【ゲラン】アンジェリーナ・ジョリーが来日。ゲランとともに日本におけるミツバチ保護活動と“Women for Bees”プログラムを支援

ゲラン株式会社のプレスリリース

©Keiichiro Nakajima

この4年間、ミツバチ養蜂保全を通じて女性起業家を支援するというゲランの使命は、世界中で花を開かせてきました。メゾンの先駆的な女性養蜂家養成プログラム“Women for Bees(ウーマン・フォー・ビー)” は南フランスで始まり、その後カンボジア、メキシコ、ルワンダ、そして日本など、世界中へと広がりました。これまでに約105名の女性がトレーニングを修了しています。

2024年2月、“Women for Bees” のゴッドマザーであるアンジェリーナ・ジョリーが来日し、日本のローカルパートナーである2つのNPO法人の協力のもと、“Women for Bees”の卒業生と会いました。日本では、すでに18名の女性がトレーニングを修了し、さらに12名が2024年のプログラムに参加予定です。次世代向けの意識啓発プログラム“Bee School(ビースクール)”も日本の女優でゲラン ジャパン アンバサダーである桐谷美玲とともに開催しました。

©Keiichiro Nakajima

女性の教育とトレーニングの力を強く信じるアンジェリーナ・ジョリーにとって、日本の女性および養蜂業に従事する女性が直面する性別不平等の持続的な課題は、特に心に響くものでした。来日中、東京と大阪の”Women for Bees” 卒業生と交流し、都市部の養蜂コミュニティではその職業は成長しつつあるものの、いかに閉鎖的で男性優位な状況が続いている

かを知りました。東京の銀座ミツバチプロジェクトと大阪の梅田ミツバチプロジェクトの支援により、ゲランの日本における”Women for Bees”は女性の養蜂への参加を増やすための具体的な対応策や革新的なアプローチを提供しています。

一方、2024年も引き続き開催される“Bee School” は、若い世代に世界の貴重な受粉媒介者であるミツバチ保護の重要性についての意識を高めています。

「女性は生まれながらにして有能であり、大きな力を秘めています。しかし、彼女たちは抑圧され、自分たちの本来のポテンシャルを残念ながら発揮することができていないことが多いのです。”Women for Bees”を通して、さまざまな女性たちと出会い、世界中の養蜂について学び、友情や姉妹関係を築くという経験は、とても記憶に残るものです。私やゲランが彼女たちを引き上げているのではなく、彼女たちに場所を与え、貢献できることがたくさんある思慮深いプロフェッショナルな人間として真剣に向き合っているのです。」

― アンジェリーナ・ジョリー

ゲランは、銀座ミツバチプロジェクトと梅田ミツバチプロジェクトの地域社会への有意義な貢献、生物多様性の保護とポジティブな社会的影響の創出へのコミットメント、子供向けの

教育プログラムを主導してきた実績、そして同プログラムを全国に浸透させるために必要なコネクションからパートナーシップの締結に至りました。

日本において“Women for Bees”と“Bee School” は、以下のその他課題にも取り組むことを目的としています

©Keiichiro Nakajima

– 高齢化が進む中、養蜂文化やノウハウが次世代に継承されないリスクがあります。将来にわたってこの養蜂業を守り、新たな養蜂方法を開発する上で、女性や次世代の存在が重要

な役割を担います。

– 同様に、農業従事者の減少は農場に脅威をもたらしています。農場の数が減少することは、ミツバチの受粉源となる植物の減少にも繋がります。最善の実践方法に関する教育と意識向上は、農村地域だけでなく、全国各地の生物多様性を保護するための重要な原動力です。

– 農場の数が減少する中、農産物の価値を高めつつ畑あたりの生産性を上げるため、農家はミツバチの生態に有害な農薬を使うようになりました。

アンジェリーナ・ジョリーの日本での役割

©Ian Gavan
©Ian Gavan

アンジェリーナ・ジョリーの来日は、ゲランとの意義深いパートナーシップの始まりから8 年が経過した節目を示しています。来日中、東京と大阪で2022年~2023年の“Women for

Bees” 卒業生と交流し、意見交換をしました。また、大阪の梅田ミツバチプロジェクトの協力のもと、日本の女優でゲラン ジャパン アンバサダーである桐谷美玲とともに、大阪での“Bee School”を開催しました。

ゲランの“Women for Bees”プログラム

©Keiichiro Nakajima

2020年にスタートした“Women for Bees(ウーマン・フォー・ビー)”プログラムは、ゲランとユネスコによって設立された女性養蜂家養成プログラムです。ユネスコの世界生物圏保護区ネットワークで展開される同プログラムを主導に、女性養蜂家育成を支援する活動は、日本やスペイン、イタリア、メキシコにおいても、現地のNGOやNPOと連携の上で行われています。日本では東京の銀座ミツバチプロジェクト(NPO)、大阪の梅田ミツバチプロジェクト(NPO)、イタリアではボローニャとカラブリアのConapi(NGO)、スペインではバルセロナのEl Rinco de la Abeja(NGO)、メキシコでは南東部のユカタン地方のFundación Maya Selva(NGO)と活動しています。

同プログラムは、地元や固有のミツバチ、その福祉、維持管理、再繁殖、およびミツバチに関する教育に重点を置きながら、専門知識に基づく持続可能な職業活動を通じて女性のエンパワーメントを促進することを目指しています。また、全ハチ種の受粉媒介者としての重要性に対する認識を高めることを目指しています。

日本の“Bee School”:小学生向けの意識啓発プログラム

©Keiichiro Nakajima

ゲランのミツバチに関する意義深い取り組みの1 つである“Bee School” は、小学生向けの啓発プログラムです。2018年に開始され、同プログラムはゲラン社員によって支援されています。次世代がミツバチの役割と保護について学び、意識を高めることができます。2022年に日本で最初のセッションを実施して以来、ゲランの“Bee School” は約700名の子供たちが修了しました。2024年には、東京や大阪だけでなく、札幌、名古屋、宝塚などの全国15箇所の都市に拡大し、さらに1,000人の子供たちをトレーニングする予定です。

日本におけるゲランのパートナーについて

©Keiichiro Nakajima

NPO法人 銀座ミツバチプロジェクト

「銀座の活性化」と「都市と自然の共生」を目的とし2006年に銀座で発足。人と自然が共生する社会の実現に向け、養蜂事業に加え緑化事業や環境教育活動、地域の活性化・コミュニティ形成などへ従事。都市養蜂のパイオニアとして、銀座エリアに留まらず日本各地で活動を展開。

NPO法人 梅田ミツバチプロジェクト

2009年大阪・梅田にて、関西で初めての都市養蜂プロジェクトとして発足。大阪梅田で都市緑化活動、食育活動の一環として開始し、2012年に大阪府緑化事業と連携協定を締結。パリ・ニューヨーク・香港など世界の都市への視察を重ね、都市緑化、環境教育活動、採蜜したハチミツを使った新しい地域ブランドのプロデュースなど、養蜂事業に留まらず地域の未来づくりに向けた環境文化事業を展開。

ゲラン公式オンラインブティック https://www.guerlain.com/jp

ゲラン公式インスタグラム https://www.instagram.com/guerlain/

ゲラン公式X https://twitter.com/Guerlainjp

今、あなたにオススメ