〜PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」がPMSに関する意識調査を実施〜
株式会社ヘルスアンドライツのプレスリリース
日本では生理のある女性の約70~80%が生理前に何らかの症状(PMS)があると言われています。(*1)女性の健康課題は、決して女性だけの問題ではなく、男性も含めた社会全体でともに解決していくアプローチが必要であると当社は考えています。そこで、15歳から49歳の男性4,000人を対象にPMSに関する意識調査を実施しました。PMSを認知している割合や認知した方法、また男性もPMSで悩んでいる実態など、調査からは興味深い結果が得られました。今後も、女性の健康課題に対して、女性自身の行動変容と男性の理解醸成を目指し、情報発信を続けていきます。
(*1 )出典:日本産科婦人科学会公式サイト https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13
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調査結果サマリー
・女性パートナーの有無により男性の認知度には4倍以上の差がある
・女性パートナーがいたことのある男性の43.2%がパートナーのPMSに悩んだ経験がある
・女性パートナーのPMSに悩む男性の91.1%がPMSを理解したいと考えている
調査結果からは、PMSを認知している割合や認知した方法、また男性もPMSで悩んでいる実態などが分かりました。特に、女性のPMSで悩んだ経験があり、それを理解したいと考えている男性が多く存在するという結果は、女性の健康課題を男性に対しても啓発していくことの重要性を示しています。女性だけでなく男性にもPMSについての適切な情報を提供し、互いに理解を深めていくことが、社会全体のウェルビーイング向上につながると考えられます。
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調査概要
・調査期間:2023年11月27日~12月13日
・調査対象:15~49歳 全国の男性4,000名
・調査方法:インターネット調査
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しています。合計しても100%にならない場合があります。
※本調査結果は、広くご活用ください。データの引用・転載時にはクレジット「PMS対策アプリ『ケアミー』調べ」を明記していただくようお願いいたします。
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調査詳細
■女性パートナーの有無により男性の認知度には4倍以上の差がある
生理のある女性の約70~80%が生理前に何らかの症状(PMS)があるとされています。そのようななかで、男性はPMSについてどのくらい認知しているのか。パートナーの有無によるPMSの認知度を調査しました。
現在パートナーがいる男性の30.9%、現在パートナーがおらず、過去にパートナーがいた男性の15.6%がPMSを「知っている」と回答しました。一方で、現在も過去もパートナーがいない男性のうちPMSを「知っている」と回答したのは、わずか6.9%でした。女性パートナーの有無により男性の認知度には4倍以上の差があり、妻や恋人などパートナーの女性が身近にいるかどうかでPMSを知る機会に差があることが分かりました。
■男性はPMSの知識を女性パートナーから学ぶ
PMSを「知っている」と回答した男性はどのようにしてPMSを知ったのか。一番多かった回答は、「パートナー(恋人や妻)から教えてもらった(43.8%)」、2番目に多かったのは「インターネットやSNSで知った(34.3%)」であり、身近にいるパートナーや気軽にアクセスできるインターネットやSNSから情報を得ていることが分かりました。
■女性パートナーがいたことのある男性の43.2%がパートナーのPMSに悩んだ経験がある
これまでにパートナーがいたことのある男性のうち、43.2%がパートナーのPMSに「悩んだことがある」と回答しました。生理前のつらい症状に苦しむ女性はもちろん、PMSで悩む女性をパートナーに持つ男性もまた悩んでいるようです。
■女性パートナーのPMSに悩む男性の91.1%がPMSを理解したいと考えている
パートナーのPMSに悩んだことのある男性のうち91.1%が、パートナーのPMSに関連して起こる不調について「知りたい」と回答しました。実際にPMSで悩む女性が身近にいる男性は、PMSの症状への理解を望んでいることがうかがえます。
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調査に協力してくださった男性へのインタビュー結果
男性は具体的にどのようなことに悩んでいるのか。インタビュー結果の一部をご紹介します。
独身男性(25歳)
彼女と同棲をしはじめてから、コミュニケーションで悩むことが増えました。いつもは仲が良いんですが、急に彼女が情緒不安になり険悪なムードになるんです。理由もよくわからず、急にイライラしたり、黙り込んだりするので、どう接したらいいのか分からず悩んでいます。女性特有のものかなとは思うのですが、きちんと理解したいと思っています。
既婚男性(31歳)
生理のせいで気分のムラが起こるということはなんとなく知っているのですが、妻の情緒不安が生理のせいなのか自分からは聞きづらいです。話しかけると、余計に相手をイライラさせてしまう気もして…。たまにならいいんですけど、毎月のようにそんな時期があるので、ちょっと精神的に疲れてしまうことがあります。 二人の関係性のためにも本当は相手のことを理解して、自分にできることがあるならしたいと思っています。
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産婦人科医・高橋怜奈先生に聞く調査結果のポイント
PMS(月経前症候群)は女性だけの問題ではありません。男性のPMSの認知度が低いことも問題ですが、たとえPMSの存在を知っていても、パートナーを理解したり、どのように対応すれば良いのか分からないといった悩みを抱える男性は少なくありません。女性だけでなく、男性もPMSについて学ぶことで、互いを理解し、尊重する関係に繋がります。
また、PMSには対処法や治療があります。PMSかもと思ったら、まずは婦人科でご相談ください。普段の生活のみならず、人生がもっと輝くものになるでしょう。
高橋怜奈先生
産婦人科専門医、医学博士。臨床医として働きながら、産婦人科医YouTuber高橋怜奈として、YouTubeやTikTokで医療情報の発信を行う。
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PMSに対する男性の理解を深めるためのケアミーの取り組み ーペアリング機能について ー
PMSの対策アプリ「ケアミー」は、PMSによる利用者の体や心の変化をLINEでパートナーに共有できるペアリング機能を有します。産婦人科医監修の基礎知識も通知されるため、パートナーのPMSに対する理解も深まります。カップルの利用者にインタビューをすると、「PMSのことを理解したい」という理由で、男性から女性にケアミーを紹介したというケースも少なくありません。
【利用する男性の声】
・毎月、彼女が生理前になると、イライラしたり泣いたりすることが多く、どのように接すれば良いか困っていました。しかし、ケアミーを使い始めてからは、彼女の状態や対策方法をLINEでケアミーが教えてくれるので、スムーズにコミュニケーションが取れるようになりました。(28歳・男性)
【利用シーンを描いたマンガはこちら】
https://www.instagram.com/p/CxiHfMspfdj/
【ケアミーアプリダウンロードURL】
<iOS>
<Android>
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.healthandrights.coyomiv2
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代表プロフィール
代表取締役 吉川雄司
1989年大阪府枚方市生まれ。大阪大学卒業後、外資系消費財メーカーのP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)に入社。その後、人材採用領域のWebメディアを運営する株式会社ワンキャリアの執行役員を経て、2018年1月に株式会社ヘルスアンドライツを設立。2020年4月にPMSの対策アプリ「ケアミー」をリリース。企業等に対する生理や妊娠に関する知識の啓発活動にも注力。著書に「やさしく正しい妊活大事典」(プレジデント社)がある。
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代表コメント
株式会社ヘルスアンドライツは、不妊治療の領域から事業をスタートしています。日本が不妊大国であるという社会的な状況や、私自身が両親の不妊治療のおかげで生まれてきたという個人的な背景、そして日本の未来を考えたときに「子育て」や「健康」などの分野の課題解決が重要であるという強い想いがあり、ヘルスアンドライツの創業に至りました。産婦人科領域で事業をしていると、よく聞く言葉があります。それは「もっと早く知りたかった」という後悔の声です。日本において、生理や妊娠に関する知識の普及は大きな課題として存在しています。ヘルスアンドライツは現在、PMSの対策アプリ「ケアミー」の他に、書籍「やさしく正しい妊活大事典」や、性に関する正しい知識を得られる医師監修メディア「Coyoli」、生理に関するQ&Aまとめサイト「生理のトリセツ」などを創刊・運営しています。「もっと早く知りたかった」という声がなくなるよう、これらかも事業を通じて生理や妊娠に関する知識の啓発活動に注力してまいります。
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会社概要
会社名:株式会社ヘルスアンドライツ
代表取締役:吉川雄司 設立日:2018年1月17日
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 エクラート渋谷
事業内容:産婦人科医監修のPMSの対策アプリ「ケアミー」運営、その他生理や妊活に関する書籍やWebメディアを通した情報発信
URL:https://healthandrights.jp/
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メディア取材をお待ちしております
今回の調査結果に関する取材、インタビューをお待ちしております。
「フェムテック」「生理やPMSの課題」「女性の健康課題」ほか、「健康経営」「女性の活躍推進」「ジェンダーギャップ」「妊娠・不妊」「ピル・緊急避妊薬」「性教育」など、様々な切り口での情報提供が可能です。お気軽にご連絡ください。