資生堂、プライド月間の取り組み ~誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指して~

株式会社資生堂のプレスリリース

 資生堂は、LGBTQ+の権利を啓発するイベントが世界各地で行われる6月の「プライド月間(Pride Month)」に、社内外でイベントを実施します。

《資生堂の6月プライド月間の取り組み》

・ 当事者社員の体験談や外部有識者を招いたトークセッションなど、当事者を取り巻く現状について社員一人ひとりが考える機会となる社内イベントを実施。資生堂、資生堂ジャパンの社員が参加し、LGBTQ+に関する正しい知識の習得、職場におけるアライ(理解者であり、支援者を指す)コミュニティの醸成に繋げます。

・ トランスジェンダーの方を対象に東京で、LGBTQ+の方を対象に大阪でメイクアップ講座を開催。より「自分らしさ」を表現する手段として、資生堂ジャパンの専門職が講師となり、スキンケア~メイクアップの基礎をレクチャーします。

・ 名古屋レインボープライド※1に出展。ブース来場者に対し、肌測定アプリやパーソナルビューティーカラー診断を用いてスキンケアのポイントやその方に似合う色の提案を行った他、当社社員がパレードへ参加しました。

《エグゼクティブオフィサー チーフ DE&I オフィサー 廣藤 綾子からのメッセージ》

 資生堂は、異なる価値観を尊重し共感しながら新しい価値を生み出していく思いを「LOVE THE DIFFERENCES」(違いを愛そう)と表現し、当社のDE&I活動のスローガンとしています。この4月には、東京レインボープライド※2へ通算6回目の出展を行いました。私自身も80人のボランティア社員と共にパレードへ参加し、当事者やアライの声に耳を傾ける重要性を改めて強く認識しました。資生堂はこれからも社内外のLGBTQ+コミュニティとアライに寄り添う企業として、LGBTQ+コミュニティへの支援に最大限に取り組み、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。

《資生堂のこれまでの取り組み》

<社内での取り組み>

 当社では、性自認や性的指向による差別やハラスメントをなくし、社員がありのままの姿で職務にあたれるよう環境の整備や啓発に取り組んでいます。資生堂グループで働く一人ひとりがとるべき行動を定めた「資生堂倫理行動基準」※3の中で、職場における「多様性の尊重・差別の禁止」を明文化しています。2022年4月改訂時には、性的指向だけでなく性自認による差別ハラスメントを行わないことを追記し、LGBTQ+の権利尊重および差別禁止をより強くコミットしました。また、LGBTQ+の理解促進を目的とした人事研修も実施しています。なお、日本国内では2017年に、社員の同性パートナーも異性の配偶者と同様の処遇を享受できるよう就業規則の改訂を実施し、特別休暇、介護制度、育児制度などの福利厚生の利用にあたり、配偶者に同性パートナーを含めています。

<社会に向けた取り組み>

 誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指して、社会に向けても積極的な発信を行っています。多様なお客さまの個に寄り添った提案力を高めるために、そしてLGBTQ+のお客さまにどの店舗でも安心してご相談いただけるように、美容の専門知識を持った資生堂ジャパン所属のパーソナルビューティーパートナー(PBP)は、2019年から開始されたLGBTQ+応対研修を受講しています。

 日本で最大規模のプライドイベントである東京レインボープライドに2015年から参加しており、この4月には通算6回目の出展を行いました。ブースでは来場者に当社のLGBTQ+への取り組みを紹介したパンフレットの配布、パレードでは当事者並びにアライが参加しました。

 また、当社は2020年に婚姻の平等(同性婚の法制化)キャンペーン「Business for Marriage Equality」※4に賛同を表明しています。

東京レインボープライド2024参加の様子

《資生堂のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)》

 資生堂は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」の実現に向けて、社員がジェンダーや年齢、国籍などに関係なく、個々人の違いを認め尊重し合い、それらのシナジーによりイノベーションを生み続ける組織カルチャーをつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけています。これまでの取り組みを通じて蓄積した経験や知見をいかし、成し遂げるべき戦略アクションを「ジェンダー平等」と「美の力によるエンパワーメント」とに設定し、2030年までにそれぞれ100万人の人々を支援していきます。社員だけでなく生活者をはじめとするステークホルダーと共に、私たちの企業活動において、誰もが自分らしくいられる、インクルーシブな(包摂性豊かな)社会づくりの基盤として、「すべてのステークホルダーの人権の尊重」にも引き続き最大限注力していきます。

※1 LGBTQ+を軸に一人ひとりの多様性を可視化し、権利や尊厳を求めるイベント。公式サイト:https://nagoyarainbowpride.com/

※2 LGBTQ+当事者並びにその支援者(アライ)と共に「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベント。公式サイト:https://tokyorainbowpride.com/

※3 「資生堂倫理行動基準」:https://corp.shiseido.com/jp/company/standards/pdf/standard_jpn.pdf?rt_pr=trq67

※4 婚姻の平等に賛同する企業を可視化するためのキャンペーン。公式サイト:https://bformarriageequality.net/

資生堂のサスティナビリティ 社会

https://corp.shiseido.com/jp/sustainability/society/?rt_pr=trq67

▼ ニュースリリース

https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003840&rt_pr=trq67

▼ 資生堂 企業情報

https://corp.shiseido.com/?rt_pr=trq67

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