の機能が高まる結果が出ました。そこで、今年は山口県内44園でフーセンガムトレーニングを導入しています。今回のイベントで子どもたちが楽しんでいる様子が見られたようにフーセンガムは楽しく口腔機能をトレーニングできるツールです。今後も子どもたちの健全な口腔機能の発達を促すために、本事業を推進してまいります。

<学校法人徳山めぐみ幼稚園 村田園長 コメント>

おやつ感覚で取り組めるので、トレーニングは子どもたちにとって楽しみな時間となっているようです。今日もとても楽しそうにフーセンをふくらませていました。当初は、上手に噛めない子やフーセンが作れない子がほとんでしたが、トレーニングを重ねふくらませられるようになったことに喜びを感じている子もいます。ご家庭でも一緒にガムを噛む時間をつくるなど協力的に進めてもらっています。口周りの筋肉が鍛えられることで、日常の「お口ポカン」や口呼吸が減るなど、健康面での良い効果がでることを期待しています。

  • 子どもの口腔機能不全改善には、意識的に口周りの筋肉を動かすことが重要!

    ガムを噛むことで口腔発達だけでなく、運動能力や記憶力・集中力への良い影響も!

・口腔発達:口腔機能の発達不全は、口の健康だけではなく、生活まで悪影響を及ぼします。子どもたちのお口周りの筋力低下の原因としては、やわらかい食べ物が増え食事で噛む回数が減っていることが挙げられます。この状態を改善するためには、口を閉じる習慣を身につけたり、口を閉じたり舌を動かす筋肉のトレーニングが重要です。2022年に徳山めぐみ幼稚園で行った実証実験※等でフーセンガムトレーニングが口腔機能やお口ポカンの改善に役に立つことがわかっています。                            

※リリース参照 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000110734.html

・テストの点数:中学生を対象にした研究では、14週間継続的にガムを噛みながら勉強することで、ガムを噛まないで勉強した子どもたちより、数学テストの点数の増加が大きかったことが報告されています。脳が活発に働くことで注意力や集中力が向上することもわかっています。

・足の速さ:中学生の女子生徒で、継続的にガムトレーニングした子どもたちの方が、ガムトレーニングをしなかった子どもたちより、スタートから10mの足の速さが約0.1秒速くなったことが報告されています。

  • 2023年10月より山口県44園で開始した「フーセンガムトレーニング」に反響続々!

    「楽しくトレーニングできるので続けられる」「とても大きくふくらませられるようになった子どもも」

<小月こども園 主幹保育士 成田瞳(参加園児31名)>

最初は、「フーセンガム食べたことない」「フーセンできん」とちょっと馴染みのない様子でしたが、咀嚼チェックガムで咀嚼能力チェックを行うと、「楽しい」という声が聞こえました。毎日、外遊びの前と給食が終わって少し休憩した後に、実施しています。開始から2週間後には5.6人が膨らませられるようになりました。トレーニング終了時には、みんなが膨らませられるようになるといいなと思います。

<認定こども園岩国川下幼稚園 主任 平石愛(参加園児21名)>

10月中旬から朝の会と帰りの会でフーセンガムトレーニングを実践しています。普段の給食ではしっかり噛むことを意識している様子はあまり見られませんが、ガムを噛む際には少し意識が変わるようで、しっかりとガムを噛んでいるように見受けられます。今回のトレーニングを重ねることで、普段の食事でも少しずつ変化が現れてくれることを期待しています。

<認定こども園萩幼稚園 園長 河名哲雄(参加園児31名)>

毎日取り組むことで、フーセンができる子どもが増えてきています。友達と見せ合いながら「もっとやりたい~」と子どもたちは楽しく活動に取り組んでいます。噛むこと、口の中を複雑に動かすことが遊びの中ででき、無理なく口腔機能の向上につながっていると感じています。

  • 「健口スマイル推進事業」とは

公的機関(山口県・山口県歯科医師会・山口県歯科衛生士会)と民間事業者(ロッテ・サンスター・ライオン・山口フィナンシャルグループ)、それぞれが持つ特性や知見を連携・融合させ、「健康と笑顔は口元から」を合言葉に、口腔衛生意識の向上を通じ山口県民の健康寿命の延伸を応援する事業です。

(1)学校から家庭、職場における口腔ケア意識を定着化させ健康寿命の延伸を応援します。

(2)かかりつけ医の定着による歯科定期健診の充実を目指します。

ロッテは、ESG中期目標として、健康のために「噛むことを意識し、行動する人」、「キシリトールを生活に取り入れる人」の割合を2028年までにそれぞれ50%とすることを目標として掲げ、事業展開をしております。ロッテの掲げる目標や達成に向けた課題意識が一致したため、連携し、取り組みを行う運びとなりました。

  • 口の発育には「お口遊び」!吹き戻し、シャボン玉、フーセンガム…なつかしの遊びで口のトレーニングをしよう

 子どもの口周りの運動のためには、「シャボン玉」や「吹き戻し」など口をつかった遊びが効果的です。フーセンガムを膨らませることは「噛むこと」に加えて「舌を動かしてガムをまとめる・伸ばす」「口をしっかり閉じる」など、繊細な動きと筋肉運動が必要で口周りのトレーニングになると考えられます。

  • あなたのお子さんは大丈夫?口腔機能の発達具合をチェック

 ご自身のお子さんに症状があるかどうか、チェックしてみてください。複数当てはまったら要注意かもしれません。

日本歯科医学会 (日本歯科医学会のチェックシートを参考に作成 https://www.jads.jp/basic/pdf/document-200401-3.pdf)

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