コスメデコルテ独自の教育に“自学自習”のサポートを付与し、新たな学びのスキームを構築
モノグサ株式会社のプレスリリース
モノグサ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:竹内孝太朗、畔柳圭佑)は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、株式会社コーセー(東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊、以下「コーセー」)のハイプレステージブランド『コスメデコルテ』を扱うビューティコンサルタント(以下「BC」)の美容専門知識の記憶定着に2024年6月末より本格導入が決定したことを発表します。
DECORTÉ事業部におけるMonoxer導入背景
モノグサが提供するMonoxerは、あらゆる知識を確実かつ最小限の負荷で身につけることができる“記憶のプラットフォーム”です。記憶したい知識事項をMonoxerにインポートすると、記憶定着のために最適な問題を生成します。学習者は問題を解き続けることで、効果的に記憶を定着させることができます。
また、Monoxerはリアルタイムで一人ひとりの学習内容を解析し、知識の定着度合いを可視化します。その情報をもとに、出題する問題の難易度や頻度を一人ひとりに合わせて自動で最適化します。
Monoxerは、塾および学校を中心とした教育現場で、記憶定着を支援するためにさまざまな教科や用途で活用されています。近年では企業における活用実績も増えており、営業活動に必要な商材知識の習得やファイナンシャル・プランナー資格取得など、専門的な業務を遂行する上で必要な知識事項の記憶定着を支援しています。
この度、コーセーのDECORTÉ事業部における人材教育にMonoxerを活用することで、より質の高い人材教育が可能になります。
従来、テキストを使用して個人の進捗に委ねられていた専門知識の習得は、Monoxerによりスマホを活用して隙間時間(任意)で効率的に学習できるようになります。
これにより、必要な知識事項を「見るだけ」や「読むだけ」ではなく、「使えるスキル」として記憶定着することができます。
また、学習状況が記憶度として可視化されるため、現場ではより客観的にBCの知識やスキルを評価できるようになります。
DECORTÉ事業部におけるMonoxer試験導入の結果
コスメデコルテのBC41名を対象に、2023年11~12月にかけてMonoxerの試験導入を行いました。美容に関する専門知識のコンテンツをMonoxerに搭載し、記憶の定着を図るためにMonoxerを活用しました。12月には、Monoxerの「小テスト機能」を利用して確認テストを実施しました。
学習対象者となった41名について、Monoxerの利用状況と確認テストの結果を分析いたしました。利用状況を4群に分けて小テストの得点率を見たところ、A群(学習完了率:0%)は61%、B群(学習完了率:0%超〜50%未満)は83%、C群(学習完了率:50〜80%未満)は96%、D群(学習完了率:80%以上)は99%の得点率となりました。また、上記グラフの通り、A群からD群に進むにつれ、スコアのばらつきも小さくなっていることも明確になっており、Monoxerで学習することが知識の定着につながっていることが確認できました。
加えて、学習後に学習対象者に対し、アンケートを用いてMonoxerによる学習効果実感の有無を5段階で確認したところ、「効果が実感できない」「効果があまり実感できない」というネガティブな回答は僅か2名にとどまり、ほとんどの受講生が学習効果を実感していました。
これらの結果を受け、コーセーのDECORTÉ事業部では、2024年6月より、約800名の利用者を想定したMonoxerの本格導入を決定いたしました。
DECORTÉ事業部におけるMonoxerの活用について
DECORTÉ事業部では、Monoxerを活用した新たな学びのスキームを構築しました。これまで実施していたトレーニング、特化研修、OJTに加え、BCの自学自習をサポートします。これにより、BCに通勤時間や休憩時間といった「隙間時間」を有効活用した学びの機会を提供しています。
また、Monoxerの管理画面ではBC一人ひとりの学習状況や進捗を確認できるため、今後のカリキュラム立案にも活用される予定です。
コスメデコルテ担当者のコメント
コスメデコルテでは、より質の高いBCの育成を通じて、多くのお客さまに「きれい」の価値を提供することを目指しております。Monoxerによる適切な問題の自動生成(AI)、学習状況の可視化、学習計画などの機能は、我々にとって非常に画期的であり、BCにとっても楽しく、継続して利用できると感じております。Monoxerというこれまでにない新たな学びの機会を提供することで、BC一人ひとりのカウンセリング力の更なる質の向上に繋がることを期待しております。
『コスメデコルテ』について
1970年にデビューしたコスメデコルテは、当社の持つ先端技術の粋を集めた高付加価値ブランドです。ブランド誕生以来、妥協することなく独自の美を追求してきたクラフトマンシップと真のエレガンス(“気品”=KIHIN Elegance)を継承し、世界中のお客さまに「誇りある美」を提供しています。
コスメデコルテはコーセーの重点グローバルブランドの1つとして、世界15の国と地域(日本、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリア)で展開しています。
◇DECORTÉ 公式オンラインブティック: https://www.decorte.com/
◇Maison DECORTÉ: https://www.cosmedecorte.com/maison
「モノグサ株式会社」について
モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。
記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。
人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。
その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。
つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。
【モノグサ株式会社】
本社 : 〒102-0072 千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル7階
設立 : 2016年8月10日
代表者 : 代表取締役CEO 竹内孝太朗、代表取締役CTO 畔柳圭佑
事業内容 : 記憶のプラットフォーム 「Monoxer」 の開発と運営
U R L : https://corp.monoxer.com/