資生堂ビューティークリエイションセンター提案 2024年秋冬のトレンドメイクアップ~ロマンティックとほんの少しの’毒っ気’をミックスさせた 「ビターロマンティックメイク」~

株式会社資生堂のプレスリリース

 資生堂ビューティークリエイションセンター※1では、メイクやヘアの現在と未来を探る「ビューティートレンド研究※2」を1987年より行っています。世界のコレクション情報や、一般の方へのヒアリング※3、国内女性雑誌・SNSのビューティー傾向などを総合的に分析した上で、資生堂ヘアメイクアップアーティストの独自視点を掛け合わせ、最新のメイクのトレンドを予測しています。

 24年春夏までは「原点や本質に立ち戻る」という意識が強く、上質でミニマル、オーセンティックなメイクアップが主流となっていましたが、秋冬にかけては典型的に美しいメイクアップだけでなく、個性のある多面的なメイクアップ表現が注目されていくと予測します。そこで24年秋冬は少し強さの感じる、ロマンティックとほんの少しの’毒っ気’をミックスさせた 「ビターロマンティックメイク」を提案します。

  ビターロマンティックメイク<メインLOOK>
     大人のビターロマンティックメイク

《ビターロマンティックメイク》

 24年秋冬のメイクアップは、Z世代を中心に2年以上人気が続いている、目より下にボリュームをおき、ほおの余白を埋める「下重心メイク」をアップデートします。コレクションのメイクアップの中で、新しい兆しとして現れた’毒っ気’をアイメイクにほんの少し取り入れ、さらに、ほおの高め・中央寄りのチークでロマンティックなムードを演出した「ビターロマンティックメイク」を提案します。

<メインLOOK>

■「ビターロマンティックメイク」のポイント

1.アイメイク

 自分自身の持つ、肌の赤みやくすみを活かしたカラーをチョイスすることで、肌の色から浮くことなく、目もとの存在感を出します。

A. 透け感のあるラメアイシャドウをアイホール全体に塗布します。

B. 肌なじみのよいピンクのアイシャドウを下まぶたと上まぶたの

目尻に重ねます。

C. ピンクブラウンのアイシャドウを下まぶたの際になじませます。

D. レッドのアイシャドウを黒目の下にぼかし入れます。

・アイラインは、長めに引き、下まつ毛の際にも、点で埋めるように描いていきます。

・マスカラは、セパレートするように上下のまつ毛に塗布した後、下まつ毛にさらに重ねづけをします。

2.チーク

 ほおの高め・中央寄りの位置に、淡い発色のチークを広めにぼかし、発色のよいチークを起点部分に重ね塗りすることで、内側から発色しているような繊細なグラデーションとなり、ロマンティックさを引き立てます。

A. 淡い発色のチークをぼかし広げます。そのままのブラシで

鼻先の少し下にもチークをぼかします。

B. 黒目の下に、発色のよいチークを重ねて、グラデーションに

していきます。

C. ほお骨の高い位置からこめかみにかけて、余白を埋めるように、

肌なじみのベージュ系のチークでふんわりぼかし仕上げます。

その他のパーツ

トーンアップ効果のあるラベンダーカラーの下地を薄く顔全体になじませ、顔の中心からファンデーションを塗布します。全体にルースパウダーブラシで顔全体に塗布し、透明感を意識した薄膜ツヤ肌に仕上げます。

アイメイクに合わせ、明るめの眉に印象に仕上げます。眉マスカラを塗布し、眉毛が足りない所のみをアイブロウ ペンシルで1本1本書き足していきます。

口もと

 唇の輪郭を丸く描き、ふっくらリップに仕上げます。

■大人の「ビターロマンティックメイク」

 24年秋冬に提案する「ビターロマンティックメイク」をさりげなく取り入れたい方は、透け感やツヤを纏わせ、”柔らかさ”をプラスするのがおすすめです。メインLOOKからの、チェンジポイントはふたつです。

1.チーク&ハイライト

 甘さとハリ感を叶える、ハイライトを重ねた立体感チークにチェンジします。

A.淡い発色のチークを、黒目の下からこめかみに向かって、ぼかし

広げます。

B.そのままブラシに残ったチークを、目の下に入れていきます。

・ハイライトは、チークを囲むように広めに重ねることで、肌なじみとハリ感をプラスします。

2.アイメイク

 透け感のあるアイテムにチェンジし、自然な下重心メイクを演出します。

A.繊細な輝き感のある肌なじみのよいピンクのアイシャドウを、アイホール全体に塗布します。

B. ピンクベージュのアイシャドウを、下まぶたに広めに塗布します。

C. ウォームベージュのアイシャドウを、下まぶたの際になじませます。

D. 透け感のあるレッドのアイシャドウを、黒目の下にぼかし入れます。

・アイライナーは、上まつ毛の間を埋めるように、目頭から目尻まで細く描きます。下まつげは、リキッドアイライナーで、まつげの際を点で埋めるように描いていきます。

・マスカラは、セパレートするように上下まつ毛に塗布します。

■コレクション傾向 

 ファッションでは、24年春夏に一大トレンドとなった「クワイエットラグジュアリー」の主要な要素であった「洗練されたミニマルなデザイン」や、「上質な素材でできたタイムレスなスタイル」といった「原点や本質に立ち戻る」傾向は、24年秋冬には勢いが衰え、「クワイエット」とは逆方向の新たな動きが生まれています。例えば、アイテム1点1点はシンプルだとしても重ね着などスタイリングで奇抜さを演出し、あえてミスマッチな色合わせで違和感を出すなど、「個性」や「強さ」を主張する動きが現れました。

 メイクアップでも24年春夏の上質でミニマルな表現から、24年秋冬はややボリューム感がアップする傾向にあります。さらに日常を感じつつもどこかに違和感のある要素を取り入れたメイクアップが登場しています。普段ならカバーする目の下のクマを、温かみのある色であえて誇張したり、相反する要素を組み合わせたりすることで、「違和感」と「心地良さ」を混在させ、ともすれば不気味に見えてしまうような’毒っ気’がありつつも、ロマンティックなメイクアップ表現になっており、今回の提案は、この傾向に注目をしました。

■国内女性雑誌・SNSからのビューティー傾向と一般の方へのヒアリング 

 今回収集した国内ビューティー傾向からは、「幼さ」や「自分らしさを追求」するという共通点が見られました。生活者は透明感のある肌や顔立ちに合わせた眉を描くなど、「自分らしさ」を活かし飾り立てすぎないメイクアップを好んでいることがわかりました。特に、素肌が美しく見える仕上がりにするために、赤みなどの色むらをカバーしながら、さらにトーンアップ効果のある下地のニーズが高まっています。またチークを、ほおの高め・中央寄りに入れたり、横に広くぼかすことで、幼さや優しい印象を演出しています。

《ヘアメイクアップアーティスト紹介》

■「ビターロマンティックメイク」 メインLOOK

・メイクアップ担当: 松井 怜 (Rei Matsui)

ファッション誌や東京コレクション、女性雑誌の撮影にヘアメイクとして携わる。特にファッション関連やトレンド感のあるヘアとメイクに定評がある。

HP:https://hma.shiseido.com/jp/member/matsui/?rt_pr=trq79

Instagram:https://www.instagram.com/rei.matsui/

・ヘア担当: 阿保 麻都香 (Madoka Abo)

ビューティートレンド情報分析を担当。

ファッショントレンドを取り入れたヘアメイクや商品開発に定評がある。

HP:https://hma.shiseido.com/jp/member/abo/?rt_pr=trq79

Instagram https://www.instagram.com/abo_hm_works/

■大人の「ビターロマンティックメイク」 LOOK (サブLOOK)

・メイクアップ担当:寺田 祐子 (Yuko Terada)

ブランド担当として商品開発や広告撮影に携わる。最先端のトレンドとリアルライフビューティーをつなぐヘアメイクの提案が得意。

HP:https://hma.shiseido.com/jp/member/terada/?rt_pr=trq79

Instagram:https://www.instagram.com/terada.yuko/

・ヘア担当: 西森 由貴 (Yuki Nishimori)

ニューヨーク、パリ、東京のファッションウィークでヘアメイクとして活動。ファッションのヘアメイク、最新トレンドを生活者のリアルに落とし込むことが得意。

HP:https://hma.shiseido.com/jp/member/nishimori/?rt_pr=trq79

Instagram:https://www.instagram.com/nishimoriyuki____/

《コレクション分析》

・資生堂ファッションディレクター 呉 佳子 (Yoshiko Go)

ファッショントレンド研究担当。ファッションのウラに潜む新しい時代のムードを読み解き、分かりやすく解説する。新聞やモード誌への寄稿、セミナーでの講師経験多数。花椿オンラインでコラムを連載中。

※1 資生堂ビューティークリエイションセンター:プロのヘアメイクアップアーティストが約40名在籍し、宣伝広告のヘアメイクアップ、メイクアップ商品のカラークリエイションをはじめ、NY、パリ、東京などで開催されるファッションショーのバックステージで活躍し、最先端のトレンド情報をグローバルに発信している。

資生堂ビューティークリエイションセンターWebサイト

https://hma.shiseido.com/jp/?rt_pr=trq79

アーティスト公式Instagram

 https://www.instagram.com/shiseido_hma/

※2 資生堂のビューティートレンド研究:資生堂は1987年に「ビューティートレンド研究」を開始。ヘアメイクアップアーティストが在籍する強みを活かして、美容・ファッションの動向を分析し、未来のビューティー傾向をいち早く予測して、ヘアメイクを提案する独自の取り組み。商品開発やマーケティング、R&D に役立てている。

※3 一般の方へのヒアリング:美容感度の高いインフルエンサーなど各世代十数名へのヒアリング調査。

《モデル使用アイテム》

■「ビターロマンティックメイク」 メインLOOK

肌/チーク

マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース NEO ラベンダー

マキアージュ ドラマティックエッセンスクッション グロウ(8/21発売)

マキアージュ ドラマティックエッセンスヴェール ルースパウダー シアーラベンダー

SHISEIDO インナーグロウ チークパウダー 04 Aura Pink

SHISEIDO インナーグロウ チークパウダー 03 Floating Rose

インウイ チーク 04 (8/21発売)

インテグレート ふわ眉マスカラ BR371(7/21発売)

インウイ アイブロウペンシル 04 ピンクブラウン

目もと

マキアージュ ドラマティックアイカラー PK142 バニラシュガー

クレ・ド・ポー ボーテ オンブルクルールクアドリ 9 Pink Coral Shells 

インウイ アイカラー 07 (8/21数量限定品)

マジョリカ マジョルカ ラインエキスパンダー BR713

マキアージュ ドラマティックエッセンスマスカラ(ロング&カール) BK990 リアルブラック

口もと

SHISEIDO テクノサテン ジェル リップスティック 404 Data Stream

■大人世代の「ビターロマンティックメイク」

肌/チーク/ハイライト

マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース NEO ラベンダー

マキアージュ ドラマティックエッセンスクッション グロウ (8/21発売)

マキアージュ ドラマティックエッセンスヴェール ルースパウダー シアーラベンダー

SHISEIDO インナーグロウ チークパウダー 04 Aura Pink

SHISEIDO オーラデュウ プリズム イルミネーター 01 Ursa

インテグレート ふわ眉マスカラ BR371 (7/21発売)

インウイ アイブロウペンシル 04 ピンクブラウン

目もと

クレ・ド・ポー ボーテ オンブルクルールクアドリ 9 Pink Coral Shells

マキアージュ ドラマティックアイカラー RD532 カシスボンボン

SHISEIDO マイクロライナーインク 02 Brown

マキアージュ シークレットシェーディングライナー

インウイ マスカラ 01 アッシュグレー

口もと

SHISEIDO テクノサテン ジェル リップスティック 404 Data Stream

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