【JAXA×BIZ NEWS】THINK SPACE LIFE 宇宙生活の未来構想「Space Life Conception Ver.1.0」を公開

2023年9～10月に実施した、未来構想ワークショップに77社約120名が参加。ワークショップの成果物をSpace Life Conceptionβ版に組み込み更新しVer.1.0として製作しました。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構新事業促進部のプレスリリース

　国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、暮らし・ヘルスケア分野のビジネス共創プラットフォーム「THINK SPACE LIFE（※1）」（以下「本プラットフォーム」）の取組みとして、暮らしたくなる宇宙をつくるための未来構想「Space Life Conception」（以下「本未来構想」）を本プラットフォーム参画企業・ワークショップ参加者等とともに構想し、『Space Life Conception Ver.1.0』を製作しました。

『Space Life Conception Ver.1.0』ブック：https://aerospacebiz.jaxa.jp/j-sparc/think-space-life/SpaceLifeConceptionBook_v1.pdf

「Space Life Conception」WEBページ：https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/projects/think-space-life/conception/

　本プラットフォームでこれまで行ってきた現状の宇宙生活課題を解決するフォアキャスティング型の活動に加え、「未来の宇宙の暮らし（目指す世界）」を描き、今からすべきことを発想するバックキャスティング型のイノベーション創出の起点とするべく、本未来構想を開始しました。

　本未来構想の一環として、2023年9～10月にかけて実施した全4回のアイデア創出ワークショップには、77社・団体、約120名の方にご参加いただき、宇宙の未来の暮らしについて活発なディスカッションがなされました。本未来構想にご関心をいただくとともに、多くの方にワークショップにご参加いただき、誠にありがとうございました。ワークショップの成果物を含め、2023年9月に公開したβ版を更新し、この度『Space Life Conception Ver.1.0』を公開いたします。

　なお、本プラットフォームは、2024年4月1日より民間主導の新体制へと運営が移行（※2）されますが、本未来構想も新体制のもと今後も更新がはかられる予定です。

　JAXA運営による「THINK SPACE LIFE」プラットフォームしては、今回が最後の発信となります。これまでの約3年8カ月の活動期間の中で、多くの企業・団体・個人の皆様と、宇宙の暮らしに関する意見交換やアイデア創出、製品・サービス創出を共創させていただきました。本プラットフォームの活動にご参加・ご協力いただきました、すべての皆様に深く御礼申し上げます。

【補足・参考リンク】

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※1：THINK SPACE LIFE

　THINK SPACE LIFEとは、JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ（J-SPARC）の事業化促進に資する活動として始動した、宇宙生活の課題から宇宙と地上双方の暮らしをより良くする研究開発や新規事業創出を目指す、インキュベーション機能やコミュニティを有する事業共創プラットフォームです。（2020年7月7日発足）

　インキュベーション機能に係る企画・運営、及び各種インキュベーション機能の機会提供については、当該プラットフォームのインキュベーションパートナーと協働で推進。 ISS生活用品アイデア募集や既存の共同研究・実証の仕組みや様々な宇宙ビジネス参画機会と、当該プラットフォームを有機的に連携させ、宇宙に暮らす時代に暮らし・ヘルスケア分野が宇宙と地上双方の新たな市場へ発展するよう後押しをしてきました。

なお、「THINK SPACE LIFEプラットフォーム」の取組みは、SDGs（持続可能な開発目標）における健康や住まいに関する下記3、6、11の目標を中心に、参画企業との連携を通して貢献を目指してまいりました。

＜詳細はこちら＞

https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/projects/think-space-life/