〜がんの早期発見・早期治療を目指すコンソーシアムを設立している北海道にて、地元企業との取り組み広がる〜
Craif株式会社のプレスリリース
■取り組みの背景と目的
日本では高齢化が急速に進んでおり、日本人の2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで亡くなるといわれています。また、がんを早期発見することで生存率が高くなることも科学的に示されていますが、日本のがん検診受診率は40%程度(*2)と国際的にも低い現状です。その中でも北海道では、他の都道府県に比べてがん検診受診率がどの部位も大幅に低いことが知られています(*3)。
NCカードは、北海道エリアを中心に展開しているクレジットカード会社で、地域社会と密接に結びついた取り組みを積極的に行っています。私たちは地域に根ざしたサービスとの連携を通じて、身体的負担が少ない次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」を提供することで、がん検診への第一歩となるきっかけを作っていきます。Craifは今後も、北海道エリアで地元企業と連携しながら、がん検診の啓発活動=「がん活」を積極的におこなってまいります。
*1.尿に含まれるマイクロRNAをAIで分析するがん検査技術として業界初。
*2.国立がん研究センターがん対策情報センター
*3.国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」国民生活基礎調査 都道府県別の受診率(2019)
■サービス概要
・サービス名:「マイシグナル・スキャン」
・NCカード会員への提供開始日:2024年4月1日(月)
・対象者:NCカードのご利用者様
・購入方法:電話注文で申込
■ マイシグナル・スキャンについて
マイシグナル・スキャンは、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNAに着目した次世代がんリスク検査です。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。ご自宅で採尿するだけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。現在の対応がん種は大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、すい臓がん、食道がん、卵巣がんの7種です。
詳細はWebサイト(http://misignal.jp/)をご覧ください。
■ 北海道エリアにおけるCraifの取り組みについて
CraifはサツドラHD、社会医療法⼈北⽃ 北⽃病院、社会医療法⼈元⽣会 森⼭病院、医療法⼈社団静会 静和記念病院との5者間と、複数の医療機関より医療技術協力をいただき、がんの早期発⾒と早期治療を⽬的としたコンソーシアム「CRUSH-Cancer」(*4)を設立しております。その中で、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」の医学的あるいは社会的な有効性を検証していく取り組んでおります。
*4.Cooperative Research group for Urinary miRNA-SCREENING-Hokkaido-Cancerの略
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設⽴:2018年5⽉
資本⾦:1億円(2024年3⽉1日現在)
事業:がん領域を中⼼とした疾患の早期発⾒や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、次世代がんリスク検査「マイシグナル・スキャン」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F