大分県・姫島村　包括的な島民健康増進プロジェクト活動賛同企業「glob」とともに余剰となったマシンを姫島村へ寄贈

　24時間年中無休フィットネスジム「ANYTIME FITNESS（エニタイムフィットネス）」の国内マスターフランチャイジーとして、全国で直営店舗の運営及びフランチャイズ展開を行う株式会社Fast Fitness Japan（本社：東京都新宿区 代表取締役社長：山部清明）は、青山商事株式会社（本社：広島県福山市　代表取締役社長：青山理）のグループ会社で、フランチャイジー事業を担う株式会社glob(グローブ)とともに、店舗リニューアルで余剰となったトレーニングマシンを大分県・姫島村に寄贈し、島民の健康増進を図る包括的なプロジェクトを行ってまいりました。この度プロジェクトの進捗を記念し、マシン寄贈式を5月7日（火）に姫島村の運動施設である「軽スポーツセンター」にて開催いたしました。

本プロジェクトの経緯

　当社では、企業理念である「ヘルシアプレイスをすべての人々へ！」のもと、ESG活動の一環として誰もがフィットネスにつながる機会の創出を目的としたトレーニングマシンの寄贈活動を2018年から実施しております（図1）。これは、エニタイムフィットネスのリニューアル時に発生する入替えマシンを、資金やノウハウの不足等の理由で、トレーニング環境の整備が課題となっている離島などの自治体や学校へ寄贈する活動で、これまでに沖永良部島（鹿児島県知名町・和泊町）や横浜国立大学他への寄贈実績があります。当社のこうした活動に対し、2022年1月に姫島村からマシン寄贈の要請を受け、今回の寄贈に至りました。

　姫島村は大分県の北東部・東国東郡にある離島で、県内で唯一の村です。人口は約1,600人で、過半数を高齢者が占めています。姫島村には島内に整った運動施設がなく、村民の運動不足による肥満等の増加という課題を抱えていました。

　2022年には大分県内の18市町村の中で、身体活動（日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施）の健康指標が最下位となるほど、運動習慣に対する意識が低い状況でした。また生活習慣病率でも大分県の平均を上回っており、医療費も年々上昇しこれも県の平均を超えた状態となっておりました。

　そうした課題に対処するため、当社ではマシンの寄贈だけでなく、運動に興味をもってもらい、習慣として定着を図り島民の健康増進を実現していく継続的かつ包括的な取り組みが必要であると考え、2022年10月に「健康増進に関する協定」を姫島村と締結しました。

「健康増進に関する協定」の内容

　本協定では、目的を「村民のフィットネス参加機会を拡大することで、ライフスタイルに応じた健康増進活動を支援し、村民の健康寿命の延伸に寄与するとともに、SDGs活動など幅広い分野で相互に連携・協力を行う」と両者で定義し、以下の取り組みを行うものといたしました。

＜具体的な取り組み内容＞

　①　健康体操の考案・提供

　②　地域のスポーツイベント推進の支援

　③　高齢者やその他全村民に対する運動推進の支援　

　④　フィットネスマシンの寄贈による運動機会の増大など

　なかでも運動の習慣化に向けた活動で中心となったものが「①健康体操の考案・提供」でした。これは姫島村役場健康推進課スタッフとの協業により「高齢者向けの健康体操」と「子ども・ファミリー向けの姫島キツネ体操」を考案、同島のケーブルテレビ等やSNS等で活用可能な動画コンテンツ化を図り、楽しみながら運動を行い、村民同士のコミュニケーションの活性化も促していく取り組みとなりました。また実際に「身近な自分達の為の体操」となるよう姫島村で指導会も開催し、体操の普及・定着を図ってまいりました。

　またトレーニングマシンの寄贈は2023年4月に第一弾として当社から8台の寄贈を行った他、当社のこうした活動に賛同した青山商事グループ会社globが、同社運営店舗で使用されていたマシン4台を、2024年1月に第二弾として寄贈を行いました。

　2023年9月には姫島村の運動施設「軽スポーツセンター」の整備が完了し、これらのトレーニングマシンを活用できる環境が整ったことで、村民により効果的な運動を習得していただけるよう、当社のトレーナーを派遣したマシントレーニングの指導会を複数回実施しました。こうした複合的な取り組みにより、島のフィットネス参加率（施設利用者数）は0.8%（2023年4月）から5.0%（2024年2月）に大きく改善し、今回のプロジェクトが姫島村の運動習慣定着と健康増進への大きな足掛かりとなりました。

 寄贈式の内容

　この度、コロナ禍の終息に加え、マシン寄贈、運動指導並びに運動施設「軽スポーツセンター」の整備が一通り完了したことと、プロジェクトの一定の進捗を記念して、あらためてマシン寄贈式を5月7日14時30分から「軽スポーツセンター」にて開催し、その後島民を対象とした寄贈マシンの体験会も行いました。

　５月7日（火）に姫島村で開催されたマシン寄贈式の概要は以下の通りです。

　今回の寄贈式に際し姫島村・藤本昭夫村長から「大分県内の18市町村の中で、身体活動の健康指標が最下位であったところに、こうした寄贈をいただき大変感謝をしている。この機会を活かして、運動習慣を定着させて村民の健康増進を図っていきたい」とコメントをいただき、マシンの体験を行った村民からは「そもそも運動習慣がなかったことに加え、新しいマシンが村になく、新たにトレーニングに取り組む機会もなかったので、この度の寄贈は大変有り難い」「全身を鍛えられるマシンが揃ったので、老若男女の運動習慣の定着化に繋がっていくのではないか」といったお声も頂戴いたしました。

今後の展開

　今後は、これまで同様、姫島村役場健康推進課と連携し、運動無関心層への継続したアプローチを行いつつ、姫島村の健康推進課が主体となって、村民がより自立して運動環境の管理並びに運動意識向上と維持が出来るというフェーズの実現を目指し、包括的な協力体制を継続してまいります。

　また当社は、本活動に賛同する青山商事他フランチャイジー各社並びにサプライヤー各社と協力し、今後も「ANYTIME FITNESS」として長期的な日本のフィットネス人口の拡大、国民の健康レベルの向上を目指し、SDGsを重視した持続可能な社会の実現への貢献を推進していきます。そして企業理念である「ヘルシアプレイスをすべての人々へ！」の実現に向け、日本のフィットネス参加率の向上に寄与するべく、フィットネス習慣の拡大と地域の健康や安全を担うインフラを目指してまいります。

●大分県内のエニタイムフィットネス店舗　※オープン日順

●大分県最新店舗「荷揚リンクスクエア店」について

　この度当社4月8日（月）にオープンした大分県下の最新店舗である「荷揚リンクスクエア店」は、大分県で展開するエニタイムフィットネスとしては9店舗目となります。この店舗は平成29年3月に閉校した荷揚町小学校跡地を利活用し、地域の活性化や賑わいづくりを目的に整備された商業施設「荷揚リンクスクエア」内にオープンしました。店舗では最新鋭のトレーニング機材を取り揃え、全国の店舗同様に安全・安心・快適にトレーニングをしていただけます。スタッフアワー（毎日10時～19時）には、マシンの使い方、トレーニングのコツ、並びに運動アシストといったサポートをスタッフが行う他、初心者の方にはスタッフがマン・ツー・マンでマシンの使用方法をご説明する「ファースト・オリエンテーション（無料・予約制）」もご提供してまいりますので、どなた様でも安心してご利用いただけます。

株式会社glob（グローブ）について

青山商事グループの店舗複合化を目的とし、青山商事

100％出資連結子会社として2011年に設立。「洋服の

青山」の店舗敷地内の余剰地を有効活用し、さまざまな

業種の店舗を出店しています。フード事業の「焼肉きんぐ」

「ゆず庵」、フィットネス事業の「エニタイムフィットネス」、リユース事業の「セカンドストリート」を展開し、79店舗（2023年12月末時点）まで成長。設立から９年で売上100億も突破しました。

青山商事グループの一員として今後のグループの成長をけん引していきます。

 https://www.glob.co.jp/　

ANYTIME FITNESS（エニタイムフィットネス）

エニタイムフィットネスは、米国発祥のフィットネスジム・フランチャイズであり、現在では世界5,000店舗以上を展開しています。日本では、2010年に東京都調布市に1号店をオープンして以来、多様な生活スタイルにフィットするジムとして、全国1,100店舗以上を展開し、会員数80万人を突破しました。
HP：https://www.anytimefitness.co.jp/