株式会社HIROTSUバイオサイエンス海外成長戦略に向け、新取締役/CSOが就任

電子インクの発明家であり連続起業家のBarrett Comiskeyを招聘

株式会社HIROTSUバイオサイエンスのプレスリリース

株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表者:広津崇亮、以下当社)は、2023年12月21日付でAmazon Kindleなどで使用される電子インクの発明家であり、連続起業家のBarrett Comiskeyが取締役兼CSO(Chief Strategy Officer)に就任したことをお知らせします。

当社はこれまでがんが早期発見できる未来を創るべく、研究開発を進めてまいりました。現在、世界各国で平均寿命が延び続けている中で、がんは国際的な重要課題となっています。「N-NOSE」は、簡便でありながら高精度であり、かつ安価であるという特長を持っており、この課題を解決できる数少ないテクノロジーです。そのため、今後は日本にとどまらず、「N-NOSE」を世界に展開するべく、この度Barrett Comiskeyを当社の取締役兼CSOに招聘いたしました。

Barrett Comiskeyはマサチューセッツ工科大学在学中にAmazon Kindleなどで使用される電子インクを発明し、その技術は15世紀の活版印刷技術以来の大きな革新とされています。その後も電子棚ラベルから屋外看板まで様々な技術を開発し、75もの特許を取得しています。発明者としてだけでなく、電子インク技術を基にE Inkを創業し、わずか10年足らずで時価総額約80億ドル(約1兆2000億円)まで成長させました。その後も米国だけでなく、中国、台湾、東南アジアなどで異なる分野で起業し、幅広い経験と実績を築いています。今後はその実績を生かし、当社の一員として共に「N-NOSE」の海外展開を実現してまいります。

  • Barrett Comiskeyコメント

広津社長の発明は一般的なモデル生物を用いて、世界最大の社会問題のひとつを解決できる高い再現性を持つバイオセンサーとして再構築されました。これは、既成概念や固定観念を超えた素晴らしい一例です。

自覚症状がないがんを早期発見できる、安価で痛みのない高感度な検査の可能性は、世界中のがん検診のあり方を変え、数百万人の命を救い、さらに数百万人の苦しみを回避することが可能です。

HIROTSUバイオサイエンスの有能なマネジメントチームが、この重要なプロジェクトに全身全霊で取り組んでいることを理解した時、私は広津社長の使命をサポートすることが道義的に必要だと感じました。だからこそ、HIROTSUバイオサイエンスのCSO(最高戦略責任者)として正式にこのチームの一員となり、広津社長のビジョンを最も効果的、効率的、かつスケールできる方法で実現できるようサポートできることを本当に光栄に思います。HIROTSUバイオサイエンスはすでに日本で素晴らしい業績を上げていますが、私が持つ米国や他の多くの国での経験を活かせば、地球上で最大の市場を開拓し、がんの早期発見を世界中で促進できると信じています。

  • 経歴

1997年マサチューセッツ工科大学を卒業し数学学士号を取得。在学中にAmazon Kindleを始めとする電子インクを発明した。その技術をもとにE Ink社を創業し時価総額1兆円まで育て上げた実績を持つ。その後2004年、スタンフォード大学経営大学院にてMBAを取得。世界経済フォーラムからテクノロジー・パイオニアに認定され、全米発明家殿堂に最年少で殿堂入りを果たす。

  • HIROTSUバイオサイエンスについて

生物の能力を活かした独自の検査技術の研究開発と実用化を通じて「人々の健康と未来の安心を守ること」を目指しています。2016年に設立し、研究者の豊かな発想とたゆまぬ努力で、N-NOSEが実用化されました。人生100年時代、健康寿命の延伸が重要視される一方で、2人に1人ががんに罹患すると言われています。こうした社会的課題の解決に、人工機器もかなわない嗅覚に優れた線虫の力を活用した世界初の画期的な技術をもって、貢献いたします。

会社名       株式会社HIROTSUバイオサイエンス

所在地       東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート

代表者名      代表取締役 広津崇亮

設立年月      2016年8月

主な事業内容    線虫および線虫嗅覚センサーを利用したがん検査の研究・開発・販売

コーポレートサイト   https://hbio.jp/ 

  • サービス詳細

■「N-NOSE」について  

嗅覚に非常に優れた線虫C.elegansが、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査。尿を提出するだけで、簡便・安価・高精度・全身網羅的に早期がんリスクを調べることが可能です。  

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/  

■「N-NOSE plus すい臓」について  

N-NOSEの次世代型 “がん種特定検査”。当検査には、線虫C.elegansに遺伝子操作を加えて作製した、すい臓がんの匂いにのみ特異的な反応を示す “特殊線虫“を用います。この“特殊線虫”は、すい臓がんとその他のがんを嗅ぎ分ける高い判別能を持ち、非侵襲(ひしんしゅう)な手法で早期すい臓がんの検知が可能です。  

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/suizou/  

■「N-NOSE あにまる」について  

N-NOSEの技術を応用し開発された愛犬用がん検査「N-NOSE わんちゃん」と愛猫用がん検査「N-NOSE ねこちゃん」。これまで自覚症状を訴えることができない犬猫が手軽に受けられるがん検査はありませんでしたが、当検査は人間同様、尿を提出するだけという簡単な方法で複数のがんのリスクを調べることができます。2023年にサービス提供を開始しました。  

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/animal/  

今、あなたにオススメ