株式会社KINSのプレスリリース
これにより、KINSの 累計資金調達額は約35億円となりました。
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調達資金の使途
今回の資金調達の使途は以下の通りです。
01 | ポリアミン産生乳酸菌の商業化
KINSの独自菌をB2C事業及びB2B事業の両方で世の中に届けるための、研究、PR活動及び体制構築への投資
02 | 研究ケイパビリティの強化
マイクロバイオーム創薬研究の本格化に向けた研究員の採用・ラボの拡張・設備の購入など、研究開発能力を強化するための投資
03 | コンシューマーヘルスケア事業の強化
自社EC及びECモールチャネルにおける更なる販売促進及びユーザーの獲得
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KINSの実績
近年、細菌叢(マイクロバイオーム)研究の進展により、腸内・皮膚・口腔内等の菌と疾患の関係が明らかになりつつあります。世界各国で腸内細菌を活用した先進医療が開始されるとともに、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患や精神疾患など、様々な疾患に対するマイクロバイオーム医薬品の開発が急速に進んでいます。
KINSは、累計10万人超のユーザーを抱え皮膚・腸内・口腔内などマイクロバイオームがかかわる部位を対象として20以上のプロダクトを展開するコンシューマープロダクト事業、日本にて2院の動物病院・シンガポールにて1院のヒト向けクリニックを展開するクリニック事業、約20,000検体にものぼるヒト皮膚常在菌を郵送で回収し解析する独自の菌バンクプラットフォームを活用した研究をかけ合わせる独自のビジネスモデルを通じて、疾患・症状への効果が期待される皮膚及び腸内の複数の独自菌獲得に成功しています。直近では、ポリアミンの合成能力が高い特殊な乳酸菌を複数入手しており、これらの菌をプロバイオティクスとして有効利用することでアンチエイジング他の健康効果をもたらすプロダクトの開発や、菌自体の原料 としての販売準備を進めています。
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今後の展望
これまでKINSは、菌をケアすることを世の中の当たり前にし、慢性疾患/症状の根本解決に貢献することを目標にB2C事業を中心にソリューションをユーザーおよび患者の皆様に提供してきました。一方で、何らかのアレルギーを抱える人は日本人の約2人に1人とも言われているなど*、慢性疾患/症状は現代の大きな課題です。日本のみならず、成長著しいアジアにおいても、経済発展に伴って慢性疾患/症状の増加が社会問題になっていきます。そして、多くの慢性疾患/症状に、腸内、皮膚、口腔内他のマイクロバイオームの状態が影響していることが判明してきています。
今後は、このたび弊社の株主として参画いただいた事業会社の皆様とも連携しながら、自社プロダクト及び独自菌原料を広く世の中に届けるため、B2C事業に加えてB2B事業での展開を加速してまいります。
具体的には、鈴与株式会社・静岡キャピタル株式会社とはKINSのポリアミン産生乳酸菌の販路開拓の面で、パナソニック株式会社とはマイクロバイオームに着目した商品の共同開発・販売の面で、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社とは菌検体の国際輸送や独自菌のバックアップ保管・輸送の面で、シナジーを追求してまいります。加えて、楽天グループ株式会社との連携を通じて、好調のECモール店舗を含むB2C事業の更なる拡大をはかります。
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引受先の皆様からのコメント
鈴与株式会社 代表取締役社長 鈴木健一郎
昨今、社会的な健康課題の一つとなっている慢性疾患に対して予防療法・根本治療が求められているなか、マイクロバイオームに着目した独自の技術と優れた研究開発力によって根本的な解決を目指すKINS社の挑戦に大きな期待を寄せるとともに、当社グループの経営資源との連携によってKINS社が取り組む社会課題の解決と同社事業発展の一助となる支援ができれば幸いです。
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 常務執行役員 大辻智
慢性疾患などを根本的に解決するという思いのもと、日本国内にとどまらずアジアの複数国で事業展開をされているKINS社に資本参画させて頂きました。海外クリニックから国内のラボや保管施設へと、厳格な温度管理が求められる菌検体等の輸送をEnd to Endで担うことにより、KINS社のグローバル展開を積極的に支援してまいります。 また、KINS社と共にマイクロバイオーム領域のロジスティクスソリューションを共創し、ヘルスケア業界のお客様にさらなる価値を提供していきたいと考えております。
パナソニック株式会社 CVC推進室 室長 郷原邦男
今後のビューティ・ヘルスケア事業においては、KINS社が保有する菌ケアに着目したスキンケアに加え、ヘアケア・サプリメントなどの剤に対する深い理解が、新たに顧客満足度の高い商品・サービスを開発する上で重要と考えています。お互いの強みを引き出し、より多元的な課題へのアプローチを目指していきたいと考えています。
楽天グループ株式会社 副社長執行役員 高澤廣志
菌の研究とその応用が各領域で進む中、KINS社は、菌に関する豊富な知見を活かしたB2Cの商品展開に加え、クリニック・ラボも運営しているという点で非常にユニークなビジネスモデルだと考えています。楽天グループが運営するマーケットプレイスでの販売支援を含め、今後の事業発展に向けて積極的に連携してまいります。
静岡キャピタル株式会社 営業部シニアディレクター 山内栄二
慢性疾患へ真摯に向き合いここまで事業を拡大されてきた下川代表をはじめとするKINSチームの皆様とご一緒できることを大変嬉しく思っております。KINS社はマイクロバイオーム研究で国内をリードする存在であり、弊社としても商品開発や独自菌の研究で大きなポテンシャルを感じて出資させていただきました。静岡県は医薬品や健康食品の生産拠点が数多く存在しています。 静岡キャピタルとして地域の企業様と連携しKINS社のご支援を行ってまいります。
代表取締役社長 下川穣 より
今回の資金調達により、私たちの研究成果を広く社会に提供する体制がさらに強化されたと感じております。KINSに新たに投資いただいた皆様に感謝し、様々な市場においての事業シナジーの実現を通じてポリアミン産生乳酸菌をはじめとする独自の菌原料及びKINSのソリューションを世の中に届けていきたいと考えております。
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KINSについて
KINSは、1,000兆個と言われる全身の菌(常在菌)をケアすることを提案し、研究、開発、販売までを一気通貫して行う、マイクロバイオームに特化したヘルスケア企業です。累計10万人超のユーザーを抱え、皮膚・腸内・口腔内などマイクロバイオームがかかわる部位を対象として20以上のプロダクトを展開するコンシューマープロダクト事業、日本にて2院の動物病院・シンガ ポールにて1院のヒト向けクリニックを展開するクリニック事業、約20,000検体を超えるヒト皮膚常在菌を郵送で回収し解析する独自の菌バンクプラットフォームを活用した自社ラボでの研究をかけ合わせる独自のビジネスモデルを通じて、疾患・症状への効果が期待される皮膚及び腸内の複数の独自菌獲得に成功しています。直近では、ポリアミンの合成能力が高い特殊な乳酸菌を複数入手しており、これらの菌をプロバイオティクスとして有効利用することでアンチエイジング他の健康効果をもたらすプロダクトの開発や、菌自体の原料としての販売準備を進めています。加えて、マイクロバイオーム創薬シーズの研究開発を進めております。KINSはこれからも、菌ケアすることが当たり前である世の中の実現を目指します。
【 KINS 】ヒト向け事業
■独自菌原料及び創薬シーズの研究開発
■クリニック運営
■サプリメント・化粧品の開発・販売
【 KINS WITH 】犬猫向け事業
■ 動物病院運営
■ サプリメント・デンタル商品の開発・販売
KINS Corporate SITE：https://corporate.yourkins.com/
https://prtimes.jp/a/?f=d48644-70-54ab1a975d5deb0521549e73e215e326.pdf
