インサイド・ザ・ドリーム

パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社のプレスリリース

ラグジュアリー フレグランス創造の知られざる舞台裏 マチュー・ムニュ監督フィルム

                                                   ディオール フレグランス核心への旅

優れたフレグランスの創作は、魔法のように魅力的な冒険です。クリエイターのインスピレーションと思考が共鳴する長い旅路には、多様な人々が登場し、その出会いはすべて必然なのです。 映画監督マチュー・ムニュは、この謎めいた世界に導かれるように、フランシス・クルジャンが、ディオール パフューム クリエイション ディレクターとして初めて手掛けたジャドールの伝説に迫りました。「インサイド・ザ・ドリーム」は、フレグランスとその創作の核心を詩的で親密に描き出し、香りの儚さを映像で表現するという大胆な挑戦に取り組みます。 パリからロサンゼルス、ラ コル ノワール城、グラースの花畑、そしてインドへと旅し、まるで交響曲のように、そこに登場するスターやクリエイター、決裁者、専門家たちのポートレートを映します。 この前例のないフィルムは、美しく詩的なイメージを通じて素晴らしいフレグランスの誕生を伝え、そこには問いかけと発見、不安と高揚感、そして力強い感情と突如として現れる明るい光が散りばめられています。「 インサイド・ザ・ドリーム」はディオール メゾンの舞台裏に潜入し、美の探求を分かち合いながら比類なき香水の創作に携わる人々の長い冒険の核心に迫る、魅力的で心揺さぶられるドキュメンタリーです。

ロサンゼルスにて、ジャドールのミューズ、シャーリーズ・セロンが、ディオール パフューム クリエイション ディレクターのフランシス・クルジャンと対面します。この日、クルジャンは自らのビジョンと彼の新しいジャドール ローを見せるために訪れました。カメラは流れるように、ダイナミックに彼らにズームインし、エキサイティングかつ優雅な2人の様子や、調香師のエネルギーを収めます。厳格さがありながらも寛大な美しさを持ち合わせたこのフィルムでは、香りの構成をはじめ、香水の創作にまつわる試行錯誤やひらめきの瞬間、ディスカッション、直感といった人間味あふれる冒険の軌跡が正確なポートレートように描かれます。

フランシス・クルジャンはガイドとして、彼の創造的な探求に私たちを誘います。私たちは彼と共にインドのサンバックジャスミンを感じ、驚くほど豊かなディオール フレグランスのアーカイブを一つひとつ訪れ、彼のインスピレーションに触れていきます。フィルムには、パリにあるクルジャンのクリエイティブ スタジオで働く女性たちや、南仏グラースにおける香水産業復興のヒロインでもありディオールとパートナーシップを結ぶ花農家の女性たちの他、オートクチュールとプレタポルテ ラインを手掛けるマリア・グラツィア・キウリ、1999年にジャドールを制作したカリス・ベッカーといったメゾンを代表するクリエイター、また、パルファン・クリスチャン・ディオール社長 兼 最高経営責任者のヴェロニク・クルトワが登場します。

さらに、この冒険物語に貢献したアーティストたちも捉えます。ジャドールのキャンペーン フィルムを撮影するジャン=バティスト・モンディーノ監督が、今では集団的想像力と切り離すことのできないそのストーリーについて力強くコメントしたのに続き、世代を超えて受け継がれる美しくカーブしたガラスのアンフォラ ボトルとゴールドのネックレスを生み出したエルヴェ・ファン・デル・ストラーテン、最後に、アーティストのジャン=ミッシェル・オトニエルは、新しいジャドールローのために制作したゴールド ビーズのフラワー アートに纏わる秘話を感動的に語ります。

名だたる香水の中でも完璧なフレグランスといえるジャドール ロー。「インサイド・ザ・ドリーム」は、時間をかけて作られた神秘的なフレグランスの誕生を理解し体験できるように美しい映像で祝福します。フレグランスが完成するオルレアン近郊の生産拠点から、パリで開催された「Dior J’adore!」展の開催に至る様々なシーンをテンポよく織り交ぜたこのフィルムは、伝説的なフレグランスの神秘を具現化し、親密な繊細さと抒情的な舞台裏を見事に映し出します。

                       インタビュー

        マチュー・ムニュ監督、ドキュメンタリー フィルム「インサイド・ザ・ドリーム」

「インサイド・ザ・ドリーム」は、ラグジュアリーの世界に焦点を当てたあなたの2作目のドキュメンタリーです。なぜディオール フレグランスとジャドールを選んだのですか?

すでに宝飾品の世界を探索しており、フレグランスの創作に興味がありました。多くの人たちと同様に、フレグランスがどのように作られるのか、そしてその創造の段階 、つまり始まり、過程、結果 がどのようなものかを知りませんでした。言い換えれば、それは解き明かされるのを期待されている完全なミステリーであり、映像で無形の香りを具現化するという、監督としてエキサイティングな挑戦でした。

映像でフレグランスの物語を構想する際、どのようにアプローチしましたか?

ブルガリのハイジュエリーに焦点を当てた「インサイド・ザ・ドリーム」の1作目と同様のアプローチを取りました。つまり、ユニークなストーリーと誕生の物語から始めるのですが、それが何よりも人間の冒険と言えるものでした。香りの起源を提示すると同時に、真のラグジュアリーの世界への扉を開くことがこの映画の狙いでした。このフィルムの目的は、真の誠実さを捉えながら、創造の過程を再現すること。調香師の苦悩、厳格で複雑な探求、そしてフレグランスの存在を可能にする多様な人々が明らかにされます。創造的な孤独を再現しながら、同時に不可欠な素晴らしい相乗効果を生み出すグループワークが欠かせないことを伝えました。

フランシス・クルクジャンに会い、どのように感じましたか?

メゾン ディオールとのコラボレーションに取り掛かったのは、ちょうどフレグランスの開発プロセスが始まる時でした。この「時系列」的紹介は、物語を構想するのに完璧でした。最初の打ち合わせはクリスチャン・ディオールにとっての楽園だった南仏プロヴァンス地方のラ コル ノワール城で行われました。特に彼の魂が息づく素晴らしい庭園で、それを「吸い込む」かのように撮影したかったのです。そこにいる間、フランシスは、私たちにインスピレーションを与え、私たちを導くような言葉を語りました。「偉大なフレグランスの発売は、大型客船の進水式のようです」。この言葉がフィルムの方向性を決定づけました。現実と非現実を均等な割合で構想し、創造の内的プロセスに入り込むことを試み、謎のヴェールを明かそうとしました。彼の軌跡を世界中で辿り、創造の複雑さを受け入れ、彼の肩にのしかかる膨大な重みと、駆り立てる力を伝えることに注力しました。彼は象牙の塔ではなく、時代に完全に調和する香りのクリエイターであり、非常に寛大かつ率直に私たちと信頼関係を築き受け入れてくれました。インドのサンバック ジャスミンの農園を訪れたときに、彼のピュアで感覚的な喜びを捉えた瞬間は本当に貴重な経験でした。視聴者が彼とともに、花のニュアンスや香りのファセット、幸せや驚きを感じることができるのは、このフィルムの素晴らしい瞬間です。

シャーリーズ・セロンとの撮影はいかがでしたか?ユニークな経験について教えてください。

彼女は寛大で自然体でした。彼女が誠実であることはフィルムにも現れています。それは私たちが求めていたことであり、緊張と発見の喜びが交差する、真摯でエキサイティングな瞬間を捉えたかったのです。彼女がドレスを試着するシーンは特に感動的で、ディオールのドレスを着ることへの彼女自身の驚きが伝わってきます。ドレスを纏った自分の姿を鏡で見る彼女の目は、まるで子供のようにピュアな表情を浮かべています。

マリア・グラツィア・キウリ、ジャン=バティスト・モンディーノ、エルヴェ・ヴァン・デル・ストラーテン、

ジャン=ミシェル・オトニエルなどのクリエイティブ デザイナーの物語はどのように構築しましたか?

全ての人に対して同じアプローチを取りました。つまり、彼らのユニークで個人的な物語を再現しようとしました。マリア・グラツィア・キウリは、フレグランスへの自身の特別な関係を語る際にとても寛大でポジティブでした。モンディーノも素晴らしかったです。楽しくて創造的で、期待通りでした。彼は自身の発する言葉が映像よりも強くなることを望んでいました。フィルムでの彼の姿はインパクトがあり、彼が撮影したジャドールの映像の力がより自然に感じられます。同様に、エルヴェ・ヴァン・デル・ストラーテンとジャン=ミシェル・オトニエルの言葉も決定的でした。真の感情を映し出すために彼ら自身の物語に忠実でいることが重要でした。

「インサイド・ザ・ドリーム」の映像は非常に美しく、洗練されたラグジュアリーを表現しています。

その美学的な結果を導き出すためにどのような選択をしましたか?

このフィルムの目的は、ディオールのラグジュアリーさにふさわしいカスタマイズされた映像を構成することでした。そのために、非常にエレガントかつ「パウダリー」な映像を可能にする特殊な視覚効果技術を採用しました。同様に、カメラの選択と映画業界で働く主任オペレーターを選出にあたっても高いクオリティを念頭に行いました。また、音楽はとても重要だと考えていますが、普段は大型スクリーンの映画音楽のみを手掛けるThe Doの元メンバーであるダン・レヴィが作曲しています。素晴らしいフレグランスのユニークなファセットを表現すべく最高のものを追求しました。

「インサイド・ザ・ドリーム」で目的を果たせたと思いますか?香水の誕生について、期待通りに描けましたか?

究極の目的は、人々をこのフレグランスを試したいという気持ちにさせることであり、それを達成したと思います。この物語を注意深く見ると、それがジャドールの香りの美しさを称賛する叙情的な側面を呼び起こし、同時にその創造における「真」の現実的な物語を明らかにしていることがわかります。これはフレグランスの世界と、創造プロセスにおける真の発見のパ・ド・ドゥです。この二重のアプローチにより、見る人を引き込み、物語に入り、フィルムと共に調香師の軌跡を旅してもらいたいです。

                     @DIORBEAUTY

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