大正製薬のプレスリリース
~ヘパリン類似物質および5種の植物エキス~
【研究の背景】
肌内部の結合型セラミドを増やすことができれば、外部刺激や老化に負けない、うるおいに満ちた美しい肌に導くことができると考え、結合型セラミドを増やす成分の研究を進めました。
※1 2023年3月2日発表
『乾燥肌と関わりの深い「結合型セラミド」の新たな可能性を発見』
URL https://www.taisho.co.jp/company/news/2023/20230302001247.html
2024年1月31日発表
『細胞老化が肌のバリア機能に重要な結合型セラミドを減少させる新知見』
URL https://www.taisho.co.jp/company/news/2024/20240131001492.html
【研究成果】
1. 新知見、ヘパリン類似物質および植物エキスが結合型セラミドの生成に関わる酵素を増加させる
2. ヘパリン類似物質の有用性に結合型セラミドが関わる可能性を発見
※2 2023年4月18日発表
『外部刺激にゆらぎにくく健やかな肌へ、ヘパリン類似物質研究に新知見』
URL https://www.taisho.co.jp/company/news/2023/20230418001285.html
外部刺激として洗浄剤刺激を行い、ヘパリン類似物質が結合型セラミドの生成に与える影響を検討しました。その結果、ヘパリン類似物質は、外部刺激によって減少した結合型セラミドを増やすことを新たに見出しました(図2a)。さらに、結合型セラミドにより形成されるバリア機能に重要な角層細胞脂質外膜(Corneocyte lipid envelope:CLE)の構造を電子顕微鏡にて観察しました。その結果、ヘパリン類似物質は外部刺激によるCLE構造の消失を抑制し、さらに遊離型セラミドを含む細胞間脂質の乱れを抑制することが確認されました(図2b)。
【今後の展望】
当社は、健康で美しくあり続けたいと願う生活者の方々に向けて、これからも美しい肌に繋がる先端の美容研究を進め、その研究成果を皆様にお届けしてまいります。