【 #精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会へ 】NPO法人CoCoTELIのHPをリニューアルいたしました

NPO法人CoCoTELIのプレスリリース

NPO法人CoCoTELIは精神疾患の親をもつ子どものメンタルヘルス問題の解決に向け、地域差関係なく繋がれるオンラインの居場所と個別相談を中心としたサポートを行なっております。

この度、公益財団法人キリン福祉財団より助成を受け、コーポレートサイトをリニューアルいたしましたことをご報告いたします。

HP: https://cocoteli.com/

  • HPリニューアルの概要

CoCoTELIが運営している居場所は、「住んでいる場所に関係なくつながれるオンラインの居場所」です。現在は45名の当事者が参加、150回以上の個別相談を実施しております。活動を通じて出会った“こえ”をもとに、社会発信を行なっています。

■リニューアルについて、私たちの想い

当事者の子ども・若者に対し、「あなたは1人じゃない」「どんなあなたでも、そのままで大丈夫。」ということをキーメッセージとして伝えたい思いがありました。精神疾患の親をもつ子ども・若者支援を行うなかで、どうしても「親が悪い」「親側に問題がある」という声が多く寄せられますが、私たちは「困難の背景には、社会側に大きな問題」があると考えています。

ここの居場所では、少しでもいいから「ホッ」とする時間を持ってほしい。ここにいるだけで、少しでも安心すると思えること。あたたかさを感じる居場所を目指し、リニューアルを行いました。

■制作者メッセージ
 上 ひかり さん
制作過程で、運営メンバーの方々の活動にかける思いをお聞きし、「当事者が、1人じゃないと感じられるようなあたたかみのある居場所」を表現することに努めました。特に、イラストの表現や雰囲気については慎重に検討を重ね、「助けてあげる」といった“一方的なやさしさ”ではなく、”立場や思いを尊重しあえるようなやさしさ”を提供したいというニュアンスが伝わるよう工夫しています。このような、当事者に寄り添う姿勢がHPを通して伝わり、活動の広がりの一助になれば幸いです。

  • NPO法人CoCoTELIが取り組む社会課題

子ども全体の15〜23%いると言われている「精神疾患の親をもつ子どもは、他の子どもと比べて自身の精神疾患罹患率が2.5倍高い」と言われています。私たちCoCoTELIは、多くの場合親が悪いのではなく、社会側に問題があると考えています。

  1. 社会に支援がほとんどないこと

  2. 精神疾患をもつ方や、その家族に対する社会の理解が不足していること

それに加えて、

  1. 子どもが自身の置かれる状況を認識することの難しさ

  2. 精神疾患に対する偏見

  3. 家族主義の強さ

などが影響し、当事者の子ども・若者にとって他者に家族の悩みを相談するハードルがとても高くなっています。こういった理由から、子ども・若者たちは1人で悩みを抱え、精神面・生活面で不安定になりやすい現状があります。

  • NPO法人CoCoTELIが取り組む事業

「精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会」を目指し、精神疾患の親をもつ子ども・若者のサポートを行っております。 2021年9月に学生団体として本格的に活動を始めてから、当事者と対話を重ねるなかで「多くの当事者が自身のメンタルヘルスに不調を抱えていること」「社会に支援がほとんどないこと」「精神疾患のある方やその家族に対する社会の理解が不足していること」などを知りました。本格的に活動を進めるため、2023年5月にNPO法人化。現在は、精神疾患の親をもつ25歳以下の子ども・若者を対象としたオンラインの居場所づくり・個別相談を行っております。

  • 団体概要

■団体名:NPO法人CoCoTELI

■理事長:平井 登威

■所在地:大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506

■設立:2023年5月24日

■HP:https://cocoteli.com/ 

■SNS:X(旧:Twitter):https://twitter.com/cocoteli 

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